総務省情報通信国際戦略局の関総一郎次長が訪問

総務省情報通信国際戦略局の関総一郎次長並びに総務省情報通信国際戦略局の高地圭輔国際経済課長、中川拓哉国際経済課課長補佐、在ブラジル日本国大使館の金子創一等書記官が2014年5月21日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に5月22日にサンパウロ市内のホテルで開催する総務省およびブラジル通信省共催セミナー「 BRAZIL – JAPAN ICT DIALOGUE」について説明した。

左から平田藤義事務局長/在ブラジル日本国大使館の金子創一等書記官/総務省情報通信国際戦略局の中川拓哉国際経済課課長補佐/関総一郎次長/高地圭輔国際経済課長

FIESPのセミナーと総務省・伯通信省のICT会談セミナーに出席

2014年5月21日、FIESP(サンパウロ州工業連盟)が定期的に主催するインフラセミナー LETS – Semana de Integrado da Infraestrutura」のスマートグリッドについてのセッションに平田藤義事務局長が出席、続いて22日サンパウロ市内ホテルで開催された日本総務省とブラジル通信省の第1回ICT会談セミナーにも出席した。

3月のサービス部門の名目売上伸び率は前年同月比6.8%増加に留まる

ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、3月のサービス部門の名目売上伸び率は、製造業部門並びに商業部門が低調に推移した影響で前年同月比6.8%増加に留まって、2013年8月の6.6%増加に次ぐ低い伸び率を記録している。

LCA Consultores社では、3月のサービス部門のインフレ指数を差引いた実質売上は前月比マイナス0.5%と予想、第1四半期の実質売上は1.5%増加を予想しているが、昨年第4四半期の実質売上は2.0%増加していた。

カーニバルによる営業日数の減少や国内の工業製品の販売不振で3月のサ―ビス部門の実質売上は、年間換算でマイナス2.1%と2月の2.0%増加から一転して減少しているとテンデンシア・コンスルトリア社のエコノミストのラファエル・バシオッテ氏は説明している。

3月の製造業部門の生産は前月比マイナス0.9%、商業部門の売上は、マイナス0.5%となって輸送セクターの売上が2月の14.7%増加から3月は僅かに8.0%増加に留まった事がサービス部門の売上伸び率の縮小につながったとIBGE統計院のサービス部門コーディネーターのロベルト・サルダーニャ氏は説明している。

3月のサービス部門の名目売上伸び率は前月の10.1%から6.8%に減少、前記同様に個人向けサービスセクターは13.3%から10.0%に減少、情報・通信サービスセクターは6.7%から4.4%に減少、教育・医療・福祉、公共サービスセクターは9.3%から8.8%に減少、公共交通・輸送・物流・郵便サービスセクターは14.7%から8.0%に減少、その他のサービスセクターは6.5%から3.3%に減少している。

また3月は旱魃による農産物の輸送並びに農産物保存の需要減少や河川の水位低下による輸出向け穀物の水上輸送の減少などもサービス部門の売り上げに大きな影響を与えた。(2014年5月21日付けエスタード紙)

JBS Foodsが新規株式公開申請

JBS Foodsは、新規株式公開(IPO)するために有価証券取引委員会(CVM)に上場を申請、新規株式公開では、50億レアルに達する資金を調達すると予想されている。

JBS FoodsはJBSグループの中で最も新しいグループ企業であり、昨年6月にバチスタ一族のMarfrig 社からSeara Alimentos社を9億レアルで買収している。

Seara Alimentos社は、Searaブランドの食品以外にも Fiesta、 Doriana 、Rezende 、LeBon 、Frangsulなどのブランド製品を販売しており、今年第1四半期の売上は、前四半期比3.9%減少の28億レアル、Ebitdaは67.1%増加の3億7,980万レアルであった。

ブラジルのマクロ経済が低調に推移しているために、新規株式公開を予定していた多くの企業が先送りしており、3月末には航空会社Azul社がIPOを取りやめており、Ouro Verde社並びに Votorantim Cimentos社もIPOを取りやめている。

