第10回日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会開催

経済産業省と産業貿易省(MDIC)は2016年10月6日、経済産業省内国際会議場(東京霞ヶ関)において第10回日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会(貿投委)を開催、日本、ブラジル両国政府、企業関係者70名が参加し、両国経済関係の強化に向け、ビジネス環境整備、投資促進及び産業協力、貿易交渉等を議題に活発な議論が行なわれた(アジェンダは別添参照)。本委員会において、松永愛一郎ブラジル日本商工会議所会頭兼政策対話委員長は、AGIR活動の進捗報告ならびに今後の活動方針として労働、課税分野におけるブラジルコストの改善に向けた新たな政策対話への取り組みを提案、ブラジル産業界全体の国際競争力強化と日系企業の進出支援に向けたMDICの協力を要請した。

                       
                                        第10回貿投委 開催風景

Pdf第10回貿投委アジェンダ

さらに本委員会において、ブラジルにおける特許審査の迅速化を企図するPPH(特許審査ハイウェイ)のスタディに取り組むことについて日伯共同声明への署名が行なわれた。

オープニングセッションでの両国議長の発言と松永会頭のプレゼン、その他登壇者のプレゼン内容は次のとおり。

オープニング

                                                (片瀬裕文・経済産業審議官)
                                          

テメル大統領が就任され、ブラジル経済に対する関心と新大統領のもとでの新しい経済政策に対する期待が高まっています。ブラジルに事業展開する日本企業は現在700社程と南米一のレベルにあり、すでに高い水準にありますが、日本の技術力を活用したブラジルの生産性の向上、ブラジルの資源力を活用した日本産業の競争力強化という相互補完性を考えれば両国の経済関係はさらに大きく伸びる可能性があると考えています。

こうした中先月、2014年以来となる日伯首脳会談が行なわれました。本会談では、両国の経済関係の取り組みを双方でサポートし、経済関係を一層発展させていく旨の合意がなされました。再び動き始めた日伯関係を確実に加速させていくことが重要です。そのためには、今週開催された日伯賢人会議、日伯経済合同委員会を踏まえ、本委員会においてビジネスの阻害要因の解決策を真摯に検討するなど両国経済を共に成長させていくための議論を行なうことが重要だと考えています。具体的には、テメル大統領のもとにおけるブラジルの産業貿易政策に日本としてどのような協力が出来るか、また企業が直面するいわゆるブラジルコストの改善やそれ以外の個別課題について両国が共同してその解決に取り組んでいくことが重要であると考えています。また本委員会では、フルラン次官と私との間で特許審査協力に関する共同声明を締結することで合意いたしました。

本日の議論が実り多いものとなることを祈念しています。

                                                (フェルナンド・フルラン・産業貿易省次官)
                                               

ブラジルに政治的安定が戻り、来年から経済成長が図られるのではないかと考えています。再来週、テメル大統領が訪日しますが、両国の長年の関係が再び構築されるものと思います。現在、日本はブラジルの輸出相手国として6位、輸入相手国の8位に位置しており、自動車産業はじめ多くの日本企業がブラジルで活躍されています。工業分野において両国間で多くのイニシアティブがあり、中小企業支援等を行なうAGIR活動においては自動車産業分野における人材育成や輸出特区政策などが議論されています。エネルギーやロジスティクス分野での協力活動もあり、ブラジルにとってとても利益のある活動であると認識しており、AGIRプロジェクトをこれからも継続していきたいと思っています。また今年、日本との間で知財分野におけるPPH(特許審査ハイウェイ)のスタディに取り組むことにしております。

昨日開かれた日伯経済合同委員会に出席して、ブラジルの農業振興に向け日本が数々の協力をしていただいていることを知り、とても感銘を受けました。本日の委員会での議論を通じて、両国の関係をさらに深いものにしていきたいと考えています。

(アンドレ・コヘア・ド・ラーゴ・駐日ブラジル大使)

最近、日本企業のブラジルへの投資が困難に直面しているという話しを伺いました。私達はこれを良く認識しています。ブラジルでは新政権になって新たな見通しが開かれていくものと思います。PPIという新たなプログラムが発表され、ブラジルが再び成長していくためのプロジェクトに焦点が当てられていきます。

本委員会が官会合であることを踏まえ強調したいことがあります。現在直面している困難は私達にとっても懸念材料であり、正義という考え方のもとで適切な形での解決策が採られなければなりません。日伯はこれまで常に協働してきましたが、二つの民主主義大国において政府が全てを解決することはできないですし、解決しようとも思っていません。テメル大統領の訪日が予定されていますが、ブラジル政府が望むこと、日本政府が望むことをこの貴重な機会を使って話し合い、さらなる投資機会やそれに伴う優先順位を決めていければと思っています。両国は戦略的グローバルパートナーシップでありますからこれを応用、適用、形にしていかなくてはなりません。大統領訪日の際のアジェンダにおいて、特に投資の分野においてはよりポジティブなものにしていかなくてはなりません。ブラジルには負債もありますし、ネガティブな面があることはわかっています。しかしこの負債は前政権によって作られたものであり、今回はそのようなマイナス面にフォーカスするのではなく、両国の関係強化に向けたより前向きなアジェンダを設定できればと思っています。本日の委員会は、テメル大統領の訪日に向け非常に重要なものになるということをお伝えします。

セッション1.日伯経済合同委員会の報告

 大前・経団連日伯経済合同委員会企画部会長、森田経団連上席主幹より、このたび開催された同合同委員会での協議内容について報告が行われた後、Q&Aセッションにおいてラーゴ大使より、日伯EPA、投資協定の検討に関して下記コメントがあった。

合同委員会の概要は下記サイトを参照

http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=16401

                              (ラーゴ大使)
                      

 日伯関係について非常に重要なことをコメントさせていただきます。日本企業には是非ブラジル側の工場を見ていただきたいと思います。日本側が見たことだけでなく、両者がそれぞれ見なければいけないと思います。テクノロジーに関しては、もちろん日本は素晴らしい、先端の技術を持っておられますが、ブラジルも特に農業分野において優れたテクノロジーを持っています。日伯の貿易関係は多岐に渡り、単品だけを取り引きしているわけではありません。昨日の合同委員会のプレゼンにおいて、バイオマス分野における画期的なプロジェクトとして日伯企業が共同事業を展開している旨の紹介がありましたが、本事業は地球温暖化対策や持続可能な発展にも貢献し得るとても素晴らしい事業だと思いました。

日本からブラジル側にいろいろと要求があると思いますが、ブラジルからも日本に対しEPA等について前向きな提案をしています。私達の方は是非やりたいという考え方なのですが、これについて日本側が躊躇されている、未だ準備できていない状況にあるようです。これは投資協定についても同様です。ブラジル側は投資協定のドキュメントを既に提出しましたが、これに対する日本側からの返事はいただいておりません。二国間EPAについて、できないことを我々に要求してもしょうがないと思います。私達はメルコスールの加盟国であり、メルコスールとしての義務を果たさなければなりません。さきほどディグレCNI副会長がお話された日伯二国間EPAに向けた提言は素晴らしいことだとは思いますが、メルコスール加盟国として義務を果たさなければならないことがあります。セーフガードなどメルコスールと相談しなければならないことがあります。もちろん日伯だけで交渉できることもありますが、対ブラジル、対メルコスールの関係は非常に複雑だということです。森田上席主幹からローカルコンテンツ要求についてのお話がありましたが、日本側にとってこれは悪いことかもしれませんが、ブラジル側にとっては良いことなのです。日本企業がブラジルで活動される場合、このローカルコンテンツの要件を満たさなければなりませんが、これは80年代に日本企業がアメリカに進出した際と同じだと思います。

ブラジルにおいてInovar Autoというプログラムがあり、日本の4つの自動車メーカーがこのプログラムのもとで活動をされておられます。これについて両国で話し合いをしなければなりません、互いに両面があるということです。日本側だけでなくブラジル側にも要求があります。日本がブラジルに要求していることを私達はやっていない訳ではなく、やっていることもあります。正しい道のりで進んでいきたいと考えているのであり、それが世界の常識だと思っています。私がアメリカとカナダの関係から学んだことは、両国間には強い経済関係があるがために様々な問題が生じているということです。日伯間もこれと同様で、様々な問題を良い方向に解決していきたいと願っており、それについて私もお手伝いしていきたいと思います。

セッション2.ビジネス環境整備

日本商工会議所の取り組み

                                                    (赤木剛・日本商工会議所国際部長)
                                               

日本商工会議所は日本全国515の商工会議所の上部組織として、国内企業数の約1/3に相当する125万の会員を要する経済団体です。会員は、中小企業から大企業まであらゆる業種業態に渡っています。

日本では国内市場の大きな拡大が見込めない状況にあり、大企業のみならず中小企業にとっても成長著しい新興国を中心に海外展開が必要不可欠な状況にあります。そこで、日商では在外日本人商工会議所やジェトロなど関係機関との連携を取りながら日本企業の海外展開に積極的に取り組んでいるところです。新興国の中でもブラジルは世界第9位且つ南米最大の経済規模を誇り、進出日系企業は現在500社弱となっていますが、この中でサプライヤーとしての中小企業の進出は数十社に過ぎません。しかし、ブラジルは非常にポテンシャルが高く、日本企業にとっても大きな魅力があると考えており、ビジネス環境がより一層整備されれば日本企業の進出が一層増えていくものと期待しているところです。

