昨年のセメント販売は5,110万トン

9月の世界金融危機以前は建設不動産ブームに沸いてセメントの消費が拡大、昨年1年間のセメント販売は前年比14.3%増加の5,110万トンを記録、世界ランクでは6位を記録している。

また昨年12月のセメント販売は前年同月比11.0%増加の390万トンを記録して過去10年間の12月としては最高の販売量を記録したが、毎年12月は休暇と雨季で販売量が減少する傾向にある。

しかし世界金融危機以後はクレジットの流動性縮小や与信の厳格化、消費者心理の冷え込みで住宅販売や新規プロジェクトが凍結しているために、今年のセメント消費は大幅な減少が見込まれている。

しかしセメントメーカーは増産のための大幅投資を行なってきており、年間の消費6,000万トンを50%上回る9,000万トンの供給体制の投資計画を擁している。

国内生産の40%を占めるヴォトランチン・セメントは2010年までに新規3工場を建設するが、2012年までに総額32億レアルの投資を計画している。(2009年1月13日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

カーザ・バイアは昨年並みの売上を予想

家具・家電販売トップのカーザ・バイアは昨年9月の世界金融危機にも関わらず、2007年の売上130億レアルを上回る137億レアルを記録したが、純益は2億7,000万レアルから1億6,500万レアルに減少している。

同小売チェーンの顧客の大半は今のところ金融危機の影響を受けていないために、売上減少には結びついていないが、今年の純益を前年の1億6,500万レアルから1億レアルと減少を見込んでいる。

カーザ・バイアはブラジル全国に536店舗のチェーン網を展開しているが、昨年は履物輸出並びに旱魃の影響を受けた南大河州では12店舗を閉鎖、一時は同州に27店舗を擁したが、今では6店舗まで減少している。

今年は30店舗の新規開店を予定しているが、そのうちの20店舗はバイア州であり、同州のカマサリ市に2,400万レアルを投資して配送センターを建設中である。

また来年は北東地域のセルジッペ州、アラゴアス並びにペルナンブーコ州への進出を計画、昨年は聖市パライゾポリスの貧困地域に店舗を開店したが、売上は順調に伸びており、今年はリオ市ロッシーニャ地域での店舗開設を予定している。(2009年1月13日付けエスタード紙)

中国への農産物輸出は米国を抜いて1位に上昇

米国向け農産物輸出は10年以上も連続してトップであったが、昨年のブラジルの米国向け農産物輸出は2.4%減少して62億5,000万ドルで農産物輸出の8.7%に減少した。

しかし中国向け農産物輸出は前年比70%の大幅増加の79億3,000万ドルを記録して農産物輸出の11.0%を占めてトップとなったが、ヨーロッパ連合国への輸出は全体の33%の237億7,000万ドル、アジア向けは23.5%増加の168億5,000万ドル、北米自由貿易協定(Nafta)へは 10%増加の72億1,000万ドルであった。

昨年のブラジルの農産物輸出は前年比23.0%増加の718億ドル、農産物輸入が35%増加したにも関わらず、農産物の貿易収支は600億ドルの大幅黒字を計上してブラジルの輸出の36.3%を占めている。

農産物輸出では大豆輸出が牽引して180億ドル、食肉145億ドル、酪農製品は80%増加の5億4,100万ドルに達している。(2008年1月12日付けヴァロール紙)

ペトロブラスは石油化学コンビナート建設

ペトロブラス傘下のペトロキザ社はペルナンブコ州でヴィクーニャ社と石油化学コンビナート建設に40億レアルを予定していたが、ヴィクーニャ社が資本参加を撤退したために事業投資参加企業を探しているが、インド資本のRelianceの資本参加が有望となっている。

この石油化学コンビナートではPTA、PETや繊維フィラメント生産を予定しているが、ペルナンブコ繊維会社(Citepe)の60%、スアペ石油化学に50%の資本参加をしていたヴィクーニャ社の撤退に伴って、投資金の面でコンビナート建設に支障をきたしている。

ペトロキザは40%の資本参加を予定しているために、Reliance社以外にも資本参加をする企業が必要となっているために、年金ファンドやブラジルの投資銀行と交渉中である。(2009年1月12日付けヴァロール紙)

ブラジル銀行はクレジット部門を更に拡大

ブラジル銀行はヴォトランチン銀行への49.99%の資本参加で自動車クレジット部門を強化、資本参加前の自動車クレジット部門は56億レアルで市場占有率は4.0%であったが、資本参加後は140億レアルに増加した。

自動車クレジット部門のトップはFinaustriaとファイアット銀行を傘下に収めるイタウー銀行‐ウニバンコ銀行の471億レアルで市場占有率は34%を占めている。

2位はFinasaを傘下に収めるブラデスコ銀行の312億レアル、3位にはAymoreを傘下に収めていたレアル銀行を買収したサンタンデール銀行で237億レアルとなっている。

自動車クレジット部門は個人クレジットの35%を占めており、昨年末の自動車クレジット総額は前年比23.2%増加の1,367億レアルに達しているが、スプレッドは個人クレジットのスプレッド39.1%を大幅に下回る22.2%であった。

しかし全国自動車工業会(Anfavea)は昨年12月の自動車生産は前月比54.1%と大幅に下落、また昨年11月の90日以上の自動車ローンの支払い遅延は4.1%に達して、前年12月の3.0%から上昇しているが、個人向けクレジットの平均支払い遅延率は7.8%であった。

ヴォトランチン銀行への資本参加でブラジル銀行のクレジット市場占有率は20.61%、イタウー-ウニバンコ銀行15.26%、ブラデスコ銀行 12.83%、サンタンデール銀行10.43%、連邦貯蓄金庫6.61%となり、これらの5大銀行で市場占有率は65.76%を占めている。

