9月の懇親昼食会に150人が参加して開催

9月の懇親昼食会は、2014年9月26日正午から2時過ぎまでチボリホテルに150人が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとして渡部 和男 在コロンビア日本国特命全権大使、佐野 浩明 在サンパウロ日本国首席領事、室澤 智史 JICAブラジル事務所所長、本橋 幹久 県連 会長、アンセルモ 中谷 アリアンサ日伯文化連盟 会長、後藤 隆 ブラジル日本商工会議所第8代会頭、田中 信 ブラジル日本商工会議所第15代会頭、二宮 正人 CIATE理事長、サンタ・クルース病院のレナト・イシカワ理事長、岡田 茂男ブラジル日本商工会議所 元副会頭、Proexport  Colombia のアレハンドロ・ペラエス取締役、Proexport  Colombiaのエドウイン・ヴァレンシア アシスタントが紹介された。

3分間スピーチではブラジル日本移民史料館の森口忠義イグナシオ 運営委員長が『ブラジル日本移民史料館音声ガイド導入のお知らせ』について、初めに移民史料館の8階から9階のエレベータ建設ではブラジル三井住友銀行の大谷隆明社長、ヤクルトの天野一郎元社長、さくら醤油のレナート・ナカヤ社長の寄付で完成、またブラジル三菱東京UFJ銀行の村田俊典頭取には着物の整理棚のための寄付していただいて完成、今回はスマートフォンを活用した日本語/ポルトガル語/英語による録音機プロジェクトのために31万レアルが必要となるためにプロジェクトへの協力を説明した。

アリアンサ日伯文化連盟が名義後援を行なっている来年開催予定のJapan Food Showについて、見本市企画会社Francal FeirasのAbdala Jamil Abdala社長は、同社では46年間に亘ってイベントプロモーションを行っており、ユネスコに登録されている日本食にターゲットを当てて日本食のJapan Food Showを行うが、ブラジル全国に3000軒の日本食レストランがあり、サンパウロ市内には750軒の日本食レストランを擁しているが、正当な日本食や日本文化を伝えるために食材、飲料、食器などの展示、講演やワークショップを行うために、非常に大きなビジネスチャンスになると紹介、また同社は会議所への入会となったばかりである。

新会員紹介ではNH FOODS DO BRASIL EXPORTAÇÃO E IMPORTAÇÃO DE ALIMENTOS LTDA.の西裏 昌弘氏は4月から商工会議所の会員になり、日本の加工品の輸入販売並びにスポーツを通した応援を行い、売上は20億レアルを達成したいが、ブラジル駐在は最低でも20年と決意を強調、ROHTO DO BRASIL PLANEJAMENTO E DESENVOLVIMENTO LTDA.の谷山 泰郎氏は2013年10月に赴任、サンパウロ州サルト市に本社があり、マイラ・コスメチコ社を買収して、世界3位の化粧品市場でマーケットシェアを拡大、またロータリークラブを通してサルト市の貧困層の小学生に英語・スペイン語や音楽を教える事業を立ち上げて、ブラジル社会に恩返しをしたいと説明、MATTOS FILHO, VEIGA FILHO, MARREY JR. E QUIROGA ADVOGADOS.のロドリゴ・フィゲレイロ氏は8月に日伯法律委員会(村上廣高委員長)並びにMattos Filho法律事務所/アンダーソン・毛利・友常法律事務所共催による「ブラジル腐敗防止法施行後半年を振り返って~施行規則等をめぐる動向のアップデート~」セミナーを開催、同社には300人の弁護士を抱えてM&A、労働法などを取り扱っており、再会員になって会議所活動に貢献したいと強調、PIGEON PRODUTOS INFANTIS LTDA.の増成 裕之氏は哺乳瓶メーカーで日本、香港、ベトナムでのシェアは80%、中国は30%、日本での少子化が進んでいるために積極的に海外展開しており、5年から10年間頑張って土台を作りたいと説明、DEBRITO PROPAGANDA LTDA.のヘンリー・アリムラ氏は設立20年の広告代理店、従業員は110人、サンパウロ、ブラジリア、ポルト・アレグレ、ベロ・オリゾンテに支店があると説明、藤井会頭からそれぞれ会員証が送られた

