エレブラスは風力発電建設促進

環境ライセンス認可に4年間かかったが、エレブラスはドイツ資本Innovent社と共同で南大河州沿岸部のトラマンダイ市に、70メガワットの風力発電所を3億2,000万レアルを投資して建設する。

この風力発電拠点には35の風力発電塔で年間5,050万レアルの売上を見込んでおり、Innovento社が社会経済開発銀行(BNDES)から70%相当の資金を調達する。

この風力発電所建設は代替エネルギー開発促進計画(Proinfra)に基づいており、エレトロブラスが20年間に亘って電力を購入するが、タービン以外は国内で調達するために国産比率は85%に達している。(2008年6月19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

コピー医薬品で年間60億レアルの損害

ブラジルの医薬品業界はコピー医薬品の横行により、医薬品販売総額の25%に相当する年間60億レアルの損害を被っていると国連(UN)の調査を基に算出している。

コピー医薬品の販売量並びに巧妙さが上がってきており、今年初めには1トンに上るコピー医薬品が押収されたが、医薬品の製造メーカでも見分けが付かないほど、コピー技術が進んできている。

厚生省の衛生監督庁(Anvisa)が設置される前には、年間172件のコピー医薬品が出回っていたが、1999年から2005年にかけて押収されたコピー医薬品は10種類に減少したが、2006年には7種類、昨年は8種類と増加してきている。

今年の押収されたコピー医薬品はすでに5種類に及んでいるが、罰金は2,000レアルから5,000レアル、製造工場の操業停止が実施されただけで後続が後を絶たない。(2008年6月19日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

皇太子殿下が文協・移民資料館をご見学

6月19日日午前、リベルダーデ区のブラジル日本文化福祉協会を皇太子殿下がご訪問、大ホールで出迎えた 高齢者らに優しくご挨拶されるなど、歓迎ムードが最高潮となり、コロニアに大きな感動を与えた。ブラジル日本移民史料館9階では、史料館のアーカイブ・プ ロジェクトに対する天皇皇后両陛下からのご下賜金を上原幸啓会長に渡された。また7階の大武和三郎の常設コーナーにも足を運ばれ、26年ぶりの文協ビルに 終始笑顔でご見学された。商工会議所からは田中信会頭が出席した。

海上自衛隊練習艦隊歓迎式に田中会頭が出席

移民の日の6月18日ににサントスに入港した「平成二十年度遠洋練習航海」で訓練を行っている海上自衛隊 練習艦隊「かしま」「あさぎり」と護衛艦「うみぎり」の3隻(乗員約700人)が午前にサントスの30番埠頭に接岸、翌日の19日は文協大講堂で海上自衛 隊練習艦隊歓迎式が行なわれ、田中信会頭が出席した。

機械・装置輸入額は20億ドルに達する

自動車工業部門が牽引して機械・装置の輸入が急増しているが、自動車工業部門が70%近くを吸収、昨年の輸入額は20億ドルに達しており、今年は前年比20%増加すると見込まれている。

国内の機械・装置部門のトップ企業であるロミ社は生産能力を2倍に引上げるが、国内経済成長の伸びに対して国内企業の設備投資が追いついていない。

また国内での汎用機械・装置生産は中国製輸入品価格との価格競争において、コスト面で採算が見合わないために中国や台湾から輸入されており、最上級装置は日本、韓国、米国やヨーロッパからの輸入となっている。

国産装置の供給能力は需要の50%しかないために不足分は輸入に依存しており、年間のブラジルのプラスチック射出成形装置需要は1,500台であるが、中国の大手企業は月間1,000台の生産能力を擁しているために競争するのが難しい。

またブラジル国内のプレス機の年間需要は500台であるが、中国企業の中には年間1万台を生産する企業もあり、ブラジルに限らずに世界中に汎用機械・装置輸出をしている。(2008年6月18日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

ブラジルの貿易関税は中南米で最も高い

世界銀行(Bird)の市場開放度、税関手続き、ビジネス環境など貿易関連の政策、慣行などを対象とした調査によると、ブラジルは輸出品目が多いにも関わらず、貿易関税がラテンアメリカ平均よりも高くて保護貿易主義の傾向が強いと評価されている。

ブラジルの輸入貿易障害は調査対象125カ国の中で92位にランクされて中国、パラグアイ、ロシア、ボリヴィアやヴェネズエラよりも貿易での障害が高く、最も貿易がしやすいのは香港、シンガポールで最も輸入関税が低く、スイスは4位、米国11位、ヨーロッパ連合は21位であった。

ブラジルの平均輸入関税は8.7%、最も高い輸入関税は35%であるが、輸入関税は輸入品の46.1%にかけられているが、ラテンアメリカ諸国の平均は35%の輸入品目にかけられている。

