ブラデスコ銀行の村田取締役と後任の山崎取締役が表敬訪問

10年近くのサンパウロ勤務を終えて日本に帰国するブラデスコ銀行の村田俊典取締役と後任の三菱東京UFJ銀行国際企画部から赴任の山崎展生取締役が6月24日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長に帰国挨拶並びに就任挨拶を行なった。

左から平田事務局長/帰国するブラデスコ銀行の村田俊典取締役/後任の山崎展生取締役

石川清治副会頭は日系社会貢献で名誉証と金メダルを授与

サンパウロ市議会のアントニオ・カルロス・ロドリゲス議長、アウレリオ・野村市議、ジョージ・羽藤市 議、神谷牛太郎市議並びに日本移民100周年臨時委員会メンバーは6月24日午前9時からに日系社会に大いに貢献したYKK社長で商工会議所の石川清治副 会頭に栄誉証並びに金メダルを“5月1日本会議場”で授与、商工会議所からは平田藤義事務局長がお祝いに出席した。

石川副会頭と同様に授与されたのはヒロシ・ニシタニ氏、ケンタロ・タカヤマ氏、キヨシ・イリヤ氏、マナブ・マベ氏(故人)、マウリシオ・デ・ソウザ氏、ミチエ・アカマ女史(故人)、セイゴ・ツズキ、ソウイチロウ・ホンダ氏(故人)、タケシ・ホンダ氏(故人)

 

海外のフランチャイズ網がブラジルに進出

北米3位のレストラン網Wendy´sは22カ国で80億ドルの売上を誇るが、ブラジル進出の手始めは3州の南部地域のフランチャイズ代理店を募集しているが、投資準備金として最低1,000万レアルの資金準備を要求している。

今月25日から28日まで開催されるABFフランチャイジング・エキスポ展には海外の8社がブラジル進出で代理店を募集する予定であり、フランチャイズ市場規模が世界4位のブラジル市場を開拓する。

米国の経済危機と競争の激しい北米市場からの逃避がブラジル進出に拍車をかけており、Wendy´sは南部地域に7年間で45ヵ所のレストラン展開を計画、すでにニカラグア、ヴェネズエラやカリブ諸国にも進出している。

ホームケアのRight at Homeチェーン網は経済成長と高齢化が進んできているブラジルの潜在市場規模に賭けてブラジルに進出、長期的には250店舗展開を見込んでいるが、初期投資には最低限100万ドルが必要となっている。

都市部での会員制スパを展開するPlanet Beachはブラジル人のライフスタイルに賭けて投資家を募るが、ブラジル国内で300店舗開店を見込んでいるが、米国、カナダ、アイルランドやオーストラリアで380店舗で190万人の会員を擁している。

しかし昨年、海外から移動ペットショップのAussie Pet Movel、バッテリー専門店Batteries Plus 、ぬいぐるみ専門店Build-a-Bear 、ホームケアHomeWatch international 、清掃サービスのOffice Clearing網がブラジルに進出したが苦戦している。

ブラジルには1,013種類のフランチャイズ網があり、そのうちの89%は国内のフランチャイズ網が占めており、昨年は前年比15.6%増加の460億レアルを売上げている。

また52種類のブラジルのフランチャイズ網は過去5年間で海外39カ国に進出しているが、年末までには60まで増加すると見込まれている。(2008年6月23日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

今年の経常収支は230億ドルの赤字化

ドル安の為替継続による価格競争力低下で輸出が減少してきているが、輸入は反比例のカーブを描いて上昇を続けており、過去5年間続いた経常収支黒字は、今年は230億ドルの赤字に転落すると見込まれている。

過去12ヶ月間の経常収支赤字は170億ドルに達しているが、ブラジルの外貨準備高は2,000億ドルに達して、公共負債総額をカバーできるレベルに達しており、多少の経常収支赤字は危惧する必要がないと多くの経済学者の意見となっている。

また格付け会社2社がブラジルを投資適格級にグレードアップ、海外からの直接投資や外貨準備金が大幅に増加してきているが、レアル高の為替による輸入増加で経常収支の赤字は政策誘導金利(Selic)の上昇圧力になっている。

