法人向け融資が大幅に増加

米国のサブプライム問題に端を発して国際金融市場での資金調達が困難になってきている影響で、政策誘導金利(Selic)が4月から上昇に転じてい るにも関わらず、国内金融市場での法人向け融資や資金調達が拡大してきており、今年の上半期は前年同期比30%増加しているが、国際金融市場での資金調達 は36%減少している。

今年上半期の4大銀行(ブラジル銀行、ブラデスコ銀行、イタウー銀行、ウニバンコ銀行)の法人向け融資は前年同期比30%増加の1,803億レアルに達している。

昨年までは新規株式公開(IPO)による資金調達が急増していたが、今年上半期は僅か4件しかIPOしておらず、前年同期比44.5%の大幅減少となっており、確定金利付ファンドからの資金調達は250%増加、社債発行による資金調達も585%と大幅に増加している。

また今年上半期の民間企業はSelic金利上昇を続けているにも関わらず、18の約束手形発行で前年同期比258.6%増加の99億6,500万レアルを調達している。(2008年8月18日付けエスタード紙)

ブラジル・エコジーゼルは3四半期連続で赤字を計上

バイオジーゼル生産では最大のブラジル・エコジーゼル社の第2・四半期は2006年の同社設立以来の8,250万レアルの最大の赤字を計上、昨年の第3・四半期は109万レアルの黒字を計上していた。

同社の赤字は食用油の価格の高騰と設備稼働率の低下が赤字幅を押し上げており、第2・四半期のバイオジーゼル販売は前四半期を78.2%下回る1,890万リットルを販売下に過ぎない。

ブラジル石油監督庁(ANP)の第10回バイオジーゼル入札ではブラジル・エコジーゼル社は2億6,400万リットルのうち、6,350万リットルをリットル当たり2.60レアルで落札、7月から納入を開始するが第1・四半期の納入価格を55%上回る。

同社の第2・四半期の売上は5,330万レアルで売上の89.6%が1,890万リットルのバイオジーゼル販売でありEbitdaは6,520万レアルの赤字計上となっている。(2008年8月18日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

8月の日伯法律委員会には43人が参加

8月14日午後4時から6時まで会議所サロンで開催された日伯法律委員会(石川清治委員長)に43人が参加、クラウジオ・ヤノ副委員長が進行役を担当した。

初めにエルソン・ブエノ弁護士は「経理のデジタル化に係る公共システム」と題してSPEDの概略、コンセプト、ECDとEFDの相違点、システムのフローチャートなどを説明、続いてルイス・アロウシェ弁護士は「仕事場での電子メールの秘守とインターネット操作」、レオナルド・コルデイロ弁護士は「輸送サービスに対する商品流通サービス税の免除」、ジョナタン・ヴィタ弁護士は「商品流通サービス税−同税徴収代替」、最後にロベルト・コウチヤマ弁護士は「ブラジルから海外への送金方法」と題して、海外送金の注意点、投資金。配当金、融資金の金利、テクノロジーの移転、ローヤリティの送金などについて講演を行なった。

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左から講演者のコウチヤマ弁護士/ブエノ弁護士/コルデイロ弁護士/ヴィッタ弁護士/アロウチェ弁護士/進行役のヤノ副委員長

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43人が参加した日伯法律委員会

特別ゲストの斉藤準一空軍総司令官参加の懇親昼食会に105人が参加して開催

日系人として初めて空軍のトップに上り詰めた斉藤準一空軍総司令官は「リーダーになるためのリーダーシップ」と題して、空軍のトップになった経験から実務におけるリーダーシップを発揮するために日常的に行なうこととして、経営学権威のピーター・ドラッガーの言葉「直接的、間接的に部下にモチベーションを与える」を引用してモチベーションを与えることの重要性を強調、空軍では常に空軍のミッションを挨拶の言葉として常用している。

リーダーの語源はアングロ・サクソン言語では多大に影響を与えるという意味であり、リーダーシップは個人やグループに対して困難な判断を要するときに、目的達成にために毅然とした態度で影響を与えるプロセスを重要視、リーダーは生まれつきではなくて長い経験から醸造される。

またリーダーは新たな目的を常に追求して自らのアイデアで目的を達成することであり、常に現実を直視しなければならず、リーダーシップとチーフの違いはラテン語源ではチーフは「主要の頭」を意味して管理職であって、必ずしもリーダーになる必要はない職務であり、常に部下に影響を与えることはない。

指揮者とリーダーの違いは指揮官はチーフの職務以上に組織の目的達成のためには影響力が強く、空軍ではチーフ以上のリーダーシップを求められるが、消極的なリーダーシップは個人の目的を満たすためのリーダーや昇進を目的とした結果を残す行為などがあげられる。

