1月の法人向けクレジットは前月比24.8%減

1月の銀行の法人向けクレジット総額は前年同月比11.4%減少の845億レアルで2007年12月のレベルまで低下、前月比では24.8%減少してクレジット流動性の縮小が顕著になってきており、中銀のメイレーレス総裁が述べたクレジットは世界金融危機前までのレベルまで回復してきていることと相反している。

1月の個人向けクレジット総額は民間銀行の与信審査の厳格化の影響を受けて昨年8月よりも13.7%減少しているが、公立銀行のクレジットの拡大で減少に歯止めをかけている。

しかし法人向けクレジットの平均金利は前月の30.7%から31%、銀行スプレッドの年利も18.4%から18.8%とそれぞれ増加、2月のスプレッドは21.5%と更に上昇している。

1月の一般消費者向けクレジットは前月比1.6%減少の492億レアルと僅かに減少したが、銀行の与信審査の厳格化に伴って一般に特別小切手と呼ばれる月利9.9%の口座借越残やクレジットカードの利用を余儀なくされている。

支払い遅延90日以上の個人向けクレジットは前月の8.0%から8.3%、法人向けクレジットは1.8%から2.0%にそれぞれ上昇して不渡り率が大幅に上昇してきている。(2009年2月27日付けエスタード紙)

BNDESは大学向け新規クレジット枠

社会経済開発銀行(BNDES)は大学向けに新規クレジット枠を開設するが、今後は全国学力試験(Enade)の結果も審査の対象にする。

BNDES銀行では1997年から2008年中頃までに621大学を対象に総額5億2,500万レアルのクレジットを提供していたが、新規クレジットではクレジット申請の大学は新規プロジェクトを教育省に提出して審査を受ける必要がある。

新規クレジットはキャンパスの近代化や研究所の建設などが対象であり、大学の新設や運転資金としては適用されない。

今年初めのサンパウロ州内の大学入学者数は41.5%の大学で前年同期を下回り、入学者数は266の大学で前年比38%減少したが、26.8%の大学では入学者が前年を上回った。(2009年2月27日付けヴァロール紙)

ブラジル郵便電信公社は8億レアルの純益

郵便物と電報事業を独占しているブラジル郵便電信公社(ECT)の昨年の売上は前年比10%増加の110億レアル、純益は前年の8億2,900万レアルから8億レアルと僅かな減少に留まった。

昨年のドイツポストは米国事業の再編やポストバンクの業績悪化で16億9,000万ユーロの赤字を計上、航空郵便事業などを世界で展開するDHLは20億ユーロの赤字を計上して米国から撤退している。

今年1月から通信省、財務省、予算管理省や郵便公社関係者が郵便部門の近代化や新しい事業計画を検討しているが、ロジスティック関係の新規企業、ポストバンクのサービス拡大、マイクロクレジット事業などでECTの改革を図る。(2009年2月27日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

GMではブラジルを含む地域が唯一黒字を計上

昨年の世界全体のGM社は308億6,000万ドルの赤字を計上して2007年の387億3,000万ドルの赤字幅を下回ったが、苦しい経営を強いられて企業破綻の可能性もでてきている。

しかしブラジルを含むラテンアメリカ、アフリカ並びに中近東の統合地域LAAMの昨年の自動車販売数は130万台、売上は202億6,000万ドルで13億ドルの黒字を計上した唯一の地域であった。

しかし世界金融危機後の最終四半期のLAAM地域はブラジルとヴェネズエラでの自動車販売の落ち込み並びに為替損益が大きく影響して、1億5,400万ドルの赤字に転落している。(2009年2月27日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