JBS社は2013年末にMassa Leve社を2億6,000万レアルで買収、冷凍のピザ、チーズパン、サンドイッチ、パイなどポートフォーリオを拡大、Massa Leve社は、サンパウロ州リオ・グランデ・ダ・セーラ市に本社があり、今年の売上は4億レアルが予想されている。(2014年5月21日付けエスタード紙)

水力発電所の貯水ダムの水位低下で電力発電システム稼働に影響

現在の北部地域の水力発電所の平均水位は92.3%と十分に余裕があるが、北東部地域は42.1%、南部地域は45%、南東部並びに中西部は37.7%と危険水位に近づいてきている。

全国エネルギーシステム組織化機構(ONS)の発表によると、2月中旬の南東地域/中西部地域の水力発電所の貯水ダムの水位は、2001年以降では最低水位を記録して、今後も旱魃が継続すれば節水制限や節電政策の導入の可能性がある。

電力エネルギー発電を担当するONS機構のエルメス・チップ取締役は、「水力発電所の貯水ダムの水位低下は電力発電オペレーションを困難にしており、更なる火力発電所の稼働が必要」と説明している。

今後数年間に総発電能力が2万メガワットに達する水力発電所が稼働開始するが、降雨の少ない6月から11月に予想されている降雨があれば節水制限の可能性は低くなるとエルメス・チップ取締役は説明している。

今後3年間の小型水力発電所プロジェクトは700カ所で8,000メガワット~1万メガワットの発電が可能となり、またブラジル国内の78カ所の火力発電所が稼働しており、民間火力発電所を除くブラジル国内の火力発電所は85ヵ所となっている。(2014年5月21日付けエスタード紙)

 

格付け会社フィッチはブラジルのソブリン格付けを見直しか

格付け会社フィッチは、ブラジルのソブリン格付けを今年7月までに見直す可能性があるが、フィッチブラジルのラファエル・ゲーデス取締役は、先週、ギド・マンテガ財務相と話し合い、連邦政府は過去12カ月間に経済政策を正しい方向に転換したとコメントしている。

フィッチ社は1年ごとに格付けの見直しを行っており、昨年7月18日にブラジルの格付けをBBBに据え置いたが、今年3月24日、格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ブラジルのソブリン格付けを「BBB」から「BBBマイナス」に1段階引き下げて投資適格級では最も低い格付けに変更、また見通しは「ネガティブ」から「安定的」に変更、またペトロブラス石油公社並びにブラジル中央電力 (Eletrobras)も格下げされた。

S&Pは格下げの要因として「連邦政府の政策に一貫性がなく、また財政政策と経済政策の信頼性が欠如しており」、また「今後数年間のブラジル経済は低成長にとどまる」と予想、公立銀行が連邦政府の経済成長加速プログラム(PAC)を支えており、また電力料金の値上げの先送り、財政プライマリー収支黒字の目標のため減税政策の縮小などを余儀なくされているとS&Pは指摘している。

フィッチ社ではブラジルの今年の国内総生産(GDP)伸び率を1.9%、2014年のGDP伸び率を2.5%と予想しているが、6月中旬に再度の予想の見直しを予定して格付け変更の参考にする

S&Pはパラナ州立銀行の格付けをBB+ からBBに格下げ、 Gerador銀行はBBから B+に格下げ、ヴォトランチン銀行はBBB- からBB+に格下げしたが、南大河州立銀行はBBB-に据え置いている。(2014年5月21日付けエスタード紙)

 

日本航空一行が訪問

日本航空米州地区支配人 兼 ニューヨーク支店長の中村泰寛氏並びに日本航空米州支配人室の鈴木啓介旅客営業部長、日本航空米州地区支配人室付 南米地区統括部長の伊勢谷光彦氏が2014年5月21日に商工会議所を訪問、応対した平田藤義事務局長に挨拶を行なったとともに、羽田-ニューヨーク間のフライトなどについて説明を行なった。

左から平田藤義事務局長/近藤千里秘書/日本航空米州地区支配人室付 南米地区統括部長の伊勢谷光彦氏/日本航空米州地区支配人 兼 ニューヨーク支店長の中村 泰寛氏/日本航空米州支配人室の鈴木啓介旅客営業部長