空軍で求められるリーダーシップは空軍ミッションを遂行するためのグループや個人への影響力や行動力が求められ、空軍ミッションは自国防衛を目的とした自国領土の空間統治権維持であり、リーダーの最も優れたスタイルは存在しなく、音楽家のように状況に応じてテクニックや理論を自由自在に変化させる機敏さが求められる。

リーダーに求められるのはどんな状況におかれても常に平常心を維持すること、自身の経験と目的、組織のミッション、自身の性格、自身の職業的目的、リーダーは他人やグループに対してモチベーションを最大に引き出せる能力を身に付けることであり、部下が自身の能力を知る前に部下の潜在能力を見抜かなければならない。

またリーダーは主張内容と実践が常に一致していなければ他人に影響を与えることが困難であり、常に目的を掲げ、優先順位を明確に示し、単純、明快に説明しなければならず、また注意する点として常に観察されており、決定したことは取り下げることが許されず、判断までの時間は常に測られている。

モチベーションを高めるには他人や部下の能力を最大に引き出すことであり、私の母が常に言っていたことは日本では偉くなればなるほど人前で謙虚に振舞うことを意味する「実るほど頭を下げる稲穂かな」の諺をよく聞かされた。

忍耐力もリーダーに求められる事で自制心に結びついており、また尊敬、謙虚な気持ちもリーダーになるには不可欠な要素であるが、嫌悪心や不公平心を持つことはリーダーにとっては相反する要素である。

最後に父は青森、母は香川出身で私はポンペイア生まれの二世で5人兄弟の長男であったが、父親の農業の後を継ぐために小学校4年で学業を終えるつもりにしていたが、担任が学業成績が優秀であったために、是非にと進学を進めてくれたために中学校に進学、その後ジャカレイ市近郊に移り、青襟の空軍服に憧れて空軍に入隊したが、近眼のためにパイロット試験に落ちたが、日系医師の計らいで眼鏡を作ってもらって合格した経緯があり、人とのご縁や家族に対して感謝していると述べ、最後にリーダーは他人が目標とする見本でなければならないと述べて講演を終えて、田中信会頭から記念のプレートが贈呈された。

8月の懇親昼食会は正午からハイヤットホテルに105人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストの斉藤準一空軍総司令官、ロジェリオ・ベリッシモ空軍大佐、ロドリゴ・グアスチーニ空軍少佐、丸橋次郎首席領事、吉村一元一等書記官がそれぞれ紹介され、続いて8月1日に会議所関係の外務大臣表彰受賞者として、
元会員:    尾西 貞夫氏  (明石屋宝石店主、援協副会長、兵庫県人会会長)
高橋 祐幸氏 (元ラシメッキ社役員補佐)
野村 義人氏 (三井物産元役員)
元常任理事: 難波 慶二氏 (元豊和工業社長)
若松 孝司氏 (元ソールナッセンテ グループ代表)
江坂 雅雄氏 (元イグアスーコーヒー社長)
成富 武典氏 (元NGK社長)
現会員:   貞方 賢彦氏 (会議所顧問、ヤクルト社社長)
山田 唯資氏( 会議所監事会議長)
早川 鉄三氏 (パラー日系商工会議所会頭、ニチレイ社重役)
駒形 秀雄エリオ氏 (MCC機械社長、元丸紅ブラジル取締役)の名前が読上げられた。

丸橋次郎首席領事は「ミナス環境フォーラム案内」としてリオ総領事館主催で10月13日から14日はリオ市、16日にミナス州ベロ・オリゾンテ市で開催されるフォーラムは洞爺湖サミットで話題になった地球環境問題のフォローアップ会議と位置づけて地球規模の食料危機、温暖化防止などを話合い、16日のフォーラム以外にはミナス州への企業誘致や投資、産業施設見学会なども予定されていると説明、続いて山田唯資監事会議長は初めに外務大臣表彰受賞に対して感謝の意を述べ、13日に開催された監事会での第2・四半期の会計監査を報告した。

3分間スピーチではハイアット・ホテルのヴィルジニア・チェデール営業取締役が当ホテルでの日本企業のイベントは重要で増加傾向にあることに対して御礼を述べ、対会議所代表ではAUTHENTのマルコス破入社長から会議所代表が栗田誠四郎顧問に交代、みずほコーポレーションの福田勝美社長が帰国挨拶、後任の堀内勝新社長が就任挨拶を行なった。

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リーダーについて講演する斉藤準一空軍総司令官

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熱心に斉藤準一空軍総司令官の講演を聞く参加者

島野ラテンアメリカのファービオ・タカヤナギ社長が表敬訪問

島野ラテンアメリカ社のファービオ・タカヤナギ社長、ミノル・オカダ営業部長が8月15日に商工会議所を訪問、ブラジル経済について意見交換、入会案内書を平田藤義事務局長から手渡された