日商では経済産業省と連携し、多数の新興国における市場開拓のための事業活動を強化しており、特にブラジルにおいてはブラジル経済の発展に貢献すべくブラジル日本商工会議所が推進しているAGIR活動を支援し、日商の天谷職員を2014年から派遣しています。今後、AGIR活動等を通じてブラジルの投資環境が一層整備され、日伯企業間のビジネス機会が拡大していくことを期待しています。日商においても125万会員のネットワークを生かし、AGIR活動の成果やブラジル進出の成功事例等について情報提供を行いながらブラジルの魅力を日本企業に伝えていきたいと考えています。

AGIRの進捗報告と今後の活動方針

                              (松永愛一郎・ブラジル日本商工会議所会頭兼制作対話委員長)
                                             

昨年の貿投委でもプレゼンをさせて頂きましたAGIRとは、ブラジルコストの改善やブラジル産業の国際競争力強化に向けて二国間の官民で共に提案・議論・答えを導き出し、日本企業によるブラジルへの更なる投資実現と日伯間の新たなビジネス機会の創出を目指す活動であり、このAGIRの実現に向け、 カマラでは昨年3月、「産業競争力強化・中小企業育成」、「インフラストラクチャー」、「課税」、「労働」、「通関」の5分野・48項目の提言書を取り纏めました。

当該提言書は多岐にわたるため、ブラジル産業界が深刻に抱える課題及び改善すべき優先5項目の提案を前回の貿投委で行った結果、開発商工省のご快諾のもと改善に向けた検討会議を実施してきました。まずはこれら優先5項目の進捗に ついて簡単にご説明させて頂きます。

優先5項目は、1)部品メーカーへの税制優遇等中小企業支援施策の策定、2)裾野産業における人材育成の促進、3)利便性のある経済特区・輸出促進特区の設置と効果的な運用、4)外貨導入によるインフラ整備の促進、5)効率的な電力使用環境の構築に向けたスマートグリッドの導入、からなります。

最初の3項目は、自動車産業を中心に「ブラジル裾野産業の育成・中小企業の進出促進」を図るための提案ですが、開発商工省より、特に中小企業支援と人材育成について高い関心が寄せられたことから、日本政府及び関係機関と連携し、各機関が実施している中小企業支援施策をご紹介すると共に、カマラ会員企業から、ブラジルローカルサプライヤーが直面する設備面・技術面における課題と改善策を提案し、また、中小製造業の税務負担の軽減に向け、Simples Nacionalと呼ばれる簡易・低率税務申告制度の改善策についても提案いたしました。

その結果、中小企業支援について、開発商工省は本年4月、「リーン生産方式」の考え方を採用したブラジル生産向上計画“Brasil Mais Productivo”を発表され、総額5千万レアル(約15億円)の予算を投じて、中小製造業3,000社の経営改善に取り組む事になりました。

また、税務負担の軽減についても、Simple Nacionalの対象  企業の範囲が拡大される見通しと聞いています。

現下の厳しい経済状況の中、こうした財政措置を伴う施策に 積極的に取り組まれている開発商工省をはじめとするブラジル政府に心から敬意を表したいと存じます。

輸出促進特区につきましては、カマラより要望致しましたサンパウロ周辺など大都市への経済特区等の設置を可能とする改正法案が開発商工省から国会に上程されていることから、その進捗に大いに期待しているところです。

残る2項目は、インフラ整備の促進を図るものですが、インフラ案件への外貨導入に関する近隣諸国との比較調査を行った結果、外貨を組み合わせたファイナンス、米ドルでの使用料の徴収、事業会社の国内での外貨口座の保有を可能にするなど海外投資家の為替リスクを軽減する施策を講じている近隣諸国では、民間資金が牽引する形で着実にインフラ整備が進んでいる一方、レアル建てが前提のブラジルとは進捗度合いに大きな違いがあることが明らかになりました。本年2月にマトピバ地域に於ける穀物輸送インフラ改善に向けた会議「第2回日伯農業・食料対話」の場において外貨導入の有効性を提案したところ、参加された4州の知事からも高い関心を頂きましたので、引続きフォローして参りたいと考えております。

スマートグリッド導入につきましては、既に開発商工省でも各種施策を進められているとの事でしたので、引き続き情報提供等カマラとしても出来る限りの協力をさせていただく所存です。

以上、優先5項目についての進捗を報告申しあげました。ここまでこの活動を続けることができたのは、偏に開発商工省の皆様の真摯なご対応と、両国関係者のご支援によるものであり、関係者の皆様には心より感謝申しあげる次第でございます。

次に今後の活動方針を御説明申し上げます。

ブラジル産業の競争力強化及び日系企業の進出支援の為には、優先5項目以外にも当初よりAGIRの主要項目であります労働、課税分野など、企業が日々直面する所謂ブラジルコストの改善が不可欠です。

テメル新政権の政策課題に、労働法や社会保障制度の見直しを挙げている事は産業界としても歓迎すべきことであることから、今後は、ブラジルコストの元凶となっている労働と課税分野の一層の改善に向け、関係省庁との協議に取り組んでいきたいと考えております。本年7月に開発商工省にご相談申し上げた内容と重複致しますが、これらブラジルコストが日本企業のみならずブラジル産業界全体の国際競争力を減退させる大きな要因であることを鑑みますと、産業振興を担う開発商工省の施策にも密接に係わる重要課題だと認識しておりますので、開発商工省には是非ともそのコーディネート役として当該省庁との橋渡しなど力添えを賜れば誠に有り難く存じます。

第1に、労働分野では、安定雇用を実現し、従業員のニーズやビジネス環境の変化に対応し得る柔軟な人事管理制度を導入・運用していくことが、企業競争力を維持・強化する上で大変重要である一方、現行の統一労働法の下では、こうした対応を取ることが極めて困難です。

特に賃金は、企業成長率を上回る昇給率が団体交渉を通じて半ば強制的に課される状況のため、企業の財務基盤は年々弱体化し、企業競争力は徐々に衰退しているのが現状です。増え続ける人件費負担を軽減するため、一定の給与水準を 超えた社員をやむなく解雇する企業が多数見られますが、現行の統一労働法により、結果として政府が望む労働者保護が果たせない状況に陥ってしまうのではないかと危惧しております。産業競争力を更に高め、従業員の雇用や生活の安定を図っていくためには、産業界と労働組合が協調しながら、一緒に改善に取り組むことが極めて重要だと考えております。

第2に、税制に於いては、ICMS(商品流通サービス税)制度の抜本的改革を強く求めて参る所存です。具体的には、税務クレジット蓄積の主たる要因である州毎に異なる税率の統一及び製造業者に過度な負担を強いている代行納税制度の廃止が必要であると考えております。

更に、国際的な価格競争力及び新たなビジネスの可能性も制約している移転価格税制の見直しも不可欠であると考えております。現在、ブラジル固有の移転価格税制の存在故に、ブラジルへの新規投資をためらったり、既に進出していても、ブラジル国内での生産活動を避け、他国から直接ブラジルの第三者企業に販売することで、本来ブラジル国内で行われるべき多くのビジネスの機会損失につながっている状況です。このような状況を改善するためにも、OECDガイドラインに準拠した移転価格制度の導入を強く要請していきたいと考えております。

以上より、これらの労働及び税制に関する見直しがなされれば、企業活動の活発化による雇用と税収の拡大、さらに、新技術の導入や既存技術の高度化により国家全体の産業競争力の飛躍躍的発展が強く期待されるところです。

去る8月3日、ブラジル下院に於いて、投資誘致と日伯友好をテーマに公聴会が開催され、私からARIG活動及びブラジルコスト改善の重要性を含めて説明致しました。出席された多くの議員から本活動へのご賛同を得、中には、AGIR活動への積極的な参加を他の議員に呼びかけられた方もおられました。AGIR提言の実現には、関係法の改正等が伴うケースも出てくるものと思いますので、引き続き、開発商工省はじめ、国会議員方々との情報交換にも努めて参りたいと考えております。

カマラといたしましては、ブラジルの持続的な産業基盤の強化及び日伯企業間のビジネス機会の拡大に貢献していきたいと考えておりますので、今後ともフルラン次官をはじめとする開発商工省の皆様には私どものカウンターパートとして本活動をお支え頂き、関係省庁との協議の実現に向けお力添えを賜りたく、切にお願い申しあげる次第でございます。

(マリア・マルガレッチ・産業局ロジスティクス担当課長)

我が省として今後もAGIR活動を支援していくことを約束します。これまで取り組んできた優先5項目においていくつか進展や成果が出てきているものがあります。シンプルナショナルにおける売上上限額の引き上げについては今週4日に法案が可決されました。労働や課税分野における課題については現在いくつかの項目が新政権のなかで検討されています。今後の取り組みですが、AGIRにおける自動車サプライヤーの育成事業についてさらに掘り下げた取り組みができたらと考えています。

輸出特区施策の展開について-日本へのミッション団の派遣-

                               (フルラン次官)
                       

現在ブラジルは世界第15位の輸出国です。世界の商業マーケットにどのように参画できるかを考えた場合、輸出においてその可能性が高いと認識しています。国内マーケットは農業、天然資源はじめ大変大きく、これらは地域経済を支えるリーダーシップ産業であり、また工業地域もございます。そのなかでブラジルのポテンシャルは大きく、世界マーケットにおいて大きなビジネスチャンスがあると考えています。輸出を通じて雇用や投資の拡大を図ることが出来るものと認識しています。

輸出特区について現在、改正法案が国会に上程されていますが、現行の輸出義務割合は80%に設定されています。税制優遇については、国内調達品や輸入に際してのIPI,PIS/COFINS等の税金が下がるなど多くの恩典が用意されています。また輸入に際して各種ライセンスを保持する必要もなくなります。特区内でのコンセッションの期間は20年で、さらに20年間延長することが可能です。北東部の特区においては上記恩典に加え地域インセンティブを享受することも可能になります。資材に対する税金やICMSが免除されます。

