産業競争力強化・中小企業支援WG会合開催

政策対話委員会(粟屋聡委員長)産業競争力強化・中小企業支援WGは、2017年6月13日午前10時半から12時半過ぎまで、ABDIとの技術協力合意書や2017年のWG活動計画について、13人が参加して開催された。

先ず初めに、パウログループ長代理のフェリペ氏より、ブラジル政府が打ち出しているNovo Ciclo Automotivo-Rota2030についての説明が行なわれた。そこに6つのGT(Gruopo de Trabalho)が設立され、そのひとつに自動車部品サプライチェーンGTが存在、今までのWGの政策対話活動の成果もあり、ブラジル政府としてもサプライチェーン強化が重要であることを認識してきていることは大変嬉しいと述べた。またABDIよりサプライチェーン強化の為の技術協力支援の要請がきていることを伝えた。

WG内では、ブラジル政府側より要請があったことは歓迎できるが、合意書の内容や今後の具体的な活動に関しては議論する余地があるとした。今後もブラジル政府との対話を重ねながら、どのような協力ができるのかについても時間をかけながら進めていくことが議論された。また、JETROとJICAから、自動車部品サプライヤー育成事業に関する報告もあり、今後も官民で連携しながらWG活動を行なっていくよう活発な議論が交わされる会合となった。

出席者は、フェリペ・バルボサ氏(ホンダサウスアメリカ))、石川公寛氏(デンソーブラジル)、奥野直樹氏(デンソーブラジル)、篠田健氏(トヨタブラジル)、佐藤洋史氏(JICAブラジル)、飯山聖基氏(JICAブラジル)
政策対話委員会:二宮康史副委員長(ジェトロサンパウロ)、佐久間太郎副委員長(双日ブラジル)、山本祐也委員(ジェトロサンパウロ)、柳本安紀委員(双日ブラジル)
事務局:平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント。

 

 

ブラジル全国工業連合(CNI)との意見交換会

8月28日並びに29日にパラナ州クリチーバ市で開催予定の第20回日本ブラジル経済合同委員会(飯島彰己・日本ブラジル経済委員長)に向けたブラジル全国工業連合(CNI)と政策対話委員会との事前意見交換会は、2017年6月12日午前10時から正午まで21人が参加して開催された。

政策対話委員会の吉田章則調査員がポルトガル語で進行役を務め、日本語への同時通訳は神戸保氏が務め会合が進められた。初めに政策対話委員会の粟屋聡委員長は、開催挨拶で政策対話委員会の活動内容を説明、続いてCNI商業政策担当のconstanza negriマネージャー並びに企業交渉担当SILVIA MENICUCCIスペシャリストは、日本ブラジル経済合同委員会で発表するブラジル側委員会の行動計画を準備する中で、カマラと年に1回は意見交換会を開催することが重要とした上で、プレゼン発表を行なった。

ブラジル側委員会を構成する関連企業団体や連合体リストを紹介した。日本とメルコスール間EPA協定に関しては、2015年のCNI連合と経団連と共同で日伯EPAレポートを発表、2017年2月には、ブラジル商工サービス省(MDIC)日本とメルコスール間EPA協定に関するパブリックヒアリングを行ない協定に前向きな答えが得られた。また2017年5月のアルゼンチンのブエノスアイレスに於けるメルコスールと日本政府の会合においては、ブラジル側への良い返答が得られていないと説明した。投資協定に関して、ブラジルは、投資協力・円滑化協定(ACORDOS DE COOPERAÇÃO E FACILITAÇÃO DE INVESTIMENTOS – ACFI)ではすでに2016年にチリやメキシコ、モザンビーク、アンゴラ、マラウイ、コロンビアと署名、インド並びにモロッコ、エチオピア、ヨルダンとの間で締結交渉中との説明があった。日伯租税条約に関しては、二重課税防止交渉を進めており、二重課税の実態調査についてカマラの協力を求めた。ビザフリー協定やオープンスカイ協定、またOEA制度の日伯相互承認協定の締結に向けたワーキング活動を要請するとした。そして、二国間協定に関して、今年3月にブラジルと日本は特許審査ハイウェイ(Patent Prosecution Highway)の合意書署名したと説明した。その他、二国間貿易投資促進(二国間対話のフォロー)、インフラ分野への投資促進、ビジネス環境改善要請、市場アクセス、産業協力など多岐にわたって意見交換を行った。