またブラジル銀行の個人向けクレジット総額は626億レアルに達してイタウー-ウニバンコ銀行の952億レアル、ブラデスコ銀行の637億レアルに次いで3位に上昇したが、サンタンデール銀行は573億レアルで4位となっている。(2009年1月12日付けヴァロール紙)

BNDESでは海運業界に大型融資

昨年に引続いて今後も船舶や石油開発プラットフォーム建造プロジェクトが目白押しであり、船舶基金(FMM)では27プロジェクトで総額47億ドルの予算を見込んでいる。

昨年の社会経済開発銀行(BNDES)では船舶部門へ5億4,400万ドルを融資したが、2000年には僅かに6,000万ドルであった。

BNDES銀行では船舶近代化プログラム(PromefII)で15隻以上の船舶建造を予定、PromefIプロジェクトでは23隻のプロジェクトが承認されている。(2009年1月12日付けヴァロール紙)

島内憲大使を迎えて2009年1月9日の新年会に140人が参加して開催

特別ゲストに島内憲大使、丸橋次郎首席領事を迎えて2009年1月9日正午からブルーツリー・モルンビーホテルに140人が参加して開催、島内大使、丸橋首席領事並びに田中信会頭が鏡開きを行なって今年のスタートをきった。

田中会頭は今年の会議所活動の重点施策として、会員増加による基盤強化と会員ニーズに基づく活動内容の一層の充実を図り、また日伯経済関係の拡大強化、具体的には従来から、ブラジルでの企業活動の円滑化のための投資環境改善などを両国政府に訴えてきたが、引き続きこの動きを拡大強化すると述べた。

島内大使は昨年1年間は日本移民100周年並びに交流年で多忙を極め、色々な記念事業が行なわれたが、大成功裏に終了したのは皆さんの協力のお陰であり、丁寧に御礼を述べ、記念事業では若い世代が大いに活躍、日系のパワーアップ、活力向上に結びつき、非日系団体も連邦、州、個人が記念行事を主催して非常に好意的で国を挙げて慶祝、今後は両国関係の発展にいかに結び付けていくかにかかっており、また世界金融危機では日伯両国が世界に先駆けて経済回復することが重要であり、資源・食料ポテンシャルのアルブラジルはBRICsの中でも最も安定しており、今年入札が予定されているリオ−サンパウロ高速鉄道はこれからが正念場であり、デジタル日本方式の南米市場での拡大では日伯が協力体制を敷いているおり、今後はビジネス活動環境整備面に一層協力していきたいと述べた。

続いて2009年度常任理事を紹介したが、松田雅信副会頭、田中一男専任理事は日本出張中で欠席した。

副会頭
中山 立夫 三井物産
新谷 道治 味の素インテルアメリカーナ
長谷部 省三 トヨタ
松田 雅信 パナソニック

専任理事
前田 一郎 丸紅
伊藤 友久 住友商事
佐々木 光 ジェトロ
近藤 正樹 三菱商事
和田 亮 日本通運
杉山 俊美 新日鐵
米倉 立二郎 南米安田保険
田中 一男 伊藤忠

監事会
山田 唯資 個人会員
中村 敏幸 デロイト・トウシュ・トーマツ
藤井 敏晴 KPMG

代表交代では双日の山田浩次郎氏から後任の江上知剛氏、ブラジル日本青年商工会議所のマルシオ・ヨーシェン会頭、後任のロジェリオ・キタ新会頭がそれぞれ挨拶、戸田建設の林恒清社長が新任挨拶を行い、3分間スピーチではカワサキ・ド・ブラジルの渋谷吉雄社長が海外移住顕彰事業の旧神戸移住センターの「海外日系人会館(仮称)」再整備事業への支援並びに募金への協力を依頼、青年会議所のクロビス・ベップ氏は青年会議所主催のMBAコースの概要などを紹介した。

140人が参加して盛大に開催された新年会

紹介された2009年度役員

ブラジル見本市カレンダー

2017年見本市カレンダー(英語)

2016年見本市カレンダー(ポルトガル語)

2015年見本市カレンダー(2015年1月20日)

2014年見本市カレンダー(2014年1月6日)

2013年見本市カレンダー(2013年1月22日)

2013年見本市カレンダー(ポルトガル語)

2012年見本市カレンダー(2011年12月13日)

2012年見本市カレンダー(ポルトガル語)

2011年見本市カレンダー(2011年2月7日)

2010年見本市カレンダー(2009年12月15日)

 2009年度見本市カレンダー(2009年1月12日)

 2008年度見本市カレンダー(2008年1月10日)

 

日本の見本市

見本市・展示会データベース (J-messe)  – JETRO 日本貿易振興機構(ジェトロ)

 

 

日本の主なコンベンションセンター

大部一秋総領事を表敬訪問

2009年1月に着任したサンパウロ総領事館の大部一秋総領事を田中信会頭、平田藤義事務局長が1月12日にサンパウロ総領事館に表敬訪問、大部総領事はアルゼンチンに2回、メキシコに1回それぞれ勤務したが、ブラジルは今回が初めてであるが、今後は企業の人と人脈を大いに構築していきたいを抱負を述べた。

大部総領事は日系150万人の日系コロニア、特にサンパウロは大都会でやりがいがあり、またブラジル人は親日的であると聞いており、着任前にはブラジルに進出している代表的な企業を表敬訪問、また群馬や浜松市など日系ブラジル人の多い地域に足を運んで交流を深めて意見交換も行なってきた。

1月22日には常任理事窓役員との昼食会、2月の懇親昼食会は大部総領事の歓迎会が予定されている。