現在、全国で25の特区があり、その内19特区が18州において建設中です。すでに稼動していて活発に運営されている特区としてはアクレ州、ピアウィ州のパルナイーバ、セアラ州ペセンがあります。

MDICでは、この輸出特区を日本企業に広報するためにジェトロと協力して、来年上半期に日本においてセミナーを開催したいと考えています。ブラジルからミッション団が訪日し、特区制度についてプレゼンテーションを行い、その後、日本の投資家をブラジルに招き、特区見学会を催したいと思っております。

輸出特区に関するコンタクト先はスライドにある通りです。

(以下スライド)

国家輸出加工区審議会(CZPE)執行局(SE)

担当:タイゼ ペレイラ ペッソア ドゥットラ(Thaise Pereira Pessoa Dutra)事務次官

住所:Esplanada dos Ministérios, Bloco´J`, Sala 100-A

CEP:70053-900, Brasília-DF- Brasil

電話: (+5561)2027-8379

E-mail:seczpe@mdic.gov.br

http://www.mdic.gov.br/zonas-de-processamento-de-exportacao-czpe

(平田事務局長)

一昨年のブラジルの貿易収支は39億ドルの赤字であった。昨年(1月7日)、アルマンド・モンテイロ大臣の就任式に招待を受け、貴殿の前任者イヴァン・ハマーリョ副大臣に会い、この様な会合を通じてお互いより一層の経済成長を図って行こうではないかと約束した。

早速、その翌日メールで「中国の需要が鈍化、一次産品の国際相場が下落する中、ブラジルは2次産業を再生復活させ競争力を高め輸出産業を育成・強化して行く上でMDICが救世主たれ」と強く申し上げた。そのためにはこのZPE制度をもう一度見直そうではないかと3頁からなる提案書を送った。

本日のプレゼンでは8割の輸出義務(現行制度)が課せられているとあったが、小職の企業経験から経営上、可なり難しく6割くらいにすべしと申し上げた。過去、ブラジルのZPEは中国の経済特区とほぼ同時期にスタート、最近ではスライドにもあったように各州にほぼ1つの割合で25の特区が認可されているが、そこからの輸出実績があまり見られないので、もっと利便性の高い大消費地の近くにも設置して頂きたいとお願いした。

ZPE内には税関の設置は当然の事ながら複雑な税制に対処すべく、会計事務所などサービス分野の企業も誘致し輸出の増進を図らねばならない。ブラジルの製造業のGDPに占める割合は80年代当時の20数パーセントに比べると、今現在11%くらいに落ち込み危機的な状態にある。

製造業に関して日本は大変な技術力を持ち、色々とブラジルの貿易収支の改善に協力できると思っている。昨年の貿易収支は一次産品の輸出が大きく貢献しプラス収支に転じたが、製造業の重要性をしっかり認識頂き、是非とも再生強化に努めて頂きたい。

製造業を再生・活性化したら必然的に高度な技術も入ってくる。技術の導入が進めば人材も育成され、競争力が高まり、併せて雇用の拡大にも繋がり、相乗効果が期待できるからだ。先ほど日商様から企業の海外展開について述べられていたが、中小の企業にとっては明日からでも営業活動が出来るくらいにZPEを完備して頂きたいと痛切に思っている。

(フルラン次官)

事務局長、ありがとうございます。我々はどれだけの情熱を持っていらっしゃるかを良く存じ上げている。ブラジルのビジネス環境について熟知されているし、ブラジルの友人でもある。我々は大変重要なプロフェッショナルであると理解している。コメントして頂いた提案は全て良く検討させて頂きます。

(内尾・ジェトロ企画部海外地域戦略主幹)

 フルラン次官のご提案に感謝申しあげます。ジェトロ企画部において過去6年間、ブラジルについてのセミナーを数多く実施してきましたが、EPZに関するものは実施したことがありませんでした。こうした情報を日本企業に提供していくことは非常に重要で、またチャンスでもありますからジェトロとして出来る限りのお手伝いをしてまいりたいと考えております。

セッション3.投資促進及び産業協力

(マリア・マルガレッチ・産業局ロジスティクス担当課長)

ブラジルの産業政策と伯日の協力についてお話しさせていただきます。

現在、ブラジルの産業競争力を高めていかなければいけない状況にあります。伝統的な産業政策では解決できないような問題もありますし、インフラストラクチャーに起因するロジスティクスコストの問題、税制、労働の問題、高金利、生産性の低さ、設備の古さ、企業成長率よりも賃金上昇率が高いといった問題もあります。これまで10年間、ブラジルは伝統的な産業政策を採ってきましたが、ブラジルの競争力を高めるにはそれだけでは十分ではありませんでした。これまでのやり方を見直し、生産性と競争力にフォーカスを当てた新しい産業政策を考えていく必要が出て来ています。この一環で、インフラ案件に民間を呼び込むという民営化の議論が国会で行なわれていますし、新たな年金ファンドのルールやイノベーション、労働政策も考えていかなければなりません。さらに、生産性を上げるだけでなく簡素化にも取り組む必要があり、その背景には投資環境を良くしようという考え方があります。現在取り組んでいるブラジル生産性拡大計画による中小企業3000社への経営指導の推進、また保険、安全に関するルールであるスタンダード12という規則の見直しにも取り組んでいます。さらに、石油ガスセクターにおけるローカルコンテンツの刷新を考えています。産業分野における信頼度の回復を図るべくまだまだやるべきことはありますが、上記のような取り組みをポジティブなものとして捉えております。

自動車産業につきまして、すでにブラジルでは、トヨタ、ホンダ、日産、三菱の4社が事業活動を行なっていますが、現在の大きなテーマはInovar Auto政策の次のサイクルをどのような内容にするかということです。エンジアリングにフォーカスし、サプライヤーを本政策に取り込んでいくことを検討しています。また、電子部品、エレクトロニクスといったことにも焦点を当てながら、世界に販売していける製品づくりに取り組んでいく必要があると考えています。ブラジルのサプライヤーをグローバルサプライチェーンに組み込んでいく必要があります。さらに、ブラジル自動車メーカーのビジネスモデルを現在の都市モビリティに対応するような形に変えていかなければならないと考えています。次のサイクルのInovar Auto政策によってブラジルの自動車産業がグローバルな競争力をもった産業になって欲しいと願っています。

両国間の協力について。自動車部品メーカーの育成について、ブラジル政府からすでにJICAに提案している活動があります。日本の自動車メーカーの品質要求に適う部品メーカーの育成に取り組むべく計30人のコンサルタントを日本に30日間派遣し、研修を行なうというものです。これによりブラジル中小企業の生産性を上げていきたいと考えています。

この他、サンパウロで行なわれる固形廃棄物政策に係わるリバースロジスティクスプロジェクトというものもあります。

 私達はこうした活動の中にAGIRの取り組みを取り入れていきたいと考えています。日本と協力して自動車サプライヤーを育成し、グローバルなサプライチェーンのなかにブラジル企業を組み込んでいくという活動です。現在のTier2,3,4に焦点を当てながら別途、新しい製品やサプライヤーを開発していきたいと考えています。これはAGIRを通じて日本のメーカーから得た助言に基づき計画していることです。こうしたことを前に進めるに際し、日本のみなさんの協力をいただきたいと思います。

                                    (松永愛一郎・ブラジル日本商工会議所会頭兼政策対話委員長)
                                                   

 中小企業の育成については、JICA、ジェトロと合わせ、カマラにおいても関係する会員企業の協力を得るなどして出来る限りの協力をしていきたいと考えています。

 一方、産業競争力強化のためには労働、課税分野におけるブラジルコストの改善が重要でありますので、MDICがコーディネート役となってこの問題の解決に向けたワーキンググループを設置いただくなどして所管庁との協議ができるよう橋渡しをお願いしたい。

セッション4.貿易交渉に関する意見交換

                                                                       (フルラン次官)
                                                  

 ブラジルでは現在、メキシコを含め太平洋の南側の地域との二国間協定の取り組みを進めています。関税、非関税障壁、貿易促進等をテーマに交渉を行なっています。ブラジルは多くの二国間協定を持っていますが、これまでは主に関税に焦点を当ててきました。メルコスールのルールがあり、非関税障壁については個別に交渉を行なうことになっています。メキシコについては昨年5月にブラジル・メキシコ拡大交渉が行なわれました。自動車分野において再交渉を行い、中南米における投資をし易くいたしました。ペルーとはテーマとしては一番大きなパッケージによる二国間交渉となりました。これは政府調達も含めるもので、はじめてのサービス分野も含めた通商協定です。最近行なわれた通商協定は南太平洋諸国とのもので、政府調達や投資をし易くするためのものです。コロンビアとは自動車協定を結んでいます。メルコスールとコロンビアとの間では、投資協定、政府調達について締結しています。最近、ブラジルとアルゼンチンとの間でデジタル原産地認証についての覚書を交わしており、これをメルコスールに拡げていきたいと考えています。自動車分野については、アルゼンチンとは再交渉を行ない、ウルグアイとははじめて自動車協定を締結、パラグアイとは交渉を開始したところです。

