マルコポーロの来年の生産は今年並み

南大河州カシアス・ド・スールに本店を置く世界10大バス製造企業のマルコポーロは世界金融危機並びに石油価格の下落で、経済危機に見舞われているロシアのインフレ高騰を憂慮している。

しかしロシア企業Ruspromautoとのジョイントベンチャーによるバスの今年の生産は550台で売上4,800万ドルを見込んでおり、来年は1,000台を生産して7,700万ドルの売上を見込んでいるが、今のところ計画の見直しは行なわない。

同社の今年の海外でのバス生産は売上24億レアルの40%を見込んでいるが、昨年は売上21億レアルの42.2%が海外での生産であった。

昨年のバス生産台数は1万7,800台で海外での生産台数は36.4%に相当、また来年はエジプトのスエズ市でGBバス社とのジョイントベンチャー企業を立ち上げて1,500台を生産、今後5年以内には年間5,000台の生産を見込んでいる。

今 年のバスの生産は2万1,000台を見込んでおり、国内生産はバスによる国内観光需要が旺盛であり、来年も今年並みの生産を見込んでいるが、同社ではコロ ンビア、アルゼンチン、インド、南アフリカ、ポルトガルやメキシコで果敢に事業を展開している。(2008年10月27日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

9月の経常収支赤字が大幅増加

9月の経常収支赤字は前月の10億9,000万ドルから一挙に27億7,000万ドルに拡大、中銀予想の17億ドルをも大幅に上回り、10月は20億ドルの赤字を見込んでいる。

9月の経常収支赤字が拡大した要因として世界金融危機の影響による株価下落や本社の収益悪化による赤字の埋合わせのために、特に欧米企業の本国への利益・配当金の送金総額は34億4,000万ドルに達した。

今年の経常収支累積赤字はGDP比1.95%に相当する232億6,000万ドルにまで膨らんでおり、経常収支赤字は昨年10月から1年間も赤字を継続している。

また今月23日までの海外への利益・配当金送金は11億3,000万レアルと減少してきており、これは売上悪化による利益の減少やドル高に傾いている為替も大いに影響を与えている。

中銀は今年年末までの海外への利益送金は20億ドルから30億ドルを見込んでいるが、金融市場の大荒れで10月の海外投資家は株式市場から43億9,000万ドル、確定金利付ファンドから8億4,200万ドルそれぞれ引き揚げている。

9月は確定金利付ファンドから12億5,000万ドルが引き揚げられていたが、リーマン・ブラザース破綻ニュースを境にブラジルの金融市場から65億ドルの投資金が海外に逃避した。

しかし9月の海外からのブラジルへの直接投資は62億5,800万ドルが流入、これは昨年1月の103億1,800万ドルに次ぐ数字を記録、今月23日までは30億ドルが流入している。(2008年10月24日付けエスタード紙)

ヴァーレの第3四半期の純益は記録更新

世界第2の鉱業会社ヴァーレ社の第3四半期の純益は前年同期比166.9%増加の124億レアルに達して記録を更新、今年の3四半期の累計純益も192億5,900万レアルに達したが、世界金融危機の影響で最終四半期の純益は大幅減少が見込まれている。

大幅な増益は売上が記録を更新したことと取引先との鉱物価格交渉の成功が大きく寄与しており、鉄鉱石輸出量は前年同期比12.5%増加の8,660万4,000トン、輸出用鉄鉱石価格は71%と大幅な値上げとなっている。

第3四半期の売上は前年同期比33.4%増加の213億8,700万レアル、製品値上げ分が53億5,000万レアル、売上増加分が16億3,900万レアル、鉄鉱石以外ではアルミナ、石炭、銅やコバルトの売上もそれぞれ記録を更新している。

第3四半期の手元資金は前年同期比41.9%増加の113億5,200万レアル、今年の累積では152億6,000万レアルに達しており、また第3四半期の為替変動による収益は28億4,900万レアルとなっている。(2008年10月24日付けエスタード紙)

家具工場見学会準備で建設不動産部会開催

日時:2008年10月24日(金)14:00~15:00

出席者:阿部(戸田)・大滝(HOSS)・南(DENIBRA)・西村(YKK)・Mackey(井上)

議題:11月26日(水)の家具製造工場見学会の詳細打合せ

議事録:

  1. 20人乗りマイクロバスの費用負担が一人当たり36レアルとなるが実施することとする。
  2. マイクロバスはツニブラ・トラベルへ依頼しマックソード・ホテル10:00出発⇒14:00帰着とする。交渉窓口はデニブラの南さんにお願いする。
  3. 見地での見学は工場のオーナーであるMackey社の井上社長にお願いする。見学時間は約1時間。
  4. 工場見学の後、近くのレストランで食事をするが、Mackey社の方で用意していただく。
  5. 10月末までに第1回目のお知らせメールを会議所から発送していただき先着20名の参加者を募るが、申し込み状況が悪い場合は部会員も積極的に参加者を勧誘する。

以上

ペットボトルの53.5%がリサイクルされている

ブラジルのペットボトルの53.5%が明確なリサイクル法が存在しないにも関わらずリサイクルされているが、約半分の20万トンのペットボトルは再利用されていない。

昨年のペットボトルのリサイクル量は前年比19.1%増加の23万1,000トンに達しているが、1年間のペットボトルの消費量は43万2,000トンにも達している。

回収されたペットボトルは主に化学繊維工業向けに再利用されてポリエステル繊維を生産、またプラスチック板やフイルムとして再利用されているが、今年3月からペットボトルへの再利用が衛生監督庁(Anvisa)から許可がおり、今後はリサイクル率が上昇すると見込まれている。