渡部 和男 在コロンビア日本国特命全権大使は、テーマ:「安倍総理のコロンビア訪問と今後の日コロンビア経済関係」について、コロンビアはヴェネズエラ並びにブラジル、ペルー、エクアドル、パナマと国境を接しており、面積は日本の約3倍に相当する115万平方キロメートル、人口は4830万人、安倍総理は現職総理として初めてコロンビアを訪問、首脳会談では「2国間協力」、「経済」、「地域・国際情勢」、「スポート交流・女性の活躍」などについて幅広く意見交換、現在交渉中の日・コロンビアEPA交渉の加速化を呼びかけて早期妥協への期待を表明、サントス大統領はEPA交渉の加速化を含めて日本との一層の貿易・投資関係の推進を図りたいと強調した。

安倍総理は日本企業の間で近年の飛躍的な変化を受けてコロンビアに対する関心が高まっていることを強調、サントス大統領はコロンビアにおいて日本の民間部門の事業のために良好なビジネス環境を提供すると表明、また日本からの生産部門への投資の重要性を表明している。

コロンビアは恵まれた地理的環境、豊富な人的資源と鉱物資源があり、太平洋同盟国、中米3カ国、米国、カナダ、EUをはじめ多数の国とFTAを締結済みであり、治安が都市部を中心に回復、中南米の有望な投資先として大きな期待を集めているが、経済分野での課題として開放経済の見直しや国内産業の競争力強化、資源エネルギープロジェクトの遅延や物流コストの低減をする必要性がある。

日本から乗用車や電気機器を輸出、コロンビアから日本へはコーヒー、ニッケル、切り花などを輸出、日本進出企業は77社、太平洋同盟にはチリ並びにペルー、コロンビア、メキシコが加盟しており、平均インフレは2.6%とラテンアメリカ平均6.8%を大幅に下回っており、最近の日系企業のコロンビア投資として古河電工が光ケーブル製造・販売会社を設立、日清食品は即席めんの販売開始、富士フィルム消費財需要が堅調なコロンビアに販売会社を設立、伊藤忠商事は米国のDrummond社から石炭鉱山、鉄道インフラ、港湾インフラ及び天然ガスの権益20%を買収していることなどを説明、Proexport  Colombia のアレハンドロ・ペラエス取締役は10月31日午前8時30分から11時までにルネッスンホテルでコロンビアに対する投資誘致のためにセミナーを開催すると説明、最後に平田事務局長は商工会議所の元副会頭を務めた大前孝雄氏が会長をしている日本ブラジル中央協会は我々を支援してくれているが、会報50部あるので興味のある人は持って帰って下さいと説明した。

Pdf安倍総理のコロンビア訪問と今後の日コロンビア経済関係

講演中の渡部 和男 在コロンビア日本国特命全権大使

 

Fotos: Rubens Ito / CCIJB

第4回機能強化委員会を開催-10月から5WG活動をスタートー

機能強化委員会(村田俊典委員長)は2014年9月26日午後3時から第4回委員会を開催、武藤元氏(ブラジル三菱東京UFJ銀行)、矢部健太郎氏(ブラジル三井物産)の両副委員長、大塚未涼委員(ブラジル三井物産)、森下龍樹委員(ジェトロ・サンパウロセンター)、事務局からは、平田藤義事務局長、天谷浩之アドバイザー、吉田章則調査員が出席した。

委員会ではまず、去る9月11日に経済産業省(東京)で行われた第2回貿易投資促進産業協力合同委員会の報告が行われた。同合同委員会では、「ブラジルへの更なる投資実現に向けた政策対話スキームの構築」を議題に藤井会頭から、当委員会の設立と5ワーキンググループの発足ならびに日本企業のブラジルへの投資拡大に向けた日伯官民による政策対話に係わる提案とこれに対するブラジル側の返答内容につき報告が行われた。

(本合同委員会の概要を下記ウェブサイトに掲載)http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=13623 

続いて事務局より、このたび発足した5ワーキンググループのメンバー候補として各部会長から推薦を得た63名について、当日午前中に開催された常任理事会において異議無く承認された旨の報告が行われた。その後、10月からスタートする各WGの会合日程と次第案、今後の活動スケジュール等が検討された。

なお、当委員会では近々、第2回貿易投資促進産業協力合同委員会での当所によるプレゼンテーションの概要と今後の活動方針等につき、梅田日本大使に報告を行うことにしている。

 

