憩の園の吉岡黎明会長が表敬訪問

  社会福祉法人「救済会」運営の老人ホーム「憩の園」の吉岡黎明会長が2009年5月22日に商工会議所を表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に老人ホームの運営費やコミュニティパビリオン「Shibata Miyakoshi」の備品購入費捻出などのために7月にバザー開催を予定しているが、6月19日の商工会議所の懇親昼食会でバザーの案内を行い、会員企業の協力を依頼する。

  商工会議所では相互啓発委員会の寺本久男委員長の時に憩の園のバザーに参加して協力、高齢化が進んでいる中で尊い精神と共に支援している憩の園への支援を継続する。

  憩の園は1958年の日本移民50周年記念の都市に設立、グアルーリョス市に10アルケールの敷地に老人ホームがあり、特別介護が必要な大半が80歳以上の老人などが入居している。

20090522 憩の園

左から平田事務局長/社会福祉法人「救済会」の吉岡黎明会長

サウジ投資ファンドがブラジル国内で農地購入

 石油収入の余剰資金投資先を探しているサウジアラビアの投資ファンド代表は将来の自国の食料供給確保のために、来週、ブラジル国内の農地購入目的で経済ミッションの一行と共にブラジルを訪問する。

 リビアはすでにブラジル国内での農地購入を決めているが、またラテンアメリカ向けに5億ドルの投資金を確保、サウジアラビアはスーダン、ウクライナ、パキスタンやタイなどの農地購入を検討している。

 サウジの投資ファンドはインドネシアの50万ヘクタールの米作農地やパキスタン国内の100万ヘクタールの農地購入プロジェクトを検討しているが、500万人以上が餓死の危機に瀕しているスーダンで小麦や米生産に1億ドルを投資している。{2009年5月22日付けエスタード紙}

 

 

5ヶ月連続で銀行金利低下

 年利が10.25%まで低下した政策誘導金利(Selic)の低下に伴って、銀行のクレジットなどの金利は5ヶ月連続で低下してきているが、不渡り増加や下がらないスプレッド金利などの要因で僅かな金利減少となっている。

 サンパウロの消費者保護センター(Procon)の10銀行の金利調査では4月の個人向けクレジット月利は5.74%であったが、現在は5.57%に低下している。

 また特別小切手と呼ばれる最も金利の高い口座借越残の月利は先月よりの0.14%低い8.89%に低下しているが、年利では177.94%と世界でも最も高い金利となっている。

 連邦政府の要請で4月下旬にブラジル銀行のアントニオ・リマ・ネット総裁の替わりに、アウデミール・べジーニ総裁が就任して大幅な金利低下が予想されていたが、ブラジル銀行の個人向けクレジット月利は4月の4.60%から僅かに0.02%減少の4.58%、口座借越残の月利は据置かれている。{2009年5月22日付けエスタード紙}

 

 

ヴァーレ社は今年の投資を36.5%削減

 世界金融危機の影響を受けて世界的に鉱物資源の需要が減少しているために、ヴェーレ社は今年の投資予算をコスト削減、レアル通貨の下落並びにプロジェクト投資の先送りなどの要因で、投資総額の36.5%に相当する52億ドルの削減を余儀なくされている。

 ヴァーレ社はすでに1,300人の人員削減や集団休暇などでコスト削減を図ってきたが、レアル通貨の下落で資本財やサービスなどドル決済部門が圧迫されているために、投資部門の削減に迫られている。

 今年のニッケル鉱山開発予算は13億8,100万ドルであったが、世界的な需要減などで18.2%の予算削減を余儀なくされ、長期投資としてオンサ・プーマ鉱山、ゴロ鉱山、トーテン鉱山やサロボ鉱山開発向けに79億ドルの予算が割り当てられていた。

 また世界的鉄鉱石需要の落込みでパラー州のカラジャス鉱山並びにセーラ・スール鉱山を中心に、鉄鉱石開発予算が45億5,400万ドルから28億5,300万ドルに削減される。

 特に今年のカラジャス鉱山は1億3,000万トンの生産が予定されていたが、鉄鉱石開発予算が7億9,800万ドルから4億5,500万ドルに削減、また2013年までのロジスティック部門への予算も120億ドルから114億ドルに削減される。{2009年5月22日付けエスタード紙}

 

 

南米安田保険は創立50周年記念式典を盛大に開催

   創立50周年を迎えた南米安田保険(米倉立二郎社長)は損保ジャパン本社の佐藤正敏取締役社長 を迎え2009年6月3日午後7時30分からカーザ・ファザーノで創立50周年記念パーティを盛大に開催した。式典には在サンパウロ総領事館の大部一秋 総領事をはじめ大勢の顧客、ブローカーおよび行政当局また会議所関係者など約300名が参加した。