FIFAワールドカップ イトゥ市及び伊東市関係者の歓迎レセプションへ出席

2014年5月20日、FIFAワールドカップ・ブラジル大会において日本代表のキャンプ地となるイトゥ市とその姉妹都市である静岡県伊東市の代表者及び当地関係者を招待したレセプションが福嶌教輝在サンパウロ総領事の主催で行なわれ、会議所から村田俊典副会頭、天野一郎副会頭、上野秀雄副会頭が出席した。

( foto: Jiro produções)

JICA主催の第3回中南米民間連携調査団との意見交換会開催

JICA主催の第3回中南米民間連携調査団との意見交換会が2014年5月20日午後1時30分から2時30分まで商工会議所の大会議室で開催、平田藤義事務局長が商工会議所の活動について講演、会議所の沿革では1970年半ばからおよそ10年間は国家の財政危機、民主主義への変換期、再度の石油ショック危機、慢性インフレや輸入制限など日本進出企業を初めとして海外からの投資が大幅に減少、80年代は失われた10年間、90年代はコロール大統領が貿易の自由化、レアルプラン、2003年から労働者党が政権を担当、ジウマ政権は経済政策の見直しを余儀なくされていると説明した。

また商工会議所の組織、委員会や部会活動、事務局の役割や全世界に向けた情報発信、様々なセクターとの意見交換、両国政府への提言や他国会議所との連携について説明。日伯経済合同委員会(CNI/経団連)や日伯貿易投資促進委員会(MDIC /METI)などの場を通し2012年初めから商用マルチビザ発行、2012年3月から日伯社会保障協定発効等の具体的な成果が挙がった事などを説明、 EU諸国並びに周辺7カ国、韓国はすでにビザフリー、中国にもマルチビザで先行されており、日本からの中小企業進出を促進する上でビザフリーは避けて通れ ないと強調、日本からの中小企業進出の最大のボトルネックとなっているビザのフリー化に向けて、来伯の関係閣僚や政治家に鋭意働きかけていることを強調、 また中小企業進出への支援構想、機械金属部会の中に造船分科会並びに貿易部会の中にメディカル分科会の設置などについて説明した。

当会議所の会員数は現在370社(うち進出企業227社)であるが、3年後の 2016年には500社(進出日本企業 350社)を目指していると説明、現在のドイツからのブラジル進出企業数が1,600社であるのに対し、日本は僅か400社に過ぎず、両国の進出企業会員数の比較で見てもドイツの1,400社に対し日本の約7倍の差が生じたのは何故なのか特性要因分析の手法を用い、その根本的な要因として本国からの資金的援助やフリービザの有無が大きく影響していると推測、地政学的な関係強度(両国の関係は距離の二乗に反比例)、ダイレクト便の有無、移民の歴史、本国の文化/言語教育普及の違い等が根本的な要因として挙げられるが他方、戦略的要素と考えられる職員数の 規模の圧倒的な違い、会議所内の進出支援ビジネスセンター設置の有無、会員企業の現地化の差なども可なり影響していると強調、また煩雑で負担の大きい税制 や多い労働訴訟/高い人件費、ブロクラシー大国、インフラ未整備、保護主義並びに治安の悪いブラジルを日本勢は概ね悲観的にみているが、欧米諸国とりわけドイツは将来のビジネスチャンスと肯定的に捉えているのではと参加者に対し自問・疑問を投げかけた。

質疑応答では日本とドイツ商工会議所との比較で日本が地場企業が多い要因として、進出企業とのビジネスチャンスを求めて弁護士事務所や会計事務所、地場銀行が会員になると平田事務局長は説明、またアジアからの投資では統計上には表れないが、中国がトップ、日本の2011年の直接投資は75億ドルと大幅に上昇、最近の日本からの投資分野として食品やサービス業、小売、ソフトウエア関連企業の進出が増加していると説明した。