10月第二週にブリュッセルにおいてメルコスールとEUとの自由貿易協定についての第2ラウンド交渉が行われることになっています。メルコスールとカナダとは相互協定という形で交渉を行うことになっています。メルコスールとインドとは2009年から優先交渉が行われており、先月ブラジリアにおいて交渉が行われた際、双方の興味のある分野についてリストの交換が行なわれております。レバノンからも話し合いの打診が来ており、メルコスールからタリフを提出し交渉を行なうことになっています。チュニジアとも再議論を行うことになっております。

現在、国連において温暖化問題についてパリ協定の話し合いが行われていますが、本協定を合意するために商業的、工業的に日本とブラジルを近づけることができると考えています。温暖化ガスの排出量削減に向けたエタノール燃料の利用は直接的な効果を生むことができます。エタノールはガソリンに比べて90%の温室効果ガスの削減につながるといわれています。本件に係わる両国間の協力について日本側にぜひ検討していただきたいと思っています。

                                                                   (片瀬審議官)
                                                    

最近の日本の貿易政策について説明いたします。

TPPについては現在開会中の臨時国会に本協定の承認案を提出しています。私達の目標は、年内に承認をとって年内に批准をすることです。

日EUのEPAについては、これまで累次の交渉を重ねてきましたが、本年中に大筋合意をすることを首脳レベルでコミットしておりまして、それに向かって積極的に交渉しているところです。

もう一つの地域的な貿易協定がRCEPといわれるもので、アセアン10カ国と日本、中国、韓国、豪州、ニュージーランド、インドをカバーする地域貿易協定です。質の高い協定を出来るだけ早く目指して交渉を行っているところです。

二国間交渉については、トルコとの間でEUとの交渉と並んで話し合いを行なっており、中南米では日コロンビアのFTA交渉を進めています。

投資協定については、日本はこれまで36カ国との間で締結・発効していますが、政府では2020年までにこれを100カ国に増やす目標を持っています。産業界の関心も踏まえながら相手国を選んで交渉していくわけですが、ブラジルとの交渉については産業界からの要請が強いと認識しています。投資協定が実効性を持つためにはISDS手続きが入ることが非常に重要なことであるため、本条項を入れることにつき前向きな方針を打ち出していただければ両国間の話し合いがさらに進む事案になると申しあげたいと思います。

                                                                      (フルラン次官)
                                                   

日本側の要請内容は理解しています。私達には日本と交渉をしたいという気持ちもありますが少し障壁を感じます。私達が各国と締結している協定は、ブラジルがデザインした新しい投資協定のモデルで、国と国という考え方を基本としています。オンブズマンという組織、チームがあり、投資家に問題や疑問があった場合はこの場でそれらを解消するというもので、あくまで国家と国家でその解決にあたろうという考え方です。これまでアメリカが描いていた、企業対国家というものとは違います。

                                                                (片瀬審議官)
                                                     

本件、非常に重要なテーマなので引き続き議論していくことは吝かではありませんが、ご理解いただきたいことは、企業にとってその国の投資環境がどう見えるかという時にISDSが含まれているかどうかが投資判断において非常に大きな重要性を持っていることも事実であるということだと思います。テメル新政権が新しい経済構造改革を進めていかれる中で、本件について政策の中で重要な決定をしていただければ、同改革に対する国際的な認識が大きく改まる或いは非常に高く評価されることは事実だと思います。投資協定についてはそれぞれの国で様々な政治的な議論が行なわれていることは承知していますが、ぜひこうしたことも認識いただいたうえで双方において真剣に議論していきたいと考えています。

クロージングセッション

                                                                  (片瀬審議官)
                                                   

 本日の議論を通じて、ブラジルがテメル新政権のもとで大変熱心に経済構造改革に取り組もうとされていることがよくわかりました。また、ブラジル側には、日本の産業界が如何に日伯の関係を重視し、ビジネス環境の改善を真剣に望んでいるのかを認識いただけたのではないかと思います。本日の議論は、テメル大統領の来日に向けた非常に有益な準備になったものと思います。重要なことは、大統領の訪日を超えてより具体的な協力を進めていくことだと思います。こうした観点から、半年以内にブラジルにおいて本委員会の中間会合を開催することを提案したいと思います。日本側議長は、本日出席の中川審議官が務めさせていただきます。次回の本委員会の開催時期につきましては、来年ブラジルで開催される日伯賢人会議、日伯経済合同委員会の開催時期と合わせて各委員会を連続して執り行えるよう調整していきたいと考えています。本日はみなさん、大変ありがとうございました。

第3回日本・ブラジル医療分野規制に関するセミナー開催

第3回日本・ブラジル医療分野規制に関するセミナーが、厚生労働省(MHLW)、医薬品医療機器総合機構(PMDA)、ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)、日本貿易振興機構(JETRO)の主催で、2016年10月4日9時から6時までサンパウロのノボテルジャラグアにて開催、医療機器・医薬品メーカーを中心とする日伯の官民関係者約140人が参加した。

会議所からは、メディカル分科会の鈴木政行部会長(テルモブラジル)、友納睦樹副部会長(富士フィルムブラジル)、土屋功副部会長(パラマウントベッド)、市川幸太郎副部会長(日本光電)をはじめ多くの会員が足を運び、さらなる審査の簡素化・迅速化に向けた期待や日伯両国の協力関係強化について、官民代表者や担当官の発表、質疑応答、またパネルディスカッションに参加した。

開会挨拶では、今回のセミナーに参加できなかったバルボサANVISA長官のビデオメッセージが流れ、3回目を迎えた日伯の医療分野規制に関するセミナー開催を歓迎し、日本との協力体制を強化へ期待を述べた。

PMDAの矢守隆夫理事は、日伯間の今までの取り組みを評価し、アジアトレーニングセンターや国際化の活動内容などを説明、医療分野規制の議題を議論することが日伯の医療関連の規制当局と産業界にとって重要であると述べた。

メディカル分科会の鈴木部会長は、カマラのメディカル分科会メンバーは、24社からなり、規制に関する課題をまとめる為の会合を開催したり、アンケート調査を行なったり、また提言活動を行なったりしていると説明した。ここ数年においては、承認期間が短縮しておりANVISA活動や努力の評価するとともに、まだ残っている課題もあるので、今後も官民合同で更なる改善活動のためできる限り協力していきたいと述べた。

最初に行なわれた「規制制度アップデート」のセッションで、厚生労働省の佐野氏は、当省の国際化の戦略として、日本の新薬などのサキガケプロジェクトによる技術促進、国際規制部やアジアトレーニングセンターの設立、また二国間で行なわれている様々な活動やMOU合意の近況などを紹介した。次に、PMDAの安田氏は、医薬品の承認手続に関して2006年からの10年間で改善してきた事例を説明、その間人材の増員や育成をしてきているとした。また事前相談制度やサイエンスボードなどを紹介、リスク規準や国際ガイドラインとの標準化について説明した。最後に、ANVISAのバルビアナ氏は、向こう2016-2019年のANVISAの戦略について説明、規制承認期間の短縮に向けた活動や、公平性や透明性への努力、また国際化に向けた活動について述べた。また、これまでの法改正の経緯を説明、まだ課題は多く今後も更なる改善に努めていきたいとした。

産業界代表による「医薬品・医療機器の審査効率化(規制の収歛)」のセッションで、製薬協のシギハラ氏は、企業としては、審査期間の短縮、透明性や情報公開、そして審査の効率性を要望した。またできれば、審査期間が予測できることが望ましいとした。また、SINDUSFARMAのロザナ氏は、国際化とともに、規制の収斂ができれることによる利点とチャレンジがあるとした。また、規制とイノベーションについて、審査期間の改善を要求した。メディカル分科会の市川副部会長は、審査の今までのANVISAの時間短縮への努力を評価した。そして、現在企業の間で大きな課題となっているのは、工場のGMP申請に関して承認までの時間が長いことや高額であることだとした。また、工場審査には、ANVISAのみならず、INMETROの承認も必要で、特に2年毎のテストレポートはブラジル特有の規制で簡易化や合理化を要望した。GMP承認に関して、国際基準となるISO13485やISO17025との適応や、ANVISAやINMETROが同じ承認をするなど、審査の迅速化や簡易化を訴えた。ABIMEDのアンジェリカ氏は、ANVISAが行なっているMDSAPとの協力関係を説明した。

次の「産業界と規制当局の協力体制強化」のセッションで、ジェトロの辻本氏は、日本医療関連企業のブラジルでの活動と題し、今までの医療関連の日伯貿易、投資の統計、また日系進出企業の動きなどを説明した。また、2014年以降開催されている医療分野規制に関するセミナー、日系病院支援、またJICAボランティア派遣など日伯の医療分野に関する協力は強化されてきていると述べた。次に、INTERFARMAのアントニオ氏は、ANVISAは17年と比較的新しい組織で、限られた人材資源の中で多岐に渡る規制を行なっているので、改善の努力が限られていると述べた。

また「医薬品及び医療機器(QMS)の品質管理」と「薬局方等における協力」のセッションでは、PMDAとANVISAの担当官より説明が行なわれ、また産業界を代表してABIMOとSINDUSFARMAから提案があった。審査の短縮化や国際基準と国内規準の準拠、また国際規制機関などとの共有性などについて活発な議論が行なわれたセミナーとなった。

プログラムは下記の通り

開会挨拶  

  • Jarbas Barbosa (ANVISA) vídeo, e Balbiana Oliveira Sampaio (ANVISA)
  • Takahiro Nakamae (Consulado do Japão em São Paulo)
  • Takao Yamori (PMDA)
  • Atsushi Okubo (JETRO)
  • Masayuki Suzuki (Termo Medical)
  • Joffre Moraes (ABIMO) 