   司会者はグローボ局の有名なジャーナリストのエバリスト・コスタ氏が務める等、同社半世紀の歩みをまとめた映像が会場の大スクリーンに映し出され会場をドオッーと沸かした。歴史の変遷と時代背景が手に取るように解り、そのユニークな企画から南米安田の将来に向けた創造的な斬新さが垣間見られた。

   初めに本社損保ジャパンの佐藤正敏社長が出席者の方々に対し丁寧に御礼を述べた後、昨年、損保ジャポンは創立120周年を迎え、更なる事業基盤強化に向 け、日本興亜損害保険と経営統合を決定、新たな保険グループを創設、成長分野である海外事業にも重点的に経営資源配分を行っている事を強調。

   50周年を迎えた企業保険分野や内部管理体制に強みを持つ南米安田の事業拡大のために、ブラジル保険業界で個人保険分野や営業力に強みを持つマリチマ・セグーロス社に50%の資本参加を決定、ブラジルに於ける損保ジャパングループの保険事業を、さらに大きく拡大して行きたいと力強く挨拶した。

   続いて南米安田保険の米倉社長は初めに大部一秋総領事を初め多くの来賓の参加に対して丁寧に御礼を述べ、極めて流暢なポルトガル語で「ブラジルで50年間 も営業活動が継続できたのは寛大なブラジル社会と移民100年を迎えてブラジル社会で信頼されている日系コニュ二ティのお蔭であり、更なる同社のブラジル での事業拡大のためにマリチマ・セグーロス社に資本参加を決定したが、今後も損保ジャパンのお客様第一の経営理念でブラジル社会に貢献するために、皆様の ご支援をよろしくお願い致します」と挨拶した。

   大部一秋総領事ほか関係諸団体長などの来賓が紹介された後で夕食会が始まり、ブラジルの超一流歌手のエルバ・ハマーリョが素晴しいショーで創立50周年記念パーティに花を添えた。商工会議所からは田中信会頭、平田藤義事務局長がお祝いにかけつけた。

  ブラジル保険会社Maritima Seguros社の株式取得プレスリリース

   単刀直入・簡潔明瞭、ユニークさで定評のある米倉社長から同社の創立50周年記念式典の招待に預かり参加させていただいた。式典をブラジル風のショーにアレ ンジ、有名なニュース・キャスターや一流歌手が出演、参加者を大いに沸かした。本社社長の冒頭挨拶の一節にポ語を挿入する配慮、米倉さんは徹頭徹尾、流暢 なポ語だけによるスピーチなど全く印象的だった。

   半世紀の間、南米安田で馴染み・親しみがある歴 史の重みとブランド力に加え、その式典には、本社損保ジャパンから佐藤社長が駆けつけ、成長分野である海外事業の展開に対し重点的に経営資源を配分、同グ ループでは過去最大規模の約150億円を、当地マリチマ・セグーロス社に出資宣言、南米安田は今又さらなる飛躍のスタートを切った。

   同グループは常に「お客様第一」主義、節目を新たな出発点とし何時の時代、何処の世界でも共通する普遍の経営理念に徹する限り、南米市場制覇は約束されてい るも同然だ。将来もより一層の活躍と発展を祈りたいと、平田事務局長は最近の進出会員企業各社の目覚しい躍進・健闘振りを褒め称え、慶びを隠しきれない様子で語った。

労働問題研究会に31人が参加して開催

  企業経営委員会(松田雅信委員長)の労働問題研究会が2009年5月21日午後4時から6時まで 31人が参加して開催、ネルソン・スギモト弁護士が司会を担当、初めにガイア、シルバ&ガエダ法律事務所のガブリエラ・ヴァウブリニ弁護士が「労働災害」 について2007年の労災件数は50万件以上に達してGDP比4.0%に相当、業務災害、通勤災害、労災コンセプト、労災保険の適用や申請などについて講 演を行った。

  続いてKPMG社のアドリアナ・ロジ弁護士とエリミアノ・フェーロ弁護士が「MANDA」について電子ファイルマニュアル、罰金、各ブロックのチェックリストの注意点、電子ファイル有効証明システムなどについて講演を行った。

講演者のガイア、シルバ&ガエダ法律事務所のガブリエラヴァウブリニ弁護士/司会のネルソン・スギモト弁護士

20090521 労働問題研究会 2

講演者のKPMG社のエリミアノ・フェーロ弁護士/アドリアナ・ロジ弁護士

20090521 労働問題研究会 3

熱心に講演を聞く31人の参加者

2014年のワールドカップ開催で都市インフラ投資

 2014年にブラジルで開催されるサーカーのワールドカップの参加を目指して17都市が候補に名乗りを挙げているが、国際サーカー連盟(FIFA)が今月末までに開催地12都市を発表する。

 6月初めにはルーラ大統領が開催地に選ばれた州知事や市長を招集して、連邦政府と共に都市開発やインフラ整備開発などについて会合を予定している。

 2007年にリオで開催されたパンアメリカン大会では42セクターに100億レアルが投資されたが、リオ州とリオ市の投資は35億レアル、残り67億レアルは民間からの投資であった。