質疑応答では、ブラジルの産業競争力強化のための日本の最新テクノロジーの活用、リーンマニュファクチャリング(リーン生産)のノウハウ導入、OECDガイドラインに準拠していないブラジルの移転価格税制の改善、日伯租税条約、「Brasil Mais Produtivo―生産性向上計画」、メルコスールと日本のEPA協定締結などについて意見交換された。

議事概要PDFはこちらから

参加者はCNIコマーシャル政策担当のconstanza negriマネージャー、CNI企業交渉担当SILVIA MENICUCCIスペシャリスト、政策対話委員会の粟屋聡委員長(双日)、佐久間太朗氏(双日)、芦刈宏司氏(ブラジル三井物産)、二宮康史氏(ジェトロ)、山本裕也(ジェトロ)、大塚未涼氏(ブラジル三井物産)、柳本安紀氏(双日)、古本尋海氏(NECラテンアメリカ)、篠原一宇氏(ブラジルパイオニア)、松澤巧氏(ブラジル味の素)、東崇徳氏(ブラジルトヨタ自動車)、斉藤顕生氏(JICAブラジル)、池谷裕一氏(デロイト)、石嶋勇氏(ヤクルト商工)、降旗英樹氏(三井アリメントス)、平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント、大角総丙編集担当

インフラWGではインフラ投資における為替リスク関するに勉強会を開催

政策対話委員会(粟屋聡委員長)インフラWGは、2017年6月12日午後4時から6時過ぎまで、FVG大学のクラウジオ・フルタド教授をお招きして、インフラ投資における為替リスクに対する新しい為替保険モデルに関する勉強会を開催、22人が参加した。この勉強会は神戸保氏による日本語への同時通訳の下行なわれた。

クラウジオ教授は、インフラの投資調達に関する課題のひとつの為替リスクを回避できる保険組織モデルの設置についての説明を行った。長期のインフラ投資へのリスクのひとつとして、WGでも為替リスクに関する議論を行ってきているが、民間や政府が一緒になり、リスク軽減のブラジルでは新しい為替保険組織モデルの設置について述べた。この組織をマネージするのは、国際的に信頼性のある機関が望ましく、政府の介入も様々な段階でできるモデルであると語った。クラウジオ教授のアシスタントであるジオバニ・ベルーゾ氏は、5億ドルを出資したシナリオで、為替予想値、その為替予想値になる確率、また保険額などの数値を様々なデータを下にFVG計算シミュレーションにより打ち出したと説明した。クラウジオ教授によると、このモデルは、PPI空港案件の為替保険制度とは違い、他国でも研究されており、ブラジルでの実証プログラムを積み重ねていきたいと期待した。質疑応答のセッションでは、シミュレーションの数値の根拠、このモデルの今後の導入計画、官民のリスクシェアや政府の介入、価格予想値の設定や保険額、スポンサー企業・組織、そして、為替差損以外の環境保全など大義名分へのアドバイスなど、積極的な議論が交わされた。

出席者は、斉藤顕生ワーキンググループ長(JICAブラジル事務所)、山本健介氏(ブラジルみずほ銀行)、星野聡氏(ブラジル三井住友銀行)、高野哲史氏(戸田建設)、池谷裕一氏(デロイト)、ルイス氏(デロイト)、福井盛一氏(伯国三菱商事)、飯田俊太郎氏(ブラジル住友商事)
政策対話委員会:粟屋聡委員長(双日ブラジル)、佐久間太郎副委員長(双日ブラジル)、二宮康史副委員長(ジェトロサンパウロ)、柳本安紀委員(双日ブラジル)、山本祐也委員(ジェトロサンパウロ)
オブザーバー:藍原健在サンパウロ総領事館副領事、宮崎直美在サンパウロ総領事館経済班担当、チアゴ・モレイラ氏(FINEP)、へナト・ソウザ氏(FINEP)。
事務局:平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント。

講演中のFVG大学のクラウジオ・フルタド教授

 