パネルディスカッション「規制制度アップデート、規制機関代表:医薬品・医療機器の審査効率化(規制の収歛)」

 パネリスト  

  • Yoshihiko Sano (MHLW)
  • Naoyuki Yasuda (PMDA)    
  • Balbiana Oliveira Sampaio (ANVISA)

パネルディスカッション1「産業界代表:医薬品・医療機器の審査効率化(規制の収歛)」

パネリスト  

  • Takeshi Shigihara (JPMA)
  • Rosana Mastellaro (SINDUSFARMA)     
  • Kotaro Ichikawa (Nihon Kohden)
  • Angelica Marques (ABIMED)

モデレーター Yoshihiko Sano (MHLW)

パネルディスカッション2「産業界と規制当局の協力体制強化、産業界からの要望」

パネリスト  

  • Kiyo Tsujimoto (JETRO)
  • Antônio Britto (INTERFARMA)

モデレーター Walker Lahmann (ABIQUIF)

パネルディスカッション3「医薬品及び医療機器(QMS)の品質管理」

パネリスト  

  • Naoko Sato (PMDA)
  • Fabio Quintino (ANVISA)     
  • Joffre Moraes (ABIMO)

モデレーター Cleber Ferreira (ANVISA)

パネルディスカッション4「薬局方等における協力」

パネリスト  

  • Naoyuki Yabana (PMDA)
  • Varley Sousa (ANVISA)     
  • Jair Calixto (SINDUSFARMA)

モデレーター Yoshihiko Sano (MHLW)   

閉会挨拶  

  • Takao Yamori (PMDA)
  • Balbiana Oliveira Sampaio (ANVISA)

第19回日伯経済合同委員会開催

日本経団連と全国工業連盟(CNI)は2016年10月4日、5日の両日、経団連会館(東京大手町)において第19回日伯経済合同委員会を開催、日本、ブラジル双方から企業関係者総勢200名が参加し、両国経済関係の強化に向けた活発な議論が行なわれた(アジェンダは別添参照)。本委員会において、松永愛一郎ブラジル日本商工会議所会頭兼政策対話委員長はAGIR活動の進捗ならびに今後の活動方針を説明、提言実現に向け両国経済界の引き続きの支援を要請した。

オープニングセッション登壇者の発言と松永会頭の説明内容は次のとおり

(飯島彰己・日本ブラジル経済委員長)

まずはじめに、リオデジャネイロオリンピック、パラリンピックが成功裏に開催されたことに心から祝福申しあげます。わたくしもオリンピックの開会式に出席し、大変感銘を受けてまいりました。リオ大会を通じて我が国ならびに世界の人々のブラジルに対する関心は格段に高まっており、これを契機に日伯間の人的交流が活性化し、両国関係の強化に寄与するものと確信しています。

貴国ブラジルでは先般、テメル政権が正式に発足しました。経済再生と財政再建の両立という課題の克服に向けテメル大統領の強力なリーダーシップが発揮されることを大いに期待いたします。一方、日本ではアベノミクスのもとGDP600兆円を目指し成長戦略に取り組んでいるところでございます。少子高齢化が進む日本にとって持続的成長を維持するためには、イノベーションを通じて時代を牽引する新たな基幹産業を育成すると同時に対外直接投資を通じて海外の需要を取り込み、ウィンウィンの関係を構築することが不可欠となっております。このような観点から日本の経済界は、中南米最大の経済国であるブラジルと貿易投資の推進、インフラ整備、科学・技術の分野を中心に連携してまいりたいと存じます。

まず貿易投資について申しあげます。今年2月にTPPが署名され、現在各国が批准手続きを行っているところです。TPPが発効すれば、アジア、北米、南米をカバーする一大貿易圏が形成されます。南米最大の経済国であるブラジルも、このようなヒト、モノ、サービス、資本が自由に往来する地域に統合するために日伯EPAや日伯投資協定に係わる議論を本格化させる必要があります。今回の経済合同委員会では、昨年、経団連とCNIが取りまとめた共同研究報告書をベースに具体的な意見交換を行いたいと存じます。

第二にインフラの整備です。グローバル化するサプライチェーン網にブラジルを組み込んでいくためには、鉄道、道路、港湾などの物流インフラを整備することでいわゆるブラジルコストを削減することが不可欠です。ブラジル政府は昨年6月に物流インフラ投資計画を発表しており、参画している、或いは参画を検討している日本企業も少なくありません。また、今年2月には農業・食糧分野における日伯協力の覚書が署名され、穀物輸送インフラに関する二国間協力についても具体化が待たれるところです。この他、都市交通など日本の優れた技術力が発揮できる分野でも官民連携による協力が模索されています。政局が交代しても継続性を持ってインフラ整備を推進することが強く望まれています。合わせて資金面についてもブラジル経済社会開発銀行(BNDES)をはじめ官民による継続的な支援が不可欠であると考えます。今回の合同委員会では、物流インフラと都市交通に焦点を当て議論を進化させたいと存じます。

第三に科学・技術です。現在日本は、産官学の英知を結集し、国全体のイノベーション総出力の強化を目指しています。IOT、ロボット、人工知能等、革新的な技術が産業や社会構造を劇的に変えつつある中、日本の経済界として特に注目しているのが世界に先駆けて超スマート社会の構築を目指すソサイエティ5.0と呼ばれる取り組みです。このように高度な技術を実現するためには南米随一の科学技術大国であるブラジルとも連携し、技術、人材、アイデア等を結集することが重要ではないかと存じます。また、言うまでもありませんが、再生可能エネルギーや高効率発電など環境に優しい技術についても引き続き協力していきたいと考えています。今次、合同委員会が成果を挙げることを祈念しています。

(ムリーリョ・フェレイラ・ブラジル日本経済委員長)

このたび大隅良典教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されたことに心から祝福申しあげます。本受賞は私達にとっても大きなプライドであります。

日伯には120年以上の外交、友好、経済関係があり、これは20世紀の移民の歴史に遡るものであります。この間、両国がいろいろな分野において果実を結んできたことを喜ばしく思っています。私達の長い関係は国境を超越して他の地域おいても各種共同プロジェクトが展開されており、これからも我々のイニシアティブにおいて新たな協力関係を構築していきたいと願っています。貿易や海外投資は日本にとって非常に重要なものであり、ブラジルにとってもそれを受け入れる事はとても重要なことです。日本の直接投資国としてブラジルは重要であり、欧米企業もブラジルで事業を拡大しています。日本の友人はブラジルにおいてより良いビジネスチャンスを見出すものと思います。アグロビジネス、エネルギー、イノベーション等、様々な分野で両国のビジネス関係を構築できると思いますが、経済パートナーシップにおいてはまだまだ多くのことが行なわれなくてはなりません。両国間では投資協定等の検討が行なわれていますが、これは私達にとってとても心強いニュースであります。両国では今後、教育、テクノロジー、学術、イノベーションの分野でいろいろな協力が行われることになっています。本合同委員会では、私達相互に様々な利益をもたらす案件が協議されることになっています。両国の共存共栄の道を模索するための有益な話し合いができることを願っています。

(ホブソン・ブラガ・アンドラーデ・ブラジル全国工業連盟(CNI)会長)

本合同委員会は1974年から執り行っているもので今回が19回目となります。両国間の貿易、投資を拡大するためにこのような取り組みを重ねてきており、ブラジルの産業界が如何に日本を重要視しているかの表れでもあります。イノベーションはじめ両国の競争力を強化するために本委員会は非常に重要であります。ブラジルは現在、独特の経済状況にあり、経済成長を達成するために大きな努力を重ねているところです。国際競争力をより高めることが我々にとって急務であり、ブラジルの生産活動は工業会を含めて一層の革新を求め、グローバルなネットワークに参加していかなければいけません。

日本はブラジルにとって6番目の貿易相手国であり、投資受入国でも6番目の国です。歴史的に日本の企業はブラジルにおいて抜群の取り組みをしてこられました。このシナリオにおいて、両国間の経済活動の強化はCNIにおいて非常にプライオリティの高いものであり、共に経済成長を達成することが急務であると考えています。昨年、CNIと経団連は、EPAの締結に向けた協力活動について覚書を結び、同書の中にいろいろな行動指針を明記していますが、それらを次々に実行していくことが我々にとって重要であると考えています。

本年6月、CNIはブラジル工業会の2016年行動指針を発表しました。この中には我々にとってのあらゆるプライオリティが列記されており、特にブラジル企業の国際的な活動について書かれています。そのプライオリティの中でEPAや投資協定、OEAの締結ならびに知財への取り組みが急務であるとしており、関税率や非関税障壁を低くすることが重要だと認識しています。輸出コストを下げることや法の安定性・明確性も必要だと考えています。本合同委員会のアジェンダにはこの行動指針におけるプライオリティが採用されており、各種協定の締結と合わせ、日本からブラジルへの貿易、投資を如何に促進させるかというメカニズムを考える必要があります。明後日行なわれる両国政府間会合、貿投委においてもそうしたメカニズムを策定いただかなければならないと思います。ビジネスチャンスが考えられる分野としては、アグロビジネス、環境保護、テクノロジー、イノベーションといったものが挙げられます。両国のプライベートセクターにおいては、PPPに関する様々な問題の解決が必要で、そのためには両国政府が実効的なアジェンダを作成し、実行していくことが必要だと思います。

CNIは、メルコスールと日本との貿易協定締結に向けた話し合いを始めるべきだと考えています。ブラジルは一刻も躊躇できない状況にあり、財やサービスの輸出に関心があり、日本企業といろいろな分野においてパートナーシップをつくり、価値観を共有していくことが必要だと考えています。メルコスールと日本の政府間交渉が早く始まることを期待しています。非常に野心的なアジェンダが待ち構えていますが、我々が希望している競争力強化に向け、本合同委員会と賢人会議が力を合わせて様々なアクションをとっていく事が必要で、そのためにCNIは日本との協力関係を一層促進していきたいと考えています。