 パンアメリカン大会では連邦、州政府、市役所や大会委員会の100万レアルの投資に対して、経済効果は189万レアルであったと経済統計院(Fipe)では計算している。

 サンパウロ市、リオ、ブラジリア、ベロ・オリゾンテ、ポルト・アレグレ並びにクリチーバ市の当選は確実視されているが、北東地域ではサルバドール市、フォルタレーザ、レシーフェ並びにナタル市が選ばれると見込まれている。
 
 しかしアマゾナス地域ではアクレー州のリオ・ブランコ市、パラー州のベレン市を抑えてアマゾナス州のマナウス市が有望であるが、パンタナル地域ではカンポ・グランデ市もしくはクイアバ市かは予想が難しい。

 ワールドカップ開催に向けてリオ市では地下鉄の延長、環状線道路やバス専用道路などの建設が予定されているが、開催都市では空港や滑走路の拡張など経済成長加速プログラム(PAC)同様に官民共同投資が予定されている。{2009年5月21日付けヴァロール紙}

 

 

ペトロブラスはトルコと黒海で石油開発で調印

 サウジアラビア、中国に次いでトルコを訪問しているルーラ大統領一行のペトロブラスは国営トルコ石油公社TPAOとの間で、黒海沿岸のトルコ領内での石油・天然ガス共同開発に関して明日に調印する。

 またブラジルは2013年のトルコとの二国間貿易は現在の5倍に相当する100億ドルを目指しているが、最初の訪問国であるサウジアラビアの経済ミッション団は次週にブラジルを訪問して、特にアグロビジネスでの投資を検討する。

 トルコとの間ではペトロブラスが8億3,000万ドルを投資して黒海での石油開発を行なうが、黒海での石油開発はエクソンに次いでペトロブラスが2番目となる。

 しかしペトロブラスはトルコと国境を接するイラクでトルコとの石油共同開発を目指しており、同国の石油埋蔵量は1,800億バレルと世界最大級の埋蔵量を誇っている。{2009年5月21日付けエスタード紙}

 

 

マンテガ財務相はGDPを0.7%から1.0%に引き上げ

 ギド・マンテガ財務相はパウロ・ベルナルド企画・予算管理相並びに経済班がすでに作成していた国会提出用レポートの中にある、ブラジルの今年の国内総生産(GDP)伸び率0.7%を1.0%に変更させた。

 金融市場関係者は今年のGDPの伸び率0.7%でも1.0%でも楽観的過ぎると見ており、マンテガ財務相は事前に経済班が経済パラメーターについて相談しなかったことに納得していない。

 今年のGDPの伸び率修正は2回目であり、3月に4.0%から2.0%、更に今回は1.0%に下方修正されているが、このレポートは連邦政府の補正予算作成の道標となる。

 経済政策担当のネルソン・バルボーザ局長は公共投資の増加並びにSelic金利の低下でGDPは伸びると楽観視しているが、大型公共投資の大衆住宅プロジェクト「私の家、私の暮らし」は未だに検討段階であるが、バルボーザ局長は下半期には着手されると見込んでいる。{2009年5月21日付けエスタード紙}

 

 

中銀、12億ドルの為替介入もドル下落

 昨日、中銀は5月8日のドル為替介入以来、最大となる12億ドルの為替介入を実施したにも関わらず、ドル値は0.34%下げてR$2.028と限りなくR$2.00に近づいてきている。

 今年のドルの為替はレアルに対してすでに23%も下落しており、中銀の平均為替介入は1億5,000万ドルであったが、昨日は平均の8倍に相当する為替介入を実施したにも関わらず、ドルの下落を支えきれていない。

 ドル通貨の下落要因として、海外投資金が5月初めの15日間だけで20億6,000万ドル流入、サンパウロ証券取引所(Bovespa)を中心にブラジル金融市場への投資は14億ドルに達している。

 今年の5月第2週までの貿易収支は輸出向け農産物コモデティティ商品の価格上昇で78億ドルを記録して、金融市場関係者の予想を大幅に上回ってドル通貨が大幅に流入している。

 また金融市場アナリストは世界金融危機で外国の金利が大幅に低下しているために、金利の安い海外金融市場で資金を調達して、ブラジル国内の金融市場に投資して、金利差を稼ぐキャリートレードが増加する傾向にあり、今後益々ドル流入が継続するために、ドル下落傾向に歯止めがかからない。

 昨年のサンパウロ平均株価は41%以上と大幅に下落した影響でブラジルの株価が割安となっているために、Bovespaへの投資が増加、またブラジルの政策誘導金利(Selic)は年利10.25%と最低レベルまで下げているが、欧米の金利と比較すると10%近くの金利差があるために、確定金利付きファンド向け投資の増加が予想され、R$2.00を割るのは数日以内と見込まれている。{2009年5月21日付けエスタード紙}