今年4回目のメディカル分科会開催

今年4回目の貿易部会(岡 省一郎部会長)のメディカル分科会(藤田誠分科会長)は、2014年9月24日午後4時から5時30分まで19人が参加して開催、8月2日に300人が参加して開催された日伯医療セミナーの前日にブラジリアで医療・保健分野における協力に関する覚書、8月3日の厚生省との会合、その翌日はPMDA と共にANVISAとのクローズドセッションが開催された。

8月20日にはブラジリアの大使公邸でのANVISA長官との会合に、メディカル分科会から藤田誠 分科会長(テルモ)、栗田秀一副分科会長(日本光電)、加藤彰彦 副分科会長(島津製作所)、友納 睦樹 分科会メンバー(富士フイルム)が参加してANVISA相談体制の構築について意見交換、9月第1週にANVISA長官が訪日して医療機器メーカーや医薬品メーカーを訪問、9月11日の第2回日伯貿易投資促進産業協力合同委員会で藤井会頭は、「ブラジルのビジネス環境整備に向けた体制整備」、藤田メディカル分科会長は、「医薬機器等の販売にかかわる審査の迅速化」についてそれぞれ講演、商工会議所から上野副会頭、矢部機能強化委員会副委員長、平田事務局長、天谷機能強化委員会アドバイザー、土屋メディカル分科会メンバーが参加した。

機能強化委員会の産業競争力強化/中小企業育成ワーキンググループにメディカル分科会から松下メンバー(富士フイルム)、平野メンバー(テルモ)、オブザーバーに副分科会長(日本光電)が参加、今後のメディカル分科会の予定としてANVISAの審査の迅速化、法制度の改正のために厚生省・PMDAとも協調、ANVISAの日々のプロセスで困っている点のリスト作成、INMETROの課題抽出や対応方法などについて意見交換が行われた。

参加者は藤田分科会長(テルモ)、栗田副分科会長(日本光電)、加藤副分科会長(島津製作所)、山田氏(味の素)、友納氏(フジフイルム)、工藤氏(カネカ)、田渕氏(クラシキ)、海原氏(住友コーポレーション)、横内氏(テルモ)、平野氏(テルモ)、栗原氏(ジェトロ)、福田氏(オムロン)、土屋氏(パラマウントベッド)、植松氏(パラマウントベッド)、坪井領事(サンパウロ総領事館)、遠藤氏(ジャイカ)、商工会議所から平田事務局長、吉田氏、大角編集担当

左から栗田副分科会長(日本光電)/加藤副分科会長(島津製作所)/藤田分科会長(テルモ)

日伯ビザ要件緩和、鈴木英敬三重県知事のおかげ 

日本出張最終日の前日9月18日、平田藤義事務局長は三重県庁を訪ね、鈴木英敬知事と面談を行った。

歴史的に最年少で知事に就任、戦国時代の勇ましい武将をイメージさせる知事と常々称賛して来た平田事務局長が開口一番、日伯のビザ要件緩和措置がこんなにも早く前進したのは鈴木知事のお陰だと厚く感謝の意を表したのに対し、知事は「皆さまの熱い思いと努力の成果だ。今後もますます日伯交流促進に邁進して行こう」と激励の言葉を述べた。

昨年8月19日、鈴木知事が三重県とサンパウロ州の姉妹提携40周年の慶祝「オール三重」経済ミッション団37人を引率、一連の行事に参加の合間に当会議所を訪問の際、平田事務局長は同知事に日本からの中堅・中小企業の進出促進にあたっても、ビザ免除は欠かせないと訴えていた。
詳細:http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=12082

日本への帰国後、知事はビザ免除化に向け昨年10月末、三重県議会から三ツ矢外務副大臣(三重県選出※)への要望書提出、11月初旬、全国知事会の席上をはじめ法務大臣など関係省庁(11月中旬 麻生副総理への要望)等関係方面に働きかけて来た。※http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=12107

平田事務局長は持参して来た藤井会頭からの同知事へのお礼状を知事に手渡し、折からのNHKや地元新聞社からのインタービューに【過去、ビザに関し日伯の長い歴史の中でこれほど嬉しい事は他にない!日伯間で外交関係を樹立して以来、一世紀以上もの間、親日、親ブラジルの国同士が何故、他国(日本の近隣諸国やブラジル周辺7カ国)の後塵を拝する結果になっているのかは実に理解に苦しむ。ただでさえも地球上最も遠い国を、両国の関係強化において何よりも重要な「人」の動きを相互が抑制するなど外交政策的に最も遠い国にして来た長い歴史に、これでようやく終止符が打てそうだ。経済、文化、芸術など全ての交流に先立ち、何にも増して人の交流が先にあるべきだ!!】と応えた。

