2009年から岩塩下の石油データーは販売可能

ブラジル石油監督庁(ANP)では現在の石油採掘法では巨大な埋蔵量が確認されている岩塩下の石油鉱区のデーター販売が可能になるが、連邦検察庁は国家機密に触れる可能性を検討している。

初めの岩塩下の石油埋蔵量レポートはツピー鉱区で50億バレルから80億バレルの埋蔵量が確認されているが、初めての岩塩下の石油発見はBM−S−10並びにBM−S−11であった。

ANPの1998年の石油採掘法では地震採鉱法データーは10年間後の開示が義務付けされているが、第9回石油鉱区入札で41鉱区のデーターが開示された が、巨大油田発見で入札はキャンセルされたが、すでにデーターは公表済みであった。(2008年7月31日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

財政プライマリー収支黒字はGDP比6.19%

今年上半期の財政プライマリー収支はGDP比6.19%に相当する861億1,600万レアルを達成して、統計を取り始めた1991年以来の高率を記録したが、同期間の利払いを含む公的債務残高は880億2,600万レアルでプライマリー収支黒字を19億1,000万レアル上回った。

予算編成基本指針法(LDO)で定められたプライマリー収支黒字の目標値に対して4月から黒字幅は減少してきているが、下半期には地方統一選挙の選挙法に基づいて市町村の公共投資制限で支出が減少するために黒字幅が増加する。

6月の過去12ヶ月間の財政プライマリー収支黒字はGDP比4.27%に相当する1,160億480万レアルを記録したが、連邦政府目標のGDP比4.3%に僅かに及ばなかった。

中央政府の国庫庁は790億100万レアルを記録したが、中銀は1億6,800万レアル、社会保障院(INSS)は181億5,600万レアルの赤字をそれぞれ計上したが、中央政府のプライマリー収支黒字は606億7,700万レアルを記録している。

州政府の黒字は172億4,600万レアル、市町村の黒字は19億7,000万レアル、連邦公社52億8,900万レアル、州公社は8億4,500万レアルの黒字をそれぞれ計上した。(2008年7月31日付けエスタード紙)

6月のサンパウロ州鉱工業は3.1%増加

6月のサンパウロ州鉱工業の実質活動レベル指数(INA)は前月比3.1%、前年同月比8.2%、今年上半期の累計では8.8%とそれぞれ大幅に増加している。

先月、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)は今年のINAを5.5%増加と予想していたが、低所得者層に厳しいインフラ圧力、金利の上昇にも関わらず6.0%から6.5%に上方修正を行なっている。

6月の製造工業稼働率(Nuci)は前月の82.4%から83.3%、前年同月の82.8%からそれぞれ上昇、実質売上は前月比8.4%、前年同月比12%、今年上半期は6.6%とそれぞれ大幅に増加している。

また6月の労働時間の比較では前月比1.7%、前年同月比6.2%、今年上半期は5.8%、実質賃金は0.7%、2.3%%それぞれ増加している。(2008年7月31日付けエスタード紙)

リオチントはCosipaへ鉄鉱石販売

リオチント鉱業はウジミナス傘下のパウリスタ製鉄(Cosipa)向けに年産1,280万トンのコルンバ鉱山の鉄鉱石を2009年から10年間の長期契約締結を試みている。

現在のCosipa製鉄はヴァーレやカーザ・ダ・ペドラから購入しているが、2009年からJメンデス鉱業からも購入を予定している。

リオチントはCosipaと年末までに契約締結を予定しているが、ペレット鉱の80%から90%の価格であるLumpと呼ばれる塊鉱を年間50万トン販売する。

リオチント社は中近東を中心に10以上の顧客との長期契約締結を試みており、2010年から1,280万トンの鉄鉱石生産のうちで750万トンから850万トンを輸出向けに生産する。(2008年7月31日付けヴァロール紙)

部会長シンポジウムの発表資料作成で貿易部会開催

貿易部会(佐々木修部会長)7月31日午後3時から4時過ぎまで8月7日に開催される業種別部会長シンポジウムの発表資料作成に8人が参加して開催された。

発表資料作成ではジェトロの大岩玲取締役が担当して上半期の輸出入実績、貿易収支の推移、主要商品別輸出、同輸入、主要国・地域別輸出、同輸入、対日主要品目別貿易、2008年通年の予測と纏められている。

意見交換では輸出黒字の減少、急増する輸入、コモデティ価格高騰による一次産品の輸出急増、レアル高の為替の影響、資本財の輸入の急増、今年上半期の貿易収支黒字幅の大幅減少、中国を中心に鉄鉱石輸出の増加、増加する中近東向け鶏肉輸出、アルゼンチンとの自動車協定活用で急増する輸入車、今後の金利の行方、レアル高の為替、税制度改革などについても意見の交換が行なわれた。

出席者は佐々木修部会長(三菱コーポレーション)、三分一克則副部会長(島津製作所)、田中一男(伊藤忠)、大岩玲氏(ジェトロ)、浅野秀樹氏(三井物産)、加藤秀雄領事、田畑篤史副領事、平田藤義事務局長