(高瀬寧・外務省中南米局長)

日本とブラジルはテメル大統領就任後の9月5日、中国で開かれたG20サミットの機会を利用して安倍総理とテメル大統領の首脳会談を実施しました。同会談において両国首脳は、両国が人と人との絆で結ばれ、自由、民主主義、人権、法の支配などの基本的価値を共有する重要なパートナーであることを再確認しました。これからもグローバルなレベルで緊密な協力を深めていくことで意見の一致がなされています。安倍総理は、テメル大統領のもとでブラジルが安定し発展することが二国間経済の発展に貢献するものであると述べるとともに、本合同委員会や賢人会議の活動に代表されるような両国経済界の取り組みを後押ししながら経済関係を一層発展させたい旨を話されています。

両国経済界からは、日伯EPA締結の提言をいただいています。テメル新政権、またメルコスールのメンバーであるアルゼンチンのマクリ政権いずれにおいてもこれまでよりもより開放的な対外経済政策が採られるものと期待しているところです。我が国としては、テメル政権やメルコスールの方針も注視しながら貿易、投資の促進に向けどのような方策が採れるのか様々な枠組みを通じて引き続き協議していきたいと考えています。また、テメル政権のもとでの戦略的グローバルパートナーシップを一層強化していく考えです。その中で、両国間の経済関係についても経済界の取り組みを後押ししながら官民が一体となってこれを強化していければと思っています。

(アンドレ・コヘア・ド・ラーゴ・駐日ブラジル大使)

この会合は我が国の継続的な努力を代表するもので、両国関係の重要な鍵となる役割を担っているものだと認識しています。テメル政権は日本との関係を最優先に位置づけています。ブラジルにはいろいろな変化が起こっていますが、私達が努めている事は日本と一緒になって取り組んでいこうということです。

日本とのEPAについて、私達には交渉する用意ができています。メルコスールとEU、そしてメルコスールと日本についても協定締結に向けた次の段階に進んでいるものと認識していますし、また今後、二国間の投資協定についても協議が行われていくことと思います。昨年、CNIと経団連からEPA締結に向けた提言をいただきましたが、これにより両国経済界に相互の関係をさらに近づけたいという強い意気込みがあることを感じました。両国にはもっといろいろと出来ることがあるのではないかと感じています。今回のオリンピックを通じて世界の皆さんは、ブラジルには多くのポテンシャルがあるということを見出していただけたものと思っています。ブラジルには、鉄鉱、鉱物資源、農業資源はじめ多くの資源があり、日本においてブラジル産業界の力、ポテンシャルがさらに大きくなっていることを感じています。ブラジルは様々な分野で大きなチャンスを提供しており、日本企業にはそれを認めていただいていることと思います。日本の皆さんは我々ブラジルの仲間であり、パートナーであるということをお伝えいたします。

(フェルナンド・フルラン・ブラジル貿易産業省次官)

ブラジルでは現在、新しいモメントが起きています。政治的な安定を取り戻し、これに追随して経済的安定も求めているところで、既に地平線にその兆しが現れてきています。伯政府は経済の安定を保証するための改革を行なうため、現在国会にいくつかの法案を提出しています。それは社会保障、労働法の改正、さらに全面的ということではありませんが租税改革を始めたいと考えています。また、ブラジル経済の再生のためにインフラ部門への投資を必要としており、この観点からこのたびPPIプログラムを発表したところです。同プログラムにおいて我々ははっきりとしたルールを提示しなければいけないと考えており、合わせていくつかの手段を考えていかなければいけないと思っています。法的安定性は投資を呼び込むために必要なことであり、それらを達成するために伯政府には多くの努力が必要となることを認識しています。

明後日、貿投委が行なわれますが、アジェンダの一つにおいて知財分野について協議することにしています。INPIを日本の特許庁のような大きな組織にしたいと考えており、審査のスピードを速めるための協定を日本と締結することにしています。

テメル大統領が10月19日に訪日することになっており、これにより両国関係に新しいページを記すことになります。私ども貿易産業省は、日本側の要望に対し良い仕事をスピーディーに遂行できるようにしたいと考えています。

セッション3:ビジネス環境整備と投資誘致

「AGIR活動の進捗と今後の活動方針」

松永愛一郎・ブラジル日本商工会議所会頭兼政策対話委員長

昨年、ポルトアレグレ市で開催された日伯経済合同会議に於いても、AGIRのプレゼンを行ないましたが、AGIRとは、Action plan for Greater Investment Realizationの略で、ブラジル進出日本企業の立場でブラジルコストの改善やブラジル産業の国際競争力強化に向けてブラジル側と一緒に何ができるのかについて提案・議論を行なう為の活動です。その結果として日本企業によるブラジルへの更なる投資実現と日伯間の新たなビジネス機会の創出を目指そうとするものです。

この目的の実現に向け、カマラでは一昨年、政策対話委員会を設立し、その傘下に「産業競争力強化・中小企業育成」、 「インフラストラクチャー」、「課税」、「労働」、「通関」の5つの  ワーキンググループを設け、昨年3月、48項目からなる提言書を取り纏めた次第です。

昨年のプレゼンの後、カマラでは48項目の内、現在ブラジル産業界が抱える課題の改善に向け日本がよりブラジルに貢献できる提案という観点から5項目を優先提言項目に選定し、開発商工省との政策対話に取り組んできました。優先5項目は、1)部品メーカーへの税制優遇等、中小企業 支援施策の策定、2)裾野産業における人材育成の促進、3)利便性のある経済特区、輸出促進特区の設置と効果的な運用、4)外貨導入によるインフラ整備の促進、5)効率的な電力使用環境の構築に向けたスマートグリッドの導入、からなりますが、これら5項目の提言活動に関する1年間の進捗を簡単にご説明いたします。

最初の3項目は、自動車産業を中心に、「ブラジル裾野産業の育成・中小企業の進出促進」を図るための提言で、開発商工省からは、特に、中小企業支援と人材育成について、高い関心が寄せられた事から、カマラより、経済産業省、ジェトロ、日本商工会議所に協力を求め、各機関が展開されている中小企業支援施策を御紹介すると共に、カマラ会員企業の協力も得まして、ブラジルローカルサプライヤーが直面する設備面、技術面に於ける課題とその対応策を提言致しました。

また、中小製造業の税務負担の軽減に向け、Simples Nacionalと呼ばれる簡易・低率税務申告制度の改善策についても協議を行いました。その結果、ブラジル側に於いても、我々の提案にも合致する  新たな施策が展開され始めているとの認識です。

先ず、中小企業支援については、開発商工省は、本年4月に国内中小企業の生産性向上を目的に「リーン生産方式」の考え方を採用したブラジル生産向上計画“Brasil Mais Productivo”を発表し、総額5千万レアル(約15億円)の予算を投じて、中小製造業3000社の経営改善に取り組む事になりました。

また、Simples Nacionalの改善については、本制度の対象となる企業の売上上限額が引上げられる見通しとなっています。

輸出促進特区につきましては、経営資源が限られる中小企業が、煩雑な手続きや大きなコスト負担を強いられるブラジルへの進出の弊害を軽減すべく、大消費地且つ大工業地帯であるサンパウロ周辺にも各種税制恩典等を提供する経済特区等を設けて頂きたいと要望すると共に、各種許認可手続きを代行 するサービスセンターの設置を提言しました。開発商工省から国会に上程された改正法案には、こうした提言内容も盛り込まれており、その進捗に大いに期待しているところで有ります。

残る2項目は、インフラ整備の促進を図るものですが、最初のインフラ案件への外貨導入につきましては、チリ、メキシコ、ペルーの南米3か国とブラジルの比較調査を行い、本年2月にトカンチンス州パルマスで開催された第二回日伯農業・食料対話に於いて、所謂、マトピバ地域に於ける穀物輸送インフラの改善の為の外貨導入の有効性に付き提言いたしました。同対話に参加頂いた4州の知事からも高い関心を頂きましたので、引き続きフォローして参る所存です。

最後のスマートグリッド導入の提言につきましては、既に、開発商工省でも各種施策を進められているとの事でしたので、今後、ブラジル政府が本施策を推進されるにあたり、日本企業からの情報提供等が必要でしたら、カマラとしても出来る限りのご協力をさせていただく所存です。

次に、今後の活動方針を説明いたします。

既に、ご説明した5項目は大変重要な活動と考えておりますが、他方、ブラジル産業の競争力強化、並びに、日系企業の進出支援の為には、当初よりAGIR活動の項目となっている課税、労働分野をはじめ、企業が日々直面する所謂ブラジルコストの改善が不可欠です。

2年間に亘るAGIR活動を通じ、カマラと開発商工省との間には、一定の信頼関係が構築されたものと考えており、また、テメル新政権がその政策課題の中に、労働法や社会保障制度の見直しを挙げている事を踏まえ、ブラジルコストの元凶となっている労働と課税分野の一層の改善を求めていきたいと思っております。

