西林万寿夫サンパウロ総領事の送別会が12月19日午後7時からブラジル日本文化協会貴賓室で多数の日系共催により盛大に開催、3年4ヶ月の滞在期間中の思い出や移民100周年記念事業のなどについて参加者と大いに語合い、商工会議所からは平田藤義事務局長が出席した。
先週の通貨政策委員会(COPOM)では政策誘導金利(Selic)について4時間に及ぶ会合の末に、インフレ懸念が払拭されずに満場一致で13.75%に据置かれたが、会合の大半は0.25%のSelic金利切下げが議論された。
今年4回目のマーケティング広報委員会(新谷道治委員長)が12月18日午後4時30分から商工会議所会議室にメンバーが集まり、商工会議所サイトの改善や追加項目、企業の社会的責任(CSR)アンケート結果などについての意見交換、今後の委員会活動方針などについて話合いなど和気あいあいとした雰囲気の中で委員会は終了した。
参加者は新谷道治部会長(味の素)、ウンベルト佐川副委員長(味の素)、鈴木徹副部会長(電通)、原宏副部会長(ジェトロ)、ルイス岐部(UBIK),平田藤義事務局長、日下野成次総務担当

和気あいあいと意見交換する広報委員会メンバー
鉱工業製品のコモデティ価格の下落と世界金融危機の影響による世界的需要悪化で、世界の鉱工業部門は総額2,000億ドルに達する拡張プランの中止や先送りを余儀なくされている。
世界最大のプラチナ生産のアングロ・アメリカン社は50%以上の450億ドルの投資プランの削減を発表、世界3位のリオ・チント社も50億ドルのコスト削減を発表している。
鉱工業生産会社では減産に追い込まれている自動車、建設や鉄鋼部門向け銅鉱石、アルミや鉄鉱石の生産を急に大幅減産することは出来ないが、今後2年以内の需要の回復は見込めない。
銅鉱石、アルミ、ニッケルやプラチナなどのコモデティ価格は63%下落、高値の7月3日の19品目の鉱石コモデティ価格から現在は52%減少している。
メルボルンのBHPビリトン、ロンドンのリオ・チント、リオのヴァーレ社は世界需要の下落で買収案件の放棄や人員整理を実施しており、ロンドンのアングロ・アメリカン社は南アフリカ、チリやブラジルでの投資の先送りを発表している。(2008年12月19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
商工会議所は12月11日午後7時30分からインターコンチネンタル・ホテルに190人が参加して、西林万寿夫総領事御夫妻歓送会を兼ねた忘年会を開催、進行役は和田亮相互啓発委員長が担当、関西訛りの強い和田委員長は和やかな雰囲気を醸し出しながら忘年会にぴったりの司会となり、ピアニストの矢崎愛さん、サックス奏者の草村芳哉さんによるデュオ演奏が会場の雰囲気を一層盛り上げていた。
初めに田中信会頭が「年年歳歳花相似たり、年年歳歳人同じからず」と中国の詩を引用して、会議所は今年も多くのメンバーをお送りし、多くのメンバーをお迎えしてあっという間に1年がすぎ、日本移民100周年の今年は皇太子殿下を初め多くの要人、企業トップが来伯したが、記念行事は大成功を収めた。
西林万寿夫総領事は赴任してきて3年4ヶ月で今回の忘年会は4回目の出席でその上、歓送会まで開いて戴いて本当に感激しています。3年4ヶ月を振り返ると日伯経済関係の緊密化が更に盛り上がってきており、特に日本移民100周年の今年は追い風になり、皇太子殿下を初め、多数のビジネスのトップリーダーが相次いで来伯したのは特筆されるべき出来事であった。
またブラジルが日本に注目を浴びるようになり、皆さんはブラジルの真の姿を本社の人に伝えてほしい、また中長期的に見るとブラジルは買いであるとも伝えていただきたい、今年はさまざまな記念事業が成功し、私は非常に運が良かったと感謝の意を述べた。
続いてインターコンチネンタル・ホテルのフランシスコ・ガルシア総支配人は忘年会の利用に御礼を述べ、後藤隆顧問は今夜だけは世界金融危機を一時忘れて楽しみましょうと乾杯の音頭をとった。
また著名なサンバダンサーのYUKACHANがブラジル各地のサンバの違い、歴史、踊り方など舞台上でパフォーマンスを見せながら、日本語とポルトガル語で説明して拍手喝采を浴びていた。
その後特別景品の抽選会が行なわれ、景品提供企業の代表から当選者に景品が手渡された後、突然照明が消えてサンパ衣装姿のYUKACHANが再登場して踊りながら舞台に上がってサンバを披露、サンバを踊りながら退場したが、拍手喝采を受けて大いに雰囲気が盛り上がり、最後に「蛍の光」を全員で合唱して閉会、参加者はそれぞれ景品を受取って満足そうに会場を後にした素晴しい忘年会となった。

和やかな忘年会の様子
金融危機で今後の建設不動産部門の先行きが心配されているが、アパート建設の着工済みプロジェクトは中止できないために継続されるが、11月の建材部門の売上は前月比18.3%減少して金融危機の影響がでてきている。
11月の建材部門の前月比での落ち込みは今年2月以来であり、2005年7月から統計を採り始めて以来の落ち込み幅を記録している。
11月の建材部門の販売量は前年同月とほぼ同じであるが、今年10月までは20%の増加を記録、11月の建材の売上は前年同月比では16.3%増加の85億レアルとなっている。
今年11ヶ月間の売上は前年同期比34.4%増加の884億レアル、10.1%減少の輸出を含めると934億レアルに達しており、セメント、棒鋼やパイプなどの基礎建材は38.8%増加したが、セラミック、塗料などの仕上げ建材は16%増加している。(2008年12月19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
世界金融危機の影響を多くの部門では受けているが、衛生用品、美容製品などの化粧品業界は需要に対応するためにフル操業を続けており、今年の伸び率を前回の8.7%から10.4%の二桁成長に上方修正、今年の工場出荷額は216億レアルを見込んでいる。
特に香水セクターは16%から17%増加の32億4,000万レアルの売上げを見込んでおり、衛生用品セクターは12%から13%増加の126億2,000万レアル、化粧用品セクターは6%から7%増加の58億9,000万レアルを見込んでいる。
同業界では来年は現在の金利水準の継続、コントロールされたインフレ率、非耐久消費財の一般消費者の購買力の継続などで、今年並みの二桁の成長率を見込んでいる。
今年の化粧品部門の輸出は前年比20%増加の6億5,000万ドルを見込んでいるが、化学部門では唯一貿易黒字を計上すると見込まれている。(2008年12月19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)
ジェネレーターやオートメーション機器メーカーのWEG社は金融危機を企業買収には好機と見込んでおり、更にドル高の為替で輸出拡大を見込んでいる。
文部省の教育促進基金(FNDE)は300校の公立学校向けラップトップコンピューター入札が17日に4時間に亘る電子入札で実施され、インド資本Encore社が開発したラップトップコンピューターで入札に参加したComsat社が落札した。