課税WGは今年の課税WG活動計画について会合

政策対話委員会(粟屋聡委員長)課税WGは、2017年6月9日午後4時から5時過ぎまで、2017年の課税WG活動計画について、13人が参加して開催された。

会合では、課税に関する近況を把握する為のアンケート調査実施について触れ、6月中に会員企業にアンケートを返答してもらい、7月中に調査結果をまとめることで合意された。なるべく多くの会員企業が返答しやすいフォーマットに変更し、月例昼食会でもお願いするなど、返答回収率を強化したいとした。その他、会員企業の課税に関する課題を吸い上げたり、WGメンバー体制を強化する為にも、会員企業向けの日本語による初心者向けのセミナーを課税WGが主催することで合意した。今後セミナーのテーマを決めていくことになるが、アンケート調査やWG会合を活用して、決定していくことで話がまとまった。更に、CNIとの連携や伯政府との政策対話会合についても活発な意見交換が行なわれた会合となった。

出席者は、古本尋海ワーキンググループ長(NECラテンアメリカ)、篠原一宇副グループ長(パイオニアブラジル)、浅川哲氏(ブラジル日清紡)、永井孝明氏(ブラジル日清紡)、大渕彰規氏(丸紅ブラジル)、加藤治永氏(ブラジル住友商事)、竹島仁志氏(ブラジル住友商事)、二宮康史政策対話委員会副委員長氏(ジェトロサンパウロ)、柳本安紀政策対話委員会委員(双日ブラジル)、平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント。

6月の日伯法律委員会に52人が参加して開催

日伯法律委員会(藏掛 忠明委員長)は、2017年6月8日午後4時から6時過ぎまで52人が参加して開催、初めにMotta Fernandes 税制担当のRUBENS CARLOS DE PROENÇA FILHO パートナーは『補足法156号/2016に於けるサービス税(ISS)変更について』、Abe Advogados (Abe, Guimarães e Rocha Neto AdvogadosのROGÉRIO CÉSAR MARQUES弁護士は、『グループ企業間の資金貸借‐移転価格税制並びに過少資本税制について』、Licks AdvogadosのEDUARDO HALLAK パートナーは、技術移転契約及びブラジル産業財産庁(INPI)について』、Pinheiro Neto AdvogadosのLEONARDO BATTILANA シニアパートナーは、『電力エネルギーに関する商品流通サービス税(ICMS)の議論テーマについて』それぞれ講演した。

1. Motta Fernandes 税制担当のRUBENS CARLOS DE PROENÇA FILHO パートナー 『補足法156号/2016に於けるサービス税(ISS)変更について』"
2.
Abe Advogados (Abe, Guimarães e Rocha Neto AdvogadosのROGÉRIO CÉSAR MARQUES弁護士 『グループ企業間の資金貸借‐移転価格税制並びに過少資本税制について』
3. Licks AdvogadosのEDUARDO HALLAK パートナー 『技術移転契約及びブラジル産業財産庁(INPI)について』
4. LEONARDO BATTILANA シニアパートナー 『電力エネルギーに関する商品流通サービス税(ICMS)の議論テーマについて』

Rubens Carlos de Proença Filho (Motta Fernandes Advogados), Rogério César Marques (Abe Advogados), Leonardo Battilana (Pinheiro Neto Advogados), Eduardo Hallak (Licks Advogados) e Luiz Fujio Sato (Marubeni Brasil) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

RI / CCIJB

今年2回目の労働法改正勉強会開催

政策対話委員会(粟屋聡委員長)労働WGは、2017年6月7日午後4時から6時過ぎまで、5月16日開催の第1回労働法改正勉強会に続いて、今年2回目の労働法改正勉強会に19人が参加して開催、FATOR ASSESSORIA E CONSULTORIAのジルセウ佐藤氏とダクラス・マイア氏は、5月15日の労働改革法案の第58条のパートタイムの勤務時間、60条の労働安全衛生、61条の残業、緊急事態、62条の残業代不要、71条の昼休み時間、テレワーク、134条の年次有給休暇の分割取得、精神的損害、194条の女性労働者、396条の授乳、442条の自営業、443条の断続的労働、444条契約の自由について現行労方法及び労働改革案の相違点や解釈の違いについて説明した。