(参考)
先般8月2日ジルマ・ルセーフ大統領と安倍晋三総理のブラジル訪問に係る日伯戦略的グローバルパートナーシップ構築に関する共同声明(外務省サイトhttp://www.mofa.go.jp/mofaj/la_c/sa/br/page3_000875.html)の文中第26項に「ジルマ・ルセーフ大統領は、日本がブラジルの一般旅券所持者に対する数次査証の導入を決定したことに対して感謝を表明し、安倍晋三総理は、ブラジルが日本の一般旅券所持者に対する査証要件緩和の決定を行ったことを歓迎した。また両首脳は、昨年導入された外交・公用査証相互免除措置を歓迎した。」と記されている。

(写真提供: 三重県庁)

藤井会頭からのお礼状を平田事務局長から受け取る鈴木知事

面談の模様

9月の労働問題研究会に37人が参加して開催

企業経営委員会(松永 愛一郎委員長)の労働問題研究会は2014年9月18日午後4時から6時まで37人が参加して開催、司会は破入マルコス副委員長が務め、初めにTrench, Rossi e Watanabe Advogados のレチシア・リベイロ弁護士は、「コンペチターへの就業・転職制限契約」について、入社時または退社時にコンペチターへの転職は、在職中は労働契約書に基づいて制約できるが、退社後は在職中の労働契約あるいは特別契約で制限することが可能であり、コンペチターへの転職は退社後の業務の内容や元経営者が競業行為を禁止する必要性、転職者の前職の地位・職務内容、競業行為禁止の期間や金銭の支払いなど代償の有無や内容、義務違反に対して元経営者が取る措置の程度などを判断材料に、合理的な範囲内でのみ許可されることや判例を挙げて説明した。

Kanamaru Advogados のカルロス・アレシャンドロ弁護士は、「労働契約違反による解雇」について、ブラジル労働法の第482条に規定される場合に従って、職務放棄並びに職務遂行の怠慢、第三者のためにする日常的な交渉をして経営者の許可を得ていない行為、使用者のビジネスと競業するものまたは労働者の業務を阻害するもの、無秩序的及び反抗的行為、習慣的飲酒又は勤務時間中の飲酒、勤務時間中の恒常的な賭博行為使用者の営業秘密及び秘密情報に関する権利の侵害、経営者または上司の名誉や評価を害する行為、勤務時間中に行われる他人の名誉や評価を害する行為などで解雇できることなどを説明した。

Pdf Trench, Rossi e Watanabe Advogados のレチシア・リベイロ弁護士 「コンペチターへの就業・転職制限契約」

PdfKanamaru Advogados のカルロス・アレシャンドロ弁護士 「労働契約違反による解雇」

左からKanamaru Advogados のカルロス・アレシャンドロ弁護士/ジョージ/・ヌーネス氏/マリア・ソアレル氏

Trench, Rossi e Watanabe Advogados のレチシア・リベイロ弁護士

 

大阪市本庁を平田事務局長が表敬訪問

平田事務局長は17日、大阪市本庁を訪ね井上雅之経済戦略局局長、土橋ひとみ交流推進担当部長、鳥山孝之経済戦略局立地推進部都市間交流担当課長、木戸ミサ都市間交流担当係長と同市が得意とする分野の海外進出や所管地域外に及ぶ技術力の高い中堅・中小企業の海外進出促進等について幅広く意見交換を行った。

去る8月26日には田中清剛大阪市副市長を団長とするミッションが当会議所を訪問、市内を含む大阪府に本社を置く会議所会員企業の数社と懇談会を行ったばかりである。(http://jp.camaradojapao.org.br/news/atividades-da-camara/?materia=13545

写真は向かって左から井上局長、平田事務局長、土橋部長、鳥山課長

田中清剛大阪市副市長、床田正勝大阪市議長からのお礼状

 

米国から見たマクロ経済環境と金利・為替動向セミナーに30人が参加して開催

金融部会(酒井 浩一郎部会長)は2014年9月17日午後4時から6時まで金融セミナー「米国から見たマクロ経済環境と金利・為替動向  ~マーケットから読み取る今後の潮流~ 」に30人が参加して開催、講師はみずほ銀行の柴田 保之米州資金部部長が務めた。 