第3回中南米民間連携調査団の参加者リスト

No. 社名 役職 氏名
1 株式会社THK 主務 林 麻里子
2 株式会社エクセルシア 経営企画室長 足立 英子
3 白山工業株式会社 防災システム事業部営業部社会連携防災教育推進担当 黒田 真吾
4 横浜植木株式会社 菊川研究農場農場長 渥美 治久
5 株式会社アース・コーポレーション 代表取締役 野崎 裕功
6 小松電子株式会社 専務取締役 滝川 洋
7 株式会社松本不動産企画 営業部長 松本 康裕
8 ブラステル株式会社 アカウントマネージャー 鈴木 光雄
9 有限会社東海バイオ 技術営業部長 柘植 清成
10 有限会社パッケージ高知 代表取締役社長 野村 裕
11 株式会社WATER 顧問 西田 浩一
12 大北耕商事 代表取締役 大北 耕三
13 明星金属製鉄所 代表取締役 八木 徹
14 具志堅建築設計事務所 執行役員 金城 孝雄
15 株式会社トリム 総務管理室室長兼海外支援室室長 田中 あけみ
16 公益財団法人海外日系人協会 業務部長 水上 貴雄
17 JICA 本部 中南米部 計画・移住課  小原 学
18 JICA 本部 中南米部 計画・移住課  寺薗 佑介
19 JICA ブラジル事務所 次長 遠藤 浩昭

平田事務局長は5月21日夜の同ミッションとの「ざっくばらんな交流会」に参加、昨日の質疑応答を延長した形でテーブルを回り懇談した。

ブラジル側からの参加者は、サンパウロ発信フリーペーパー「SAMPO」の金城カズアキ編集長/東京ソフトブラジルの上野陽子代表/クラシキ ド ブラジル テキスタイル社の田渕智生氏/スターツコーポレーションの関戸博高代表取締役 副会長/同森口信義取締役社長/デロイトの中村敏幸氏/同池谷ユウイチ氏/フジアルテ社の森山良二営業マネージャー/戸田建設ブラジルの三上悟社長/同営業部の藤井勇人氏/積水化学社の伊藤由美ステラマリー氏/イタウー・ウニバンコ銀行国際部の横路史生氏/Nelson Wiliams弁護士法律協会の安達研三顧問/大吉旅行者の吉原正浩代表/月間ピンドラーマ社の川原崎隆一郎代表/RGT社のローザテンサクラダ氏/同ジョージ・トミタ氏/同ヴァネッサ・ミヤハラ氏/平田藤義事務局長(商工会議所)

左から遠藤浩昭JICAブラジル事務所兼サンパウロ出張所次長/講演中の平田藤義事務局長

エンブラエル社は今年のエグゼクティブジェット機販売は昨年並みを予想

エンブラエル社は、今年のエグゼクティブジェット機販売をウクライナ危機によるロシアの富裕層の売上減少を見込んでいるために、昨年の16億ドル前後の15億ドル~17億ドルを予想している。

2013年にエンブラエル社は、エグゼクティブジェット機119機を納入、今年のエグゼクチティジェット機の納入台数は、ヨーロッパや米国の景気回復に伴って昨年を上回ると予想している。

エンブラエル社のマルコ・ツ-リオ・ペレグリーニ社長は、2009年以降のエグゼクティブジェット機の価格は45%下落しているが、2008年の世界金融危機前の2006年~2007年はエグゼクティブジェット機の販売は生産を上回っていたために、中古エグゼクティブジェット機価格は、非常に高かったと説明している。

同社は今年6月までに米国の顧客を中心にエグゼクティブジェット機Phenomの販売台数は500機に達すると予想、昨年のエグゼクティブジェット機Phenomの販売台数は60機に達している。

エンブラエル社の世界のエグゼクティブジェット機のマーケットシェアは17.6%を占めており、今年の同社のエグゼクティブジェット機の販売は、売上の26%前後を占めると予想されているが、2005年は僅かに7%を占めていたにすぎない。

2012年から2017年にかけての中国の億万長者は470人から1,040人に増加、米国の億万長者は940人から1,070人に増加、ロシア並びに中近東の億万長者も非常に増加してきている。(2014年5月20日付けヴァロール紙)