左から平田事務局長/島野ラテンアメリカ社のタカヤナギ社長/オカダ営業部長

ホテル利用で御礼を述べるハイヤットホテルのシェデール販売担当取締役

8月15日に100人以上が参加した懇親昼食会の3分間スピーチでハイヤットホテルのビルジリア・シェデール販売担当取締役は商工会議所のホテル利用でお礼を述べ、日本人客の利用者も増加してきており、サービス向上に努めていると述べた。

ホテル利用で御礼を述べるハイヤットホテルのシェデール販売担当取締役

ウォールマートは18億レアルを投資してシェア拡大

世界最大のスーパーマーケットであるウォールマートは2009年に18億レアルを投資して80~90店舗を開設するが、1995年にブラジルに進出してから最大の投資を行うが、2004年からでは30億レアルの投資を行なってきている。

ウォールマートにとっては安定しているブラジル経済、2億人近い消費ポテンシャル、特に人口の53%まで増加してきた中産階級の購買力に注目しており、特に食品部門での顧客拡大をターゲットにしている。

来年の大型投資で1万人の雇用創出が見込まれているが、今年は32店舗の開設で7,100人の雇用が創出されるが、ブラジル全国には318店舗で7万人の従業員を雇用している。

昨年の同社の売上は150億レアルでカーレフールの193億レアル、パン・デ・アスーカルの188億レアルに次いで3位に甘んじているが、新店舗の開設や中型スーパーの買収で果敢に拡大戦略を展開している。

ハイパーマーケットではBIG,ウォールマート、ハイパー・ボンプレッソ、スーパーではメルカドラマ、ボンプレッソ、トドジア、卸売で低所得クラス対象の MAXXIをそれぞれ展開しているが、高所得者向けにはSam´sClubを要している。(2008年8月14日付けエスタード紙)

薬局チェーンが益々寡占化

薬局チェーン大手のイーペルマルカ(Hypermarcas)はDMファルマセウチカ社、ファルマーザ、セイル、NYルックス、ラジカル社を相次いで買収したが、更に新たな買収を計画して益々寡占化が進む。

同社は医薬品、衛生や化粧品部門拡大をターゲットにしており、売上の33.5%は医薬品、23.1%は衛生・化粧用品、20.7%は食品関連部門となっている。

第2・四半期の医薬品並びに衛生・化粧品部門の売上は前年同期比43%増加の56.5%に相当する3億4,930万レアル、衛生・化粧品部門ではモナンジ、パイシャン、セノウラ&ブロンゼなどのブランドを擁している。

ファルマーザ社及びセイル社の買収後はすでにシナジー効果が現れてきており、第1・四半期の荒利が前年同期の57.3%から60.3%まで上昇している。(2008年8月14日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

第1回マーケティング渉外広報委員会

今年初めてのマーケティング渉外広報委員会(新谷道治委員長)が8月14日午後2時から3時まで開催、新谷委員長が進行役を務め、初めに参加メンバーが自己紹介、平田藤義事務局長が過去の同委員会の活動、履歴などを紹介、今後の同委員会の活動として定期的な委員会の開催、ホームページの更新、改善の為の意見交換、企業の社会的貢献制度、会議所紹介パンフレット、次回の委員会は10月22日に開催を決定した。

参加者は新谷道治委員長(味の素)、ウンベルト・サガワ副委員長(味の素)、ルイス・岐部副委員長(UBIK)、原宏副委員長(ジェトロ)、鈴木徹副委員長(電通)、平田藤義事務局長

左から平田事務局長/岐部副委員長/サガワ副委員長

左から鈴木副委員長/新谷委員長/原副委員長

2008年度異業種交流委員会議事録(8月)

日時:2008.08.14(木)
場所:ブラジル日本語センター
出席者(ABC順):ABE・ITAGAKI・MATSUDA・MINAMI・NISHIOKA・OHNO・YAMASHITA

記 ABE

【議事録】
1.今後のテーマについて
11月は今年一年間の総括という意味で
『移民100周年を振り返って』
(松田群馬県人会会長・南福岡県人会会長を中心に参加者全員で意見交換)
『日伯交流年・日伯議員連盟および甘利経産相来伯を契機に今後の日伯関係の行く先』
(人選中)

1.次回9月度担当者
・会場係   板垣 
・連絡係   鈴木
・会計係   大野

2.本日の勉強会テーマ(参加者:17人)
『麻薬捜査にまつわる話』(加藤領事)
『インフレで損をする法』(山下副委員長)

 

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加藤秀雄領事の麻薬捜査にまつわる話を聞く参加者

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常に役立つ勉強会


意見交換する参加者達


勉強会では色々な意見交換