柴田 保之米州資金部部長は、初めにすぐに120円近くまでの急激な円安を予測する人が多かったにも関わらず、横ばいで推移したと市場の予測の難しさを説明、市場の見方はエコノミスト的分析、市場のトレンド、ポジションの偏りを勘案して分析を行うと説明した。

2014年度は景気好調と予想されていたが、IMFは先進国並びに新興国の景気見通しを下方修正、最近の話題としてウクライナ・ロシアの紛争や中近東のイラク問題、イスラエル・ガザ紛争などの地政学リストによる各国の景気下押し・投資抑制要因となっている。

またアルゼンチンのデフォルトや中国の地方政府債務問題、ポルトガルのエスピリット・サント銀行救済などリスク回避が鮮明になってきており、ようやく円安が進行する傾向、世界中がゼロ金利で金利差がないことがボラティリティ低下の要因となっている。

各国が「地政学リスク」と「債務問題」に苦しむ中で米国は着実に景気回復基調を維持、米国の労働市場は数字では回復基調にあるが、職が見つからないために労働参加率は低下、イエレン議長は、「労働市場の回復が予想以上に早ければ金利上昇を早期に実施する可能性」を触れている。

ドル金利高・円安に向かうと予想されているが、潜在成長率低下の観点から大幅な政策金利上昇は難しい可能性があり、金利と需給は円安を支持しているものの鍵は物価であり、2年間でのインフレ2.0%上昇は厳しい。

円安が加速しなかった理由として安倍内閣による構造改革不発による失望、9月初めの第2次安倍改造内閣での中国とのパイプが強く中国との関係改善が期待できる谷垣幹事長並びに二階総務会長の人選、年金積立金のポートフォリオの動き、中国経済の二ケタ成長は困難で景気減速、人民元相場の行方、ブラジル経済は2011年以降低迷、経常収支並びに財政赤字の拡大傾向でインフレは高止まりしているものの貿易収支は黒字に回帰したことが、唯一好材料であることなどを説明して講演会は大きな拍手とともに終了した。

Pdfみずほ銀行の柴田 保之米州資金部部長 「米国から見たマクロ経済環境と金利・為替動向  ~マーケットから読み取る今後の潮流~ 」 パスワード> shibata

講演中のみずほ銀行の柴田 保之米州資金部部長

左から酒井 浩一郎部会長/加藤 清巳副部会長

ブラジルから帰国したOBとの懇親会に参加

9月12日夕刻、平田事務局長はブラジルから帰国したOBとの懇親会に参加、新宿の曙レストランで旧交を温めた。往年の常任理事や部会長の方々と当時をふり返り、ブラジルでの経営の難しさや会議所活動の活性化、チャレンジについて語り合い、色々な苦労話に花を咲かせた一時であった。

参加者: 大前氏(三井物産)、宮田氏(住友商事)、松田氏(パナソニック)、南氏(コマツ)、工藤氏(三菱商事)、藤江氏(日本郵船)、林氏(メタルワン)、中村氏(高砂香料)、金岡氏(伊藤忠)、多田氏(三菱商事)、前田氏(丸紅)、田中氏(伊藤忠)、藤井氏(東京海上)、長谷部氏(トヨタ)、松本氏(三井物産)、三分一氏(島津製作所)、相川氏(IHI)、辻井氏(パイロットペン)、前田氏(日本アマゾンアルミニウム)、酒井氏(味の素)、平田事務局長

(      )内はブラジル駐在当時の所属企業

右から酒井芳彦ブラジル味の素元社長、会議所の元食品部会長(現日本ブラジル中央協会常務理事、海外職業訓練協会国際アドバイザー)、平田事務局長、林浩氏(元ブラジルメタルワン社長、会議所機械金属副部会長)

商工会議所元副会頭の大前孝雄 現日本ブラジル中央協会会長(三井物産 顧問)

金岡 元副会頭(右から3番目) 

工藤 元会頭(左1番目)、多田 元専任理事(右2番目)

三分一 元貿易部会長(左)、相川 元JBIC首席駐在員(右)

前田 元専任理事(左1番目)

松田 元副会頭(左1番目)、中央「V」サインは長谷部 元副会頭

 