中国の貯蓄率はGDP比40%、公共投資比率は30%にそれぞれ達しているが、ブラジルの公共投資は2003年の19.4%から殆ど上昇しておらず、投資比率は15.3%から18%に上昇しているが、世界水準ではまだまだ低い。(2008年6月23日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

鈴木孝憲元副会頭が自著贈呈で表敬訪問

 元商工会議所の副会頭で現在のブラジル三菱東京UFJ銀行の前身ブラジル東京銀行元頭取でシント・ブラジル社の企業コンサルタント鈴木孝憲氏が6月23日に商工会議所を表敬訪問、平田藤義事務局長に自著「ブラジル巨大経済の真実」を贈呈した。

左から平田事務局長/自著「ブラジル巨大経済の真実」を贈呈する鈴木元副会頭

PACと地方統一選挙でアスファルト需要拡大

昨年のブラジル国内のアスファルト消費量は170万トンで25億レアルの売上を記録したが、今年は経済成長加速プログラム(PAC)並びに市長と市会議員の地方統一選挙の年で、各都市のインフラ整備の公共投資拡大で、アスファルト消費は前年比10%増加の185万トンが見込まれている。

アスファルト販売の大手はBRディストリブイドーラ社、イピランガ、アスファルトス、グレッカやベツネル社であり、主な販売先は公共事業請負のゼネコンとなっている。

アスファルトは石油派生品であり、今年1月にペトロブラスは原料価格を10%値上げしたが、国際石油価格が高騰しているにも関わらず、年内の石油価格値上げは見込まれていない。(2008年6月23日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

ツバロン製鉄は鉄鋼スラグから代替石灰を商業化

アルセロール・ミッタル傘下のツバロン製鉄所では石油高騰の影響を受けて化学肥料が高騰している中で、鉄鋼スラグから化学肥料の基礎原料となる石灰の代替商品となる酸性スラグの販売を開始する。

ツバロン製鉄は昨年に農務省管轄のエスピリット・サント州環境協会に成分分析を依頼して製品販売許可を申請しているが、製品開発は2000年から開始して2006年に製品化に漕ぎ着けている。

この酸性スラグは大豆並びに砂糖キビ生産土壌で実験されたが、石灰より30%も効率が良いために代替石灰として製品化が可能となり、1トン40レアルの石灰よりも安い価格で販売が予定されている。

今後、ツバロン製鉄ではコーヒーやユーカリ栽培土壌での実験を継続するが、昨年の製鉄スラグの再利用での売上は8,200万ドルであったが、今年はこの代替石灰の商業化で1億200万ドルを見込んでいる。(2008年6月23日付けヴァロール紙)

皇太子殿下ご臨席のもと、21日のブラジル日本移民100周年記念式典に3万人が参加して盛大に開催された

6月21日のブラジル日本移民100周年記念式典に皇太子殿下ご臨席のもと、生憎の小雨模様にも関 わらず、サンボドロモ会場に3万人が参加して盛大に開催、100周年記念協会の松尾治委員長は開会宣言で「約5年前から準備をしてきた。ブラジルにおいて 日本文化を継承している姿を見てもらいたい」と述べた。

第一部祭典の先頭はブラジル・ラジオ体操連盟会員1,300人によるラジオ体操の デモンストレーション、和太鼓、日本各地の伝統舞踊団、南中ソーランなどが次々と披露され、午後4時30分に時間通りにご到着された皇太子殿下の乗ったお 車はサンボードロモ会場をゆっくりと行進し、参加者から大きな拍手で迎えられた。

神戸市の旧移住センターで分火された友情のトーチを掲げ たランナーが会場に入った後に、カフー元ブラジルサッカー代表選手、個人最多メダル保持者のウーゴ・オヤマ選手、オリンピックの柔道金メダリストのアウレ リオ・ミゲル市議などが交代でトーチを掲げて点火台に近づくと、慶祝のために4機の空軍機が式典会場上空を横切った。