先ず、労働分野においては、安定雇用を実現し、従業員のニーズやビジネス環境の変化に対応し得る柔軟な人事管理制度を導入・運用していくことが企業の生産性や技術力を維持・強化する上で大変重要となりますが、現行の統一労働法の下では、こうした対応を取ることが極めて困難です。特に賃金につきましては、最低賃金のみならず管理職を含む全従業員についてインフレと過去GDPに基づく昇給率が実態上義務付けられている状況にありますが、企業成長率を上回る昇給率が団体交渉を通じて半ば強制的に課されることで企業の財務基盤は年々弱体化、設備更新や研究開発、人材育成など次への成長に向けた投資余力は減退し、企業競争力は徐々に衰退してまいります。この状況を早期に是正しなければ問題は一企業に止まらず、引いてはブラジルの国力をも衰退に導く極めて深刻な事態を引き起こすものと危惧しております。

企業業績と乖離して増え続ける人件費負担を軽減するため 多くの企業では、一定の給与水準を超えた社員を已む無く解雇する状況も散見されますが、いつ解雇されるか分からない環境では、安定雇用を期待し得ず、キャリア形成や技術習得の機会を失うばかりか、解雇不安を抱えながら日常生活を送る事となり、結果として政府が望む労働者保護が果たせない状況に陥ってしまうのではないかと考えざるを得ません。カマラといたしましては、産業競争力を維持し、従業員の雇用や生活の安定を図っていくためには、産業界と労働組合が協調しながら一緒に現状の改善に取り組むことが極めて重要だと考えております。

一方、税制に於いては、ICMS(商品流通サービス税)制度の抜本的改革を強く求めて参る所存です。具体的には、多くの企業が問題視している税務クレジット蓄積の主たる要因である州毎に異なる税率の統一、および、製造業者に過度な負担を強いている代行納税制度の廃止を要望して参ります。

更に、国際的な価格競争力及び新たなビジネスの可能性も制約している移転価格税制の見直しも不可欠であると考えております。現在、ブラジル固有の移転価格税制の存在故に、ブラジルへの新規投資をためらったり、既に進出していても、ブラジル国内での生産活動を避け、他国から直接ブラジルの第三者企業に販売することで、本来ブラジル国内で行われるべき多くのビジネスの機会損失につながっている状況です。このような状況を改善するためにも、OECDガイドラインに準拠した移転価格制度の導入を強く要請していきたいと考えております。

これらの制度改定により、事業活動の活発化による雇用と税収の拡大、さらに、新技術の導入や既存技術の高度化により  国家全体の産業競争力に飛躍的発展がもたらされるものと強く期待するところです。

もう一点、ブラジル国会との関係についてご報告したいと思います。去る8月3日、ブラジル下院に於いて、「ブラジルへの更なる 投資誘致と日伯友好の祝福」“Atrair mais investimentos para o Brasil e celebrar a amizade entre Brasil e o Japon”をテーマに公聴会が開催され、AGIR活動について説明機会がありましたので、私からブラジルコスト改善の重要性を含めて説明致しました。出席された下院議員の多くの方々から本活動へのご賛同を得、中には、AGIR活動への積極的な参加を他の議員に呼びかけられた議員もおられました。AGIR提言の実現には、関連法の改正や新たな法律の策定も必要となりますので、今後は、行政に加え、国会議員との交流頻度も高めるべく、 多方面から働きかけを行い、産業振興に対する議員方々の問題意識の醸成に努めて参りたいと考えております。

カマラといたしましては、進出日系企業の立場のみならず、ブラジル企業の一員として全ての産業に係るこうした重要課題についても政策提言に取り組み、ブラジルコスト改善による産業再生、そしてその成果を日伯企業間のビジネス機会の拡大に結び付けていきたいと考えています。その為に、今後も、本合同委員会、賢人会議、日本政府、等の関係者の皆様と情報を共有し、種々ご助言やご支援を賜りながら、提言の実現を目指して参りたいと考えておりますので、引き続き宜しくお願い申し上げます。

Pdf第19回日伯経済合同委員会プログラム

「AGIR活動の進捗と今後の活動方針」について講演中の松永愛一郎・ブラジル日本商工会議所会頭兼政策対話委員長

日伯双方から200名を超える企業関係者が参加した第19回日伯経済合同委員会オープニングセッションの様子

梅田大使の送別会、文協で開催

2016年9月29日、日系団体共催で開催された梅田邦夫日本国特命全権大使の帰国に伴う送別会に関係者が多数参加、来賓並びに共催団体の紹介後、呉屋春美文協会長より送別の辞が送られ、続いて近藤剛史副会頭(ブラジルトヨタ)と大城ユキオアリアンサ会長が読み上げた感謝状が渡された。続く記念品贈呈では、文協、援協、県連、会議所、アリアンサ文化連盟の各代表者が立会い、梅田大使へ感謝の意を表し大竹富江作品の絵画が記念品として贈呈された。それを受け梅田大使からお別れの言葉としてスピーチを行い、菊池援協会長の乾杯の音頭で盛大に送別会が行なわれた。

来賓として、中前総領事、佐藤浩次長(JICAサンパウロ)、大久保敦所長(JETROサンパウロ)、深沢陽所長(国際交流基金サンパウロ日本文化センター)が出席した。また、会議所からは、近藤剛史副会頭(ブラジルトヨタ)、樹神幸夫常任理事(ブラジル三菱重工)、蔵掛忠明常任理事(丸紅ブラジル)、粟屋聡常任理事(双日ブラジル)、坂間カロリーナ幹事会議長(PwC)、渡辺健司理事(カワサキ・ド・ブラジル)、宮下氏(ブラジル三菱電機)、江坂氏(丸紅ブラジル)、西裏氏(NHフーズ)、田島氏(NHフーズ)、河崎氏(三井住友海上ブラジル)、宮田氏(ホテルインターコンチネンタル)、秋元氏(キッコーマンブラジル)、貞方氏(ブラジルヤクルト商工)、古田氏(南米新日鐵住金)、能勢氏(南米新日鐵住金)、木下氏(ブラジル三菱東京UFJ銀行)、友納氏(富士フィルムブラジル)、ハスヌマ氏(ホテルチボリ)、広瀬氏(ブルーツリーホテル)、ヒラサキ氏(サンスイ)、東氏(ブラジルトヨタ)、鈴木氏(テルモブラジル)、的場氏(島津ブラジル)、神保氏(島津ブラジル)、岩永氏(NECラテンアメリカ)、塩田氏(NECラテンアメリカ)、見目氏(JFCフーズ)、平田事務局長、天谷アドバイザーが出席した。

日系団体(ブラジル日本文化福祉協会等)共催による梅田大使歓送会(在ブラジル日本国大使館サイト)

リンク: http://www.br.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000383.html

リンク: 梅田大使のご挨拶

Pdf呉屋春美文協会長 送別の辞

 

私の人生~若者に期待する思い~ 2016/9/24

日伯交流協会の金剛仙太郎氏から『今年、同協会が受け入れた5名がサンパウロ、サンベルナルド・ド・カンポ、カシアス・ド・スールにてそれぞれ研修中のため、その報告会を行いたい。長年のブラジル経験と商工会議所事務局長のお立場から、ブラジルの過去、現在、そして未来の日本―ブラジルの架け橋となる若者に期待する思い」についてご講演をお願いしたい。』と開催1ヶ月程前に丁重なメールを頂き平田事務局長は快諾した。

若い研修生に己の人生を重ね合わせる好奇心と自分には果たし切れない日伯の懸け橋、人生のミッションの一部を若者に託す狙いから喜んで引き受けた。予定通り9月24日、日伯文化福祉協会において報告会が開催され『あなたは何になりたいのか?大きな夢をもつ!! 』と題し同協会の後見・激励役のOB等が一緒に大勢集まる中で講演を行った。

大げさな講演と言うよりも、目を輝かせて聞き入る研修生達との膝を交えた人生談義だ。『①人生の転機、何故渡伯したのか?(小さい頃の単純な夢) ②最初お世話になったクラボウ・ブラジルの5年間 ③ローム・ブラジル(将来の半導体生産)に壮大な夢を託す25年間 ④何故会議所に入所?(第二のミッション:日本企業の海外進出展開支援) ⑤弾力性があり無限の可能性を秘める若者達へのメッセージ:偉人の伝記は読んだ事があるか?あなたは何になりたいか?大きな夢を持つ。夢を持たないと運命の女神は黙って通り過ぎる。人生、誰にも等しく何時か何処かで偉大な師に巡りあうチャンスがある。一期一会を大切に。「努力は天才に勝る」夢の実現に向け、一歩一歩近づくため全身全霊努力する。』について、お互い目線を合わせながら質疑応答形式で語り合った。

その後、各々の研修生や同協会のOBから率直な感想やコメントが寄せられたので共有したく掲載する。

    お世話になります。先日はご多忙のところ、中間報告会にご参加頂き、貴重なお話をして頂きまして、有難う御座いました。

壮大な夢を追って伯国へ渡り、大きな挫折を経験しても、新たな目標を設定し、それを実現するために今もなお邁進されている平田様のお話に強く励まされました。

講演の後、一人一人に「あなたの夢は何ですか?」と聞かれ、まだ探している途中だと申し上げました。あれからもふと思い返し、頭によぎることがありますが、まだ人生の全てを賭けて情熱を注げるようなものは具体的にイメージできていません。

私自身、そのようなものを何か見つけたいとの思いで、ブラジルに来たはずでしたが、淡々と日々を過ごし、半年が過ぎてしまいました。平田様のお話を伺い、これではいけないと焦りすら感じました。

帰国後は何をしたいのかまだ何もイメージはできていません。ですが、残りの生活を充実させられるよう、毎日しっかりと気を引き締めて、過ごしていきたいと思います。
有難うございました。(O君)