平田事務局長、日商を表敬訪問後に現代ブラジル事典の改訂版編纂打合せ

11日、経産省の国際会議場で行われたブラジル日伯貿易投資促進産業協力合同委員会(略称:日伯貿投委)の終了後、平田事務局長は日本商工会議所の国際部の赤木 剛部長を訪問、経産省の補助金制度による業務支援に対しお礼を述べた。ブラジル日本商工会議所に限ってはインドネシアで各種規制の改善で実績を挙げた前国際課長の天谷氏(機能強化アドバイザー)が派遣され、特別な支援を受けている。面談には各種渡伯手続のため一時帰国中の天谷氏の他、国際部の林 大吾課長および橋爪孝徳副主査が参加、ブラジルの政治経済情勢をはじめ日伯貿投委や天谷氏を中心に取組んでいる機能強化委員会等について意見交換が行われた。

平田事務局長は現代ブラジル事典の改訂版の出版にあたって宿泊先のホテルで小池洋一教授(同事典の編集長で立命館大学教授)、浜口伸明神戸大学経済研究所教授と編纂に関わる具体的な打合せを行なった。

同事典はブラジル日本商工会議所が編者となり1960年代からほぼ10年毎に改訂版が発行されて来ている。ブラジルが従前にも増し注目を集めている中、リオオリンピックの2016年に出版を計画、執筆は浜口教授を中心に法律、政治、社会政策、行政、文化、社会、産業、環境を専門とする9人の教授陣等で構成されている。

1冊に纏め全てが解る事典形式ではこの世の中に現代ブラジル事典が最初であるだけに、次回の出版にあたってはより質の高い未来志向の事典の出版を目指している。

第2回日伯貿易投資促進産業協力合同委員会開かれる

2014年9月11日、第2回日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会が経済産業省国際会議室(東京)で開催され、石黒憲彦経済産業審議官、エロイーザ・メネゼス開発商工省生産開発担当次官の両議長の他、両国政府、経済界から約60名が参加、両国経済関係の一層の拡大に向け活発な議論が行われた。ブラジル日本商工会議所からは、藤井晋介会頭と藤田誠メディカル分科会長がプレゼンターとして出席し、ブラジルのビジネス環境整備に向けた体制整備、医療機器等の販売に係る審査の迅速化をテーマにそれぞれ発表を行った。この他、ブラジル日本商工会議所からは、上野秀雄副会頭、矢部健太郎機能強化委員会副委員長、土屋功メディカル分科会委員、平田藤義事務局長、天谷浩之機能強化委員会アドバイザーが参加した。

(開会挨拶)

石黒審議官:

先日の安倍総理大臣のブラジル訪問に私も同行させていただいた。ルセフ大統領と会談し、両国経済関係の深化と拡大について幅広い意見交換を行い、日伯戦略的グローバルパートナーシップ構築に関する共同声明を発表した。本声明において、貿易と投資の二国間の発展について、日伯戦略的経済パートナーシップ賢人会議、日伯経済合同委員会、および日伯貿易投資促進・産業協力合同委員会が果たす役割の重要性が改めて確認された。これらの会合は、様々な課題について継続的な議論を行い、多くの成果を得てきている。本日の会合においても、両国の今後の発展のための関係構築ができるよう率直な議論を行ってまいりたい。

メネゼス次官:

まず初めに、今回、残念ながら来日できなかったボルジェス大臣から、日本側の皆様にくれぐれもよろしくとの言葉を預かってきた。この会合は、ブラジルにとって非常に重要なものであり、安倍首相の訪伯に続いて開催される今回の会合は、さらに重要な会議であると理解している。戦略的グローバルパートナーシップの関係において非常にプライオリティの高い会議である。両国はすでに多くの関係を保ってきており、商業的なもののみならず、投資や文化的な関係が構築されてきている。今後、さらに強固な関係を作り上げていくために我々はアクターとしてとても重要な役割を担っており、責任は増してきていると理解している。

両国の商業関係は非常に重要で、日本はブラジルの製品を世界で5番目に多く買っており、ブラジルに対して世界9番目の規模での輸出をしている。日本からの主要な輸出品は工業製品である一方、ブラジルからは一次産品が主体であるところに特徴がある。今後、両国の関係をさらに深めていくためには、商業面のみならず互いが投資しあえる関係を作るための協力が重要と考えており、こうした活動がブラジルの生産性と競争力の向上につながればと願っている。