大西三郎さん夫妻とその息子が5世の女性と結婚して6世の孫となる優太君の3人で点火した後で、同100周年記念協会の上原幸啓理事長が「私の人生でもっとも感動的な一瞬であり、連邦政府、州政府や市役所の協力で開催でき、新しい歴史が始った」と述べた。

皇太子殿下はブラジルに日系人150万人、日本に30万人のブラジル人が住んでいることに触れて「100年前には想像もできない緊密な両国関係になってき ており、両国の関係が更に広く、深くなり、ともに未来を見つめられるものに」とのご期待をお述べになられて、「ムイト・オブリガード(有難う)」と締めく くられると大きな拍手が沸き起こった。

続いてサントス港に停泊中の海上自衛隊のパレード、州警騎馬隊の行進、3,000人を超すコーラス隊の両国の歌の大合唱、1,200人による100周年記念踊り「海を渡って100周年」、最後に1,000人太鼓の演奏で第1日目は大成功裏に終了した。

商工会議所からは田中信会頭、平田藤義事務局長をはじめ、多数の会員が日本移民100周年の記念すべき式典に参加した。

 

左前列から麻生太郎日本ブラジル交流年実行委員会名誉会長(日伯議員連盟会長)、ご臨席された皇太子殿下、カサビ市長

3万人が詰めかけて満席となったサンボドロモ会場

海上自衛隊も祝福のパレード

和太鼓隊のパレード

西村康稔代議士との朝食会が6月21日にグラン・メリアホテルで開催された

西村康稔代議士との朝食会が6月21日午前8時から9時30分までグラン・メリア・モファレジホテルで開催、田中信会頭、石川清治副会頭、松田雅信副会頭、ジェトロ・サンパウロ事務所所長で佐々木光コンサルタント部会長、平田藤義事務局長が出席した。

皇太子殿下はセーラ知事主催の晩餐会にご出席

ジョゼ・セーラ聖州知事は21日夜に皇太子殿下をバンデイランテ宮にご招待して晩餐会を開催、300人の来賓も晩餐会に招待され、商工会議所からは田中信会頭らが出席した。

セーラ知事は1908年の笠戸丸に781人の日本人移民がサントス港に入港して日本人移住が開始、今では日系人は150万人を数えているが、日本人は勤勉 で知性的であり、たゆまぬ努力を続けて、また芸術、科学、経済やスポーツなどブラジル社会には計り知れない財産を残し、日本人による指導の賜物で、オリン ピックではブラジル柔道界に12個のメダルをもたらし、そのうちの2個は金メダルであったと皇太子殿下にご説明した。

またセーラ知事は日 本とブラジルの貿易は7位にランクされ、日本からラテンアメリカへの投資の50%はブラジルへの投資であり、日本からサンパウロ州への経済協力では国際協 力銀行(JBIC)がメトロ、大サンパウロ圏の鉄道輸送へのクレジット、チエテ川の汚染低減並びに浚渫工事、サントス沿岸都市の環境改善事業でのパート ナーシップをご説明、皇太子殿下はサンパウロ州は日本とブラジルの友好関係にとって非常に重要な懸け橋になっているとお述べになられた。

また今夜21日がサンパウロ市での最後のご滞在の皇太子殿下はサンパウロ州立大学法学部学生とのご交流、ヴィーヴァ・ジャパン・プロジェクトをご見学なさ れた広島市公立学校のご訪問、日本移民を熱烈に受け容れて頂いたサンパウロ州の人々への感謝の気持ちは忘れえることができませんとお述べになられた。

晩餐会終了後にモーツアルト並びにヴィラ・ロボスの作品をカマルゴ・グアル・クアルテットとエリカ・フクダ女史が演奏したが、皇太子殿下がモーツアルトの “夜のセレナーデ”をクアルテットとご一緒にご演奏された。(サンパウロ州政府広報-Cintia Cury/Manoel Schlindwein)

 

セーラ知事とお話をされる皇太子殿下(写真 聖州政府 Ciete Silvério)

バンデイランテス宮での皇太子殿下とセーラ知事(写真 聖州政府 Ciete Silvério)

カマルゴ・グアルニエリ・カルテットとご一緒に演奏される皇太子殿下(写真 聖州政府 Ciete Silvério)