    お久しぶりです。
ブラジル日本交流協会 研修生のSです。先日は夢のお話をしてくださり、ありがとうございました。非常に親しみのある方と勝手に感じてしまいましたが、本当に嬉しかったです。

夢は、人それぞれ捉え方があると思います。だいたいが決まられた、型に当てはまった夢だと感じています。こうでなくちゃいけないと。何か圧を感じて夢を持っている人が多い気がします。僕はもともと何も考えずに進むのが心地よかったので、夢に対しても純粋に進んで来たつもりでいます。誰に何と言われようと曲げてはいけない。それで曲げてしまう夢は純粋な夢ではない。

しかし、僕は飽きやすく、上手く続いた夢が少ないのです。夢とは何なのか、ただ好きで貫きたい、こういう人になりたい、ああなりたい。夢という言葉に囚われすぎていたこともあります。それによって、夢は明確にしなくても良いのではないかという考えが出ました。夢は口に出せ、示せ、と言いますが、それによって人という網を伝って夢に近づけるからであり、口に出す場所を誤るとモチベーチョンの低下に繋がります。

一時は何もかもが上手くいかず、夢を諦めた事もありましたが、平田さんのお陰で夢についてもう一度純粋な姿勢になれた気がします。もっと、とことん夢を追った方が楽しいのだろうと思いました。ブラジルにて出来た夢、幼い頃からの夢、全部地道追います。焦らず、ゆっくり。そこは、自分を観ながらとことんワガママに、なりたいと思います。

ありがとうございました。(S君)

    平田さんのお話を聞いて、もう一度夢について考えてみました。
私が夢を見つけたいなぁと考えていた時期は長かったように思います。その時は目の前のことを頑張っていれば、自然と夢は見つかると考えていました。 私は、最近になってやっと自分が何かしたいのかというのがわかってきました。

さて、夢がないことが悩みだった私にとって、1つの疑問が残りました。夢とはどのようにしたら、見つかるのでしょうか。どのように行動していたら見つけやすいのでしょうか。私なりに考えた結果、与えられたものをやるだけの人間には、夢は見つけずらいのではないかと思いました。

自分の人生は与えられるものでなく、自分で決めていくものです。しかし、私は与えらえた環境の中で頑張ることはしても、自分から新たな環境を作っていくことをしない人間でした。私のような人間はたくさん存在すると思っています。学校の勉強や、部活動など社会的に認められている環境でとりあえず頑張る人間のことです。そういう人が周りからの評価が高くなるからたくさん存在するのだと思っています。

私は、自分で考え、自分で決め、自分で行動し、自分が自分を評価できる人が多い社会を作っていきたいと思っています。
ありがとうございました。 (I君)

    こんばんは。
先日は、お忙しい中お話しいただいて、どうもありがとうございます。平田さんには「夢を持つこと」とそれに向かって「努力すること」「あきらめないこと」の大切さを教えていただきました。

なにかにつけ、できない理由を見つけて小さい夢を諦めてきた私ですが、努力することから逃げていただけでした。平田さんの「夢を見ませんか。これからでもいいんんです。」「夢を追いかけていたらなんとかなる。できないことはない。」という言葉には力があり、私は勇気をもらいました。

実際にそのような生き方をしている平田さんは輝いています。困難、挫折があっても折れずに努力し進み続ける。そんな生き方ができたら、毎日は充実したものになるのだろうなと思いました。

実はまだ、夢といえるものはありません。しかし、日常生活で「私の好きなことってなんだろう。」「私の夢ってなんだろう。」と考えるようになりました。

これは、特に夢もなく、「なんとなく生きていければいいや。」と思っていた私にとっては大きな変化です。子どもの頃はいろいろ夢を見ましたが、いつの間にか、夢についてなど考えもしなくなっていました。

私に夢を見ることを思い出させて頂いて、どうもありがとうございます。(Y君)

    
一昨日は土曜日のおくつろぎの大切な時間を研修生の為にいただき、誠にありがとうございます。

幼少の頃からブラジル渡航、それから当地でのご活躍までじっくりとお話いただき、研修生はもとより、私たち運営委員にとっても印象深い、貴重な時間となりました。

私たちの会はOBOGによる運営ですので、どうしても内輪向きになってしまいます。ところが、平田様のような経験豊富で日系社会のこともブラジル社会のことも、民から官のレベルまで、幅広く通じている方はなかなかいらっしゃらない為、お話を聞くことで狭い視野を開かせていただきました。

また、平田様からいただいた「夢」についてのお話は日々、忙しさに忙殺される毎日の中で一つの気づきとして気付かされました。
あらためて、御礼申し上げます。

私たち交流協会はまだまだ続きますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。(交流会一同OB)

 

 

9月の労働問題研究会に50人が参加して開催

企業経営・地場企業推進委員会(ワグネル鈴木委員長)の労働問題研究会は2016年9月22日午後4時から6時まで50人が参加して開催、初めにDannemann Siemsen Advogadosのマリーナ・イネス・フジタ・カラカニアン パートナーは「海外の技術サービスエンジニアとの契約更新及びブラジル特許庁(INPI)への登録の必要性」について、Licks Advogados のエドアルド・ハラック パートナーは「技術移転に関する問題点」について、技術移転に関する各種契約、ライセンス契約ではブラジル知的所有権院(INPI)への登録及び中央銀行への登録、登録後は第三者に対する契約金額の送金並びに税額控除が可能、商標 使用の強制並びに生産量の制限、輸出を含む販売の制限、外国からの材料購入の義務付けを含む契約は拒否される可能性、非居住者の関連会社に対する技術ロイ ヤルティ支払等についてそれぞれ講演した。

PdfDannemann Siemsen Advogadosのマリーナ・イネス・フジタ・カラカニアン パートナー 「海外の技術サービスエンジニアとの契約更新及びブラジル特許庁(INPI)への登録の必要性」

PdfLicks Advogados のエドアルド・ハラック パートナー 「技術移転に関する問題点」

Fernando Seiji Mihara (Stüssi-Neves Advogados), Eduardo Hallak (Licks Advogados), Marina Inês Fuzita Karakanian (Dannemann Siemsen Advogados) e Wagner Suzuki (Construtora Hoss) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

 

RI / CCIJB

忘年会について相互啓発委員会で意見交換

相互啓発委員会(粟屋 聡委員長)は2016年9月22日午後から12月8日に開催予定の忘年会について意見交換会を開催、相互啓発委員会から粟屋 聡委員長(双日ブラジル.)、川口 大次郎副委員長 (YASUDA MARÍTIMA  SEGUROS S.A.) 、石橋 実副委員長 (伯国三菱商事)、山本祐也 副委員長 (ジェトロ)、佐久間太郎副委員長(双日ブラジル.)、商工会議所から平田藤義事務局長、日下野成次総務担当、前田カリーナ アシスタントが参加した。

Daijiro Kawaguchi, Taro Sakuma, Satoshi Awaya, Yuya Yamamoto, Minoru Ishibashi, Seidi Kusakano, Fujiyoshi Hirata e Karina Maeda

 

Foto: Rubens Ito / CCIJB

為替並びに税務規制特別制度セミナーに50人が参加して開催

コンサルタント部会(西口 阿弥部会長)主催のセミナー「為替並びに税務規制特別制度(RERCT)に関わる駐在員への影響」と題して、講師にEY個人税務担当の諸岡 朱美シニア・マネージャー を迎え、2016年9月20日午後4時から6時まで会員の駐在員を中心に50人以上が参加して開催、司会は西口 阿弥部会長が務めた。

諸岡 朱美シニア・マネージャーは、初めに永住査証保持者並びに短期商用査証保持者、その他の技術援助査証によるブラジル住居者とみなされる滞在期間や定義の違いを説明、ブラジルの確定申告における個人の申告実務として給与所得やキャピタルゲイン申告、中銀への資産報告、出国申告、個人所得税年間確定申告では、国内外の不動産や動産資産、投資資産や銀行口座、負債やローン残金の申告、中への資産申告内容、提出期限、罰金などについて説明した。

為替並びに税務規制特別制度(RERCT)導入背景やタイムライン、今後の傾向、ブラジルでは2016年1月14日に法律13254号/2016で公表、1627号/2016で制定、電子申告E-CACの概略、2014年並びに2015年度確定申告及び中銀資産報告書の修正、提出義務、申告対象者、期日、納税、罰金支払い、申告免除、自発的申告をしない場合の罰金や処分などについて丁寧に説明、また参加者から積極的な質疑応答がなされ、参加者にとって貴重な情報収集セミナーとなった。

Pdf「為替並びに税務規制特別制度(RERCT)に関わる駐在員への影響」 EY個人税務担当の諸岡 朱美シニア・マネージャー

Akemi Morooka

 

運輸サービス部会では研修旅行で意見交換会開催

運輸サービス部会(細谷 浩司部会長)は、2016年9月19日午後2時から11月に開催予定の研修旅行について意見交換会を開催、11月中に日帰りの日程で研修先としてジェット機生産では世界的メーカーの航空機会製造会社、データーセンター、サントス港湾、パラナグア港湾、イタイプー水力発電所、日系ビールメーカー、コーヒー農園、交通博物館、国際空港などが見学先の候補として挙がったが、訪問先のアポ、スケジュール、入札条件などについて意見交換を行った。

参加者は細谷 浩司部会長(ブラジル日本通運)、矢澤吉史副部会長(NTTブラジル)、宮川 俊介副部会長(日本郵船ブラジル)、日下野総務担当、大角編集担当

正面左から宮川 俊介副部会長(日本郵船ブラジル)/細谷 浩司部会長(ブラジル日本通運)/矢澤吉史副部会長(NTTブラジル)