第2回ワルツの夜の案内に文協の会員拡充委員会メンバーが表敬訪問

文協の会員拡充委員会メンバーでブラジル日本移民資料館の山下玲子リジア運営副委員長と同メンバーでTAKコンサルタントのテルコ・アラキ・カミツジ女史が商工会議所を2009年2月27日に表敬訪問、応対した平田藤義事務局長に会員拡充委員会主催で3月28日午後7時からリデルダーデ大通り602番のカーザ・ポルトガルで開催される「第2回ワルツの夜」について案内、ポルトガル料理を中心とした食事,楽団シントニアの演奏でオペラ歌手リリエルさんが出演、会費は150レアルで収益金は慈善団体に寄付するが、商工会議所会員の参加を呼びかけている。参加希望者はTel3208−1755、長谷さんまたはベッチさん、e-mail evento@bunkyo.org.br

 

左から文協の会員拡充委員会メンバーのテルコ・アラキ・カミツジさん/山下玲子リジア移民資料館運営副委員長/平田藤義事務局長

イタウーウニバンコ銀行の純益は100億レアル

昨年11月に合併したイタウーウニバンコ銀行の昨年の純益は100億レアル、総資産は前年比42.4%増加の6,327億レアルでそれぞれブラジルの銀行業界ではトップとなった。

昨年のブラジル銀行の純益は88億レアル、総資産は5,213億レアルでイタウーウニバンコ銀行に次いで2位を確保したが、両行の合併のシナジー効果は両行の金融システムのテクノロジー統合で大きな効果が現れてきている。

両行の合併でラテンアメリカ地域ではトップ銀行を目指しており、シティ銀行傘下のメキシコ2位のBanamex銀行買収に食指を動かしているが、欧米系の銀行との争奪戦が予想されている。

同行は先週金曜日に150人から200人のストックブローカー、ファイナンス部門や投資銀行関連部門での人員削減を発表したが、合併による余剰人員の整理を開始した。(2009年2月26日付けエスタード紙)

ブラジル銀行は法人、農業部門向けスプレッド引き上げ

世界金融危機の影響を受けてブラジル銀行は不渡り増加に備えて、最終四半期の法人向けクレジットのスプレッドを前四半期比で10.6%増加、クレジット総額は11.2%、収益性は14.2%それぞれ増加した。

最終四半期の平均法人向けクレジット金利は前四半期の6.6%から7.3%の増加、また農業部門向けスプレッドは前四半期比7.6%増加して平均金利は5.2%から5.6%に上昇している。

ブラジル銀行は不渡り増加に備えて最終四半期の貸倒引当金17億レアルを計上したが、法人向けクレジット増加もスプレッド上昇に結びついている。(2009年2月26日付けエスタード紙)

100万軒の大衆住宅プロジェクトは予算不足

ルーラ大統領は経済活性化対策として、2010年までに100万軒の大衆住宅建設プロジェクトを準備しているが、プロジェクト発表の遅れや勤続期間保障基金(FGTS)からのクレジット不足などが指摘されている。

サンパウロ住宅不動産売買・管理業者組合(SECOVI)のクレスターナ会長は100万軒の大衆住宅建設には連邦統合予算(OGU)からの予算枠が必要で、FGTSからの資金だけでは30万軒の建設も資金不足が発生すると見込んでいる。

大衆住宅は5万レアルが見込まれているが、優遇税制の導入で3万5,000レアルまで価格を引下げられる可能性があり、優遇税制導入のプロジェクト総額は 350億レアルが必要であるが、FGTSから200億レアル、地方自治体から10億レアルから20億レアル、民間銀行から20億レアルが予定されているが、100億レアルから120億レアルの資金が不足している。(2009年2月26日付けエスタード紙)

今年の貿易収支黒字は136億ドル

中銀の最終フォーカス・レポートでは今年末の政策誘導金利(Selic)は前回の10.5%から10.38%に下方修正されて市場関係者の予想を下回ったが、経済効果のインパクトが見込まれていない。

今年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回の4.69%から4.66%、総合市場物価指数(IGP-M)は4.25%から4.24%、貿易収支黒字は140億ドルから136億ドルにそれぞれ下方修正されている。

鉱工業部門の伸び率は前回の1.5%から1.3%、年末のドル値は前回同様R$2.30、経常収支赤字は250億ドル、海外からの直接投資は230億ドルが予想されている。(2009年2月26日付けガゼッタ・メルカンチル紙)