ポワーポイントで作成された資料で意見交換

080731 貿易部会2

左から佐々木修部会長/三分一克則副部会長

移民100周年記念のファイナル花火大会案内に表敬訪問

東京に本社を構えるFLIP・FANTASIA社のセルゲ・エドンゴ顧問が7月31日に商工会議所を表敬訪問、12月20日にインテルラゴで開催される日本移民100周年記念のファイナルエベントである花火大会プロジェクトを平田事務局長に案内、後援依頼として商工会議所の名義借用、主な進出企業とのコンタクト方法、プロジェクト概要、来月中旬に再度プロジェクト関係者との訪問する。

左から平田事務局長/FLIP・FANTASIA社のセルゲ・エドンゴ顧問

Selic金利上昇で個人向けクレジット金利が49.1%

中銀による政策誘導金利(Selic)の切上げに伴って、6月の個人向け平均クレジット金利は49.1%まで上昇して、2007年3月と同じ金利まで上昇している。

対前月比の個人向けクレジット金利は1.7%、今年6ヶ月間では5.2%それぞれ増加、6月の口座借越残金利は2.0%増加して159.1%となり2003年8月の水準まで達している。

また給与・年金口座天引き型クレジット金利はSelic金利の引上げ並びに銀行スプレッド金利増加に伴って0.2%増加の27.7%、自動車ローン金利は0.5%増加の31.1%となっている。

しかし6月の法人向けクレジット金利は不渡りの可能性が非常に低いために前月の26.9%から26.6%に低下、設備投資増加でインフレ圧力低下につながる効果がある。

6月のクレジット総額は前月比2.1%増加の1兆670億レアルに達しているが、クレジットの伸び率はゆるいカーブになってきており、個人向けクレジット は減少してきているが、今年上半期の法人向けクレジットは14%増加、クレジット総額はGDP比36.5%で1995年1月以来の高率に達しているが、今 年の年末には40%まで達する可能性がある。(2008年7月30日付けエスタード紙)

連邦政府はプライマリー収支黒字を4.41%に引き上げ

中央政府の今年上半期のプライマリー収支黒字は支出が大幅に減少したために613億7,000万レアルを記録、連邦政府の支出は前年同期比9.79%したが、州・市町村への分配金支払い後の収入は15.78%増加している。

今年上半期のプライマリー収支黒字はGDP比4.41%と前年同期の3.45%を大幅に上回り、連邦政府目標のGDP比4.3%を上回っている。

政府系ファンドへの資金注入を含むプライマリー収支黒字776億レアルの目標達成には162億レアルが不足しているだけであり、年末までに毎月27億レアルのプライマリー収支黒字を達成すれば可能となる。

今年上期の連邦政府の公共投資は19.2%増加したが、人件費削減効果が大きく貢献、また社会保障院(INSS)野赤字は前年上期の207億8,000万レアルから181億6,000万レアルまで減少している。(2008年7月30日付けエスタード紙)

投資適格級格上げ後に海外投資家が資金引き上げ

格付会社スタンダード&プアーズが3ヶ月前にブラジルを投資適格級に格上けした後の5月初めにサンパウロ平均株価(Ibovespa)は7万3,516ポイントの高値を付けていた。

しかし格上げ2ヶ月後の7月24日にはベア・マーケットと呼ばれるピークから20%以上株価が下落して5万7,199ポイントまで下落、投資適格級入りし た5月は海外投資家のサンパウロ証券取引所への投資は5億3,250万レアルが流入したが、6月には74億1,500万レアル、7月は73億8,800万 レアルがすでに引上げている。

投資適格級の格上げは株式投資よりも確定金利付投資の目安にとって非常に重要であり、米国の金融市場の先行き不透明感のシナリオでは今後も金融市場の先行きが定かでない。

投資適格級は長期投資にとってはメリットとなるが、格上げされても即座の効果は現れない。また今年上半期の経常収支は174億200万ドルの赤字を計上し たが、海外からの直接投資は167億200万ドルで経常収支赤字をカバーしていないが、下半期には経常収支赤字をカバーすると予想されている。(2008 年7月30日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

業種別部会長シンポジウム案内に邦字新聞社訪問

8月7日午後2時から6時まで入場無料の業種別部会長シンポジウムがインターコンチネンタル・ホテルで開催されるのに先立ち、7月30日に松田雅信総務委員長、田中一男企画戦略委員長並びに平田藤義事務局長が、ニッケイ新聞とサンパウロ新聞を訪問、11部会の今年上期の回顧と下期の展望を各部会代表が発表、BRICsの一国で国内経済好調なブラジル経済などについてプロ中のプロの話が聞ける絶好のチャンスであり、また個別テーマは知的財産権問題を取上げ、ブラジルの好景気に伴い二輪車や繊維の意匠権侵害や模倣品増加が増えていることから認識を深めてもらう。