世銀ではブラジルはテレコン、金融、港湾や空港などのサービス部門での規制緩和をしてきているが、企業の開業・閉鎖手続きが煩雑で時間がかかるために、法制度部門では122か国中113位にランクされている。

ロジスチック整備部門では151か国中61位にランクされているが、ラテンアメリカ並びに発展途上国の中では平均以上であり、港湾エフィシエンシー部門ではコンテナ1個当たりのコストが1,000ドル以上、荷揚げ許可に平均22日を要するために93位ランクされている。

ブラジルの輸出品目数では11位で韓国、米国やイタリアよりも多いが、日本、カナダや中国より少ないが、中近東では石油など輸出品目のトップ5品目で80%のウエートを占めており、アンゴラ、イラク、ヴェネズエラやスーダンでは石油輸出の依存度が非常に高い。

ブラジルの鉱工業輸出は輸出の50%を占めているが、ブラジルの農産物に対して平均輸入関税が12.8%でラテンアメリカ平均の6.2%、発展途上国平均の8.1%よりもブラジルの農産物に対する障害が高い。

貿易高のGDP比が最も高いのは香港、シンガポール、マレーシア、国内経済規模が大きいブラジル、インド、オーストラリアや米国の貿易高のGDP比は比較的低い。(2008年6月18日付けエスタード紙)

今年4ヶ月間のインフレは食品販売部門のみが減少

今年4ヶ月間のインフレによる影響を受けた小売部門の中では食料品・飲料部門であり、4月の同部門の売上は前月比0.1%減少したが、過去12ヶ月間では6.4%増加している。

4月の広範囲消費者物価指数(IPCA)が前月の0.48%から0.55%に上昇、そのうち食料品部門は半分に相当する0.28%のインフレを押上げ、過去12ヶ月の食料品の販売量は0.4%増加したが、売上げは15.4%増加して明らかに食料品価格の値上げが目覚しい。

4月の家電・家具販売数量はクレジット販売の拡大で前月比0.9%、前年同月比27.8%、過去12ヶ月間では16%それぞれと大幅に増加している。

今年4月までの小売部門の売上は前年同期比11%、自動車は23.4%、建設材料13%、情報機器27.6%、繊維・衣類・履物15%、書物・印刷物11.3%、医薬品関連部門は13.6%とそれぞれ大幅に増加している。(2008年6月18日付けヴァロール紙)

ブラジルのトップの月収は単純労働者の80倍

ブラジルのエグゼクチブの給料は欧米の多国籍企業のブラジル支店勤務のエグゼクチブよりも稼いでおり、ボーナスを含む年俸でも多く稼いでいる。

ブラジル企業の社長のボーナスは基本給の66%貰っているが、米国企業のブラジル支店の社長は48%、ヨーロッパ企業は47%、全体の平均では51%となっているが、外資企業のエグゼクチブがブラジル企業のトップに就任する機会が増えてきている。

ブラジル企業はいきなり社長としてヘッドハンティングする傾向にあるが、欧米系企業では初めに副社長クラスとして採用する傾向にある。

ブラジル企業の社長は単純労働者の80倍以上のサラリーを稼ぐが、米国企業のトップは自国の単純労働者の42倍、ヨーロッパは22倍を稼ぐが、米国の最低給は1,270ドル、英国1,200ドル、ドイツは1,600ドルとなっている。(2008年6月18日付けガゼッタ・メルカンチル紙)

「移民の日」先駆者慰霊ミサに1,000人が参加してセー大聖堂で営まれた

日伯司牧協会、ブラジル日本文化福祉協会共催の「移民の日」先駆者慰霊ミサが6月18日午前9時か らセー広場のセー大聖堂に1,000人が参加してしめやかに営まれ、丸橋次郎首席領事、100周年記念協会の松尾治執行委員長、各日系団体代表者が出席、 商工会議所からは平田藤義事務局長が出席した。

 ドン・ペドロ・サンパウロ管区大司教並びに沖縄から来伯した押川としお司教によりミサが開始され、8人の司教が並ぶ祭壇に向かって、司牧協会の人たちが日伯両国旗、バチカン旗を掲げて入場した。

オジロ大司教は「今日は日系社会だけでなく、ブラジル社会にとっても輝かしい日であり、笠戸丸移民が夢と希望を胸に新天地のブラジルに着てから100年、日本人移民はブラジル国家の建設に参加、ブラジル社会への貢献を称したい」と述べた。

ブラジルへの布教活動に生涯を捧げた中村ドミンゴス長八神父の写真を先頭に、日本人移民の農業への貢献を象徴する野菜、日本文化を表わす生け花などを捧げ、参加者一同は100周年を象徴する祈りを唱和してミサは終了した。

 

1000人が詰めかけたセー大聖堂の「移民の日」の先駆者慰霊ミサ