出席者は、松澤巧ワーキンググループ長(ブラジル味の素)、東崇徳副グループ長(トヨタブラジル)、浜本香織氏(トヨタブラジル)、高橋良明氏(ホンダ・サウスアメリカ)、山崎一郎氏(味の素)、上床憲司氏(ブラジル伊藤忠)、宇野怜輔氏(損保ジャパン)、秋元壮介氏(キッコーマンブラジル)、森雄太氏(丸紅ブラジル)、米森俊介氏(双日ブラジル)、佐藤智哉氏(ブラジル住友商事)、ジルセウ佐藤氏(FATOR ASSESSORIA E CONSULTORIA)、ダクラス・マイア氏(FATOR ASSESSORIA E CONSULTORIA)、柳本安紀氏(双日ブラジル)、加藤周平氏(南米新日鐵)、平田藤義事務局長、吉田章則調査員、近藤千里アシスタント、大角総丙編集担当。

左から講演中のFATOR ASSESSORIA E CONSULTORIAのダクラス・マイア弁護士/ジルセウ佐藤弁護士

日伯経済合同委員会準備会合開催

日本経団連と全国工業連盟(CNI)は2017年8月28日、29日の両日、パラナ州クリチーバ市パラナ州工業連盟本部において開催予定の第20回日伯経済合同委員会(飯島彰己・日本ブラジル経済委員長)の準備会合を2017年6月2日午後4時30分から6時30分まで大前孝雄・経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長など10人が参加して開催した。

第20回日伯経済合同委員会では先月開催された「日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議」における議論も踏まえつつ、日伯経済関係の現状と展望をはじめ貿易・経済、ビジネス環境整備や今後のビジネスチャンス、日伯双方の産業戦略、農業・インフラ整備、天然資源・エネルギーなどについて討論が予定されている。

準備会合では、第20回日伯経済合同委員会の全体スケジュール、暫定テーマ、穀物輸送回廊のロジインフラ、ブラジルコスト改善、EPA、AGIR活動、各セッションのスピーカー候補選定、インフラMOU、アンケート調査などについて意見交換が行われた。

参加者は大前孝雄・経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長、三井物産経営企画部海外室の木下泰巨次長、粟屋政策対話委員長(双日ブラジル)、芦刈政策対話副委員長(ブラジル三井物産)、大塚委員(ブラジル三井物産)、池谷委員(デロイト)、事務局から平田事務局長、吉田調査員、近藤アシスタント、大角編集担当

安全対策チーム、総領事館と「安全対策セミナー」について打ち合わせ

2017年6月1日、総務委員会(小池淳介委員長)に属する安全対策チームは在サンパウロ総領事館会議室にて「安全対策セミナー」について打ち合わせを行った。同セミナーは昨年にも開催され、同じ要領で今年8月に当商工会議所大会議室にて行われる予定。

出席者はセミナー当日の講師となる在サンパウロ日本国総領事館の堀井孝史領事、また邦人保護班の大湊弘治領事、会議所からは、安全対策チームの河崎宏一リーダー、竹森良平セミナー担当、吉田茂則サイト担当、志津田周成総務委員会メンバー、日下野成次総務担当。

日系主要5団体会議開催

文協会議室にて日系主要5団体(文協、県連、援協、アリアンサ、会議所)代表者らによる会合が2017年5月30日正午からに文協貴賓室で開催、商工会議所から副会頭の安田篤日伯交流委員長が出席。 議題としてブラジル日本移民110周年記念祭典委員会活動、春の叙勲式、6月8日開催のブラジル日本移民109周年記念式典、次回の通常会議開催などで意見交換された。

食品部会は第3回日伯農業・食料対話セミナーについて会合

食品部会(藤江太郎部会長)は、2017 年5月24日午前9時から10時30分まで11人が参加して開催、7月開催予定の第3回日伯農業・食料対話セミナー関連事項、現状・課題把握に係わる調査協力、特にブラジルにおける穀物輸送インフラ並びにブラジルの農産物輸出に関するビジネス環境、ブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)との産学交流促進やEMBRAPAの業務内容紹介の機会設定、最近の日伯政府間の農業・食料関係動向、第2回日伯農業・食料対話セミナー報告及び今後の部会活動や執行部変更、第3回日伯農業・食料対話セミナーに向けてのスケジュール調整などについて意見交換した。

食品部会から藤江部会長(味の素)、降旗副部会長(三井アリメントス)、関氏(味の素)、中央開発(株)の山口氏、谷村氏、在ブラジル大使館経済班農業・食品担当の光廣二等書記官、サンパウロ総領事館から藍原副領事、商工会議所から平田事務局長、吉田調査員、近藤秘書、大角編集担当が参加した。