ヨーロッパのペットボトルのリサイクル率は40%、米国23.5%、オーストラリア27%、メキシコ15%、アルゼンチンは27.1%とそれぞれブラジルよりも低いが、日本は66.3%とリサイクル率が最も高い。(2008年10月24日付けヴァロール紙)

フレウリ・グループがBiesp買収

フレウリ・グループは年商2,500万レアルの病理クリニックBiespを買収、今年では4件目、2002年以来21件目の買収となって業界内の寡占化が進んできている。

Biespは1982年に聖州ジュンジアイ市で設立され、市内に2ヵ所並びにサンパウロ市内のオズワルド・クルース病院の病理検査を全て請負って、全体では年間150万件の病理検査を行なっているが、画像診断サービスは行なっていない。

フレウリ・グループはサンパウロ市内のシリア・レバノン病院、サバラ病院、サマリタノ病院やノッサ・セニョーラ・デ・ルーデス病院内とタイアップしている が、今回のBiesp買収でオズワルド・クルース病院の検査を一手に引き受け、フレウリは144ヵ所の病理クリニック並びに15種類の買収クリニック網を 擁している。

しかしフレウリ・グループの売上では画像診断部門が大きな比率を占め、今年の売上は前年比24%増加の7億レアルを見込んで いるが、今月20日にフレウリの競合会社の画像診断Dasa社がサンパウロでも画像診断大手Maximagemを3,626万レアルで買収、更に業界再編 に拍車をかけてきている。(2008年10月24日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

ブラジル銀行とカイシャ銀行は金融機関の株取得可能

22日、連邦政府は暫定令443号を発令して、国内最大手のブラジル銀行と連邦貯蓄金庫(Caixa)の公的金融機関2行に対して、資金調達懸念のある金融機関の株式を直接的、間接的に買取を可能とすると措置をとった。

また2行は金融機関関連の年金基金ファンドや保険会社のクレジットの購入や入札なしでの金融機関の株式購入なども可能となる。

連邦貯蓄金庫は企業への資本参加を可能とするBNDES銀行傘下の BNDESParと同じ機能を持つCaixaPar会社の創設を計画しているが、設立当初のクレジットはポウパンサ預金と勤続期間保障基金(FGTS)から25億レアルを調達する。

また同金庫はすでに4金融機関の給与・年金口座連動クレジット47億レアルの買取で合意しているが、そのうち11億レアルは即時の買取、残りの36億レア ルは24ヶ月間かけて行ない、今後は資金繰りが苦しい中小金融機関の買収なども行なっていく予定である。(2008年10月23日付けエスタード紙)

天井知らずのドル通貨

22日のドル通貨は中銀のドル為替介入にも関わらず6.67%値上がりのR$2.38を記録、10月だけですでにレアル通貨はドルに対して25%も下落、またブラジルのカントリーリスクも26.6%上昇の671ポイントを記録している。

サンパウロ証券取引所では10%下落でサーキットブレーカー措置がとられたが、サンパウロ平均株価の終値は10.18%下落して、株価は底知らずの状態に陥っている。

中銀は午前中に中小金融機関の流動性確保と間接的な支援で経営悪化を未然に防ぐ狙いの金融危機緩和措置として暫定令443号を発令したが、信用不安解消の効果が期待されている。

海外での資金調達の中断や国内金融機関からのクレジットの縮小などの要因で、現金化するための株の投売りや投資ファンドからの逃避が先を争っており、10 月初めの8日間の法人/個人向け銀行クレジットに対する与信や金利が急上昇している。(2008年10月23日付けヴァロール紙)

工作機械メーカー・ロミの売上は21.5%増加

工作機械メーカー大手ロミ社の第3四半期の売上は前年同期比21.5%増加の1億9,980万レアルを記録して好調を維持、今年9ヶ月間では19.6%増加の5億2,990万レアルであった。

また第2四半期の純益は自動車工業部門、資本財、エネルギーや石油関連部門への工作機械納入が好調に推移したために前年同期比8.5%、第3四半期では1.1%の3,730万レアルとそれぞれ増加、今年9ヶ月間では7.4%増加の9,640万レアルを記録している。

しかし9月に表面化してきた国際金融危機の影響で、今後は投資計画の見直しに迫られているが、同社ではサンパウロ州サンタ・バルバラ・ドエステの工場拡張に4億6,000万レアルを投資する計画であった。

投資計画では2011年までに現在の鋳物工場の生産能力4万トンを8万トンに引上げるが、すでに2009年初めには1万トンの増産が可能となるが、来年からの拡張計画の見直しは余儀なくされている。

第3四半期の同社の株価はサンパウロ平均株価23.8%下落を大幅に上回る44.9%と大幅下落を記録しているために、同社では市場に出回っている 8.8%の自社株の買戻しを行なって、資本効率の改善や株主利益の向上を図る計画を発表している。(2008年10月23日付けガゼッタ・メルカンチル 紙)

29日に5ロットの州高速道路コンセッション入札

10月29日にサンパウロ州内の5ロットの州高速道路入札が実施されるが、世界金融危機の中では融資付のコンセッション投資は安全であるために、多くの国内外ゼネコンが入札に参加すると見込まれている。

このコンセッションのクレジットは社会経済開発銀行(BNDES),米州開発銀行(IDB),聖州金融金庫(ノッサ・カイシャ)など4行が法定供託金や長期コンセッション向け融資を付ける。

5ロットはアイルトン・セナ街道、カルバーリョ・ピント、マレシャウ・ロンドン、ドン・ペドロI並びにラポーゾ・タバレス街道で総延長距離が1,715キ ロメートルで80億レアルの投資が予定されており、通行料の多いこれらのコンセッション期間は30年の長期契約となっている。(2008年10月23日付 けガゼッタ・メルカンチル紙)