この会合を通じて、我々の関係をさらにレベルの高いものヘとつなげていきたい。率直でオープンな議論によりお互いの課題の解決策を見つけていければと思っている。

両議長の開会挨拶の後、大前孝雄・経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長、ジョセ・デ・フレイタス・マスカレーニャス・CNI副会長より、9月9日、10日両日に開催された日伯経済合同委員会の結果報告が行われ、続いて、「日本のブラジルとの協力事項の報告」として、8月の両国首脳会談で調印された下記協力案件についての進捗報告が行われた。

1.石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とVale社とのMOU

    五十嵐 吉昭JOGMEC金属企画部国際業務課長

2.国際協力銀行(JBIC)の最近のブラジル向け取り組み

    細島 孝宏 JBIC鉱物資源部次長

    セルヒオ・フォウジス ブラジル経済社会開発銀行(BNDES)国際部次長

3.日本貿易保険(NEXI)のブラジルにおける取り組み

    十時 憲司 NEXI営業第二部部長

4.ブラジルにおける日本式大腸がん検診普及促進及び内視鏡医育成に向けた協力

    高橋 伸幸 富士フィルム ヘルスケア事業推進室長

5.海洋資源開発促進のための造船協力

    大坪 新一郎 国土交通省海事局船舶産業課長

6.国際協力機構(JICA)の産業分野への協力の現状

    竹内 登志崇 JICA中南米部参事役

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

7.投資機会及び産業協力(自動車分野)

    竹下 幸治郎 日本貿易振興機構(JETRO)企画部事業推進主幹

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官  

  続いて、「貿易と市場アクセス」のセッションが行われ、この中で、藤井晋介ブラジル日本商工会議所会頭から、“ビジネス環境整備のための体制整備”として、機能強化委員会の活動計画の説明と日本企業による多大な投資実現に向けた日伯官民政策対話スキーム構築に係る提案、藤田誠ブラジル日本商工会議所メディカル分科会長からは、“医療機器等の販売に係る審査の迅速化”として、同分科会のこれまでの活動成果と新たな改善要望項目であるINMETROについてその概要説明が行われた。両者の発言概要とこれに対するブラジル側のコメントは下記のとおり。

(藤井会頭の発言概要)

議題:ブラジルへの更なる投資実現に向けた政策対話スキームの構築

(1)政策対話の目的

中小企業の進出も支援しつつ日本企業による更なる投資拡大や人材交流を図り、最先端の技術やノウハウの移転促進を通じてブラジルが必要とする高いスキルを持った人材を育成すると共に、裾野産業も含めた国際競争力を高め、日伯企業間の新たなビジネス機会を増大させること。

(2)機能強化委員会の設立

上記目的の実現に向けブラジル日本商工会議所では、現状在ブラジル日系企業が積極的な投資活動を控えたり、中小企業がブラジル進出を躊躇する原因となっている投資及び事業環境上の諸問題を取りまとめ、両国経済が共に繁栄し得るための具体的な改善提案書を策定することを目的に本年6月、機能強化委員会を設立。

(3)ワーキンググループの発足 

在ブラジル日系企業の多くが直面している問題を5つの分野(「課税」、「通関」、「労働」、「産業競争力強化/中小企業育成」、「インフラ」)に分け、それぞれに於ける重要問題の取りまとめと、ブラジル政府、経済界に向けた改善提案書「更なる投資実現に向けた行動計画Action plan for Greater Investment Realization・AGIR」の策定を目的に本年8月、機能強化委員会の下に5つのワーキンググループを立ち上げ。 今後約3カ月を掛け、当該5分野におけるAGIRを策定する予定。

(4)実現に向けた推進体制

日本側:経済産業省、日本大使館、日本総領事館、経団連、日本商工会議所と連携したオールジャパン体制により、ブラジル政府、経済界に対する継続的な政策提言活動に取り組む。

ブラジル側:投資や事業環境上の諸問題の改善と両国経済関係の発展に向け、開発商工省、財務省、労働雇用省、運輸省、科学技術省等の連邦関係省庁および州 政府、並びに、CNI、FIESPをはじめとする経済団体の関係部署との分野別ワーキンググループを年内中に組織いただき、2015年1月以降、日伯官民 による二カ月に一度程度の政策対話機会を設けていただきたい。

(ブラジル側のコメント)

エロイーザ・メネゼス次官

ビジネス環境改善の重要性と、この問題に対し明確性、そして率直性をもって取り組まなければならないことを理解している。関係するすべての省庁が本件に取り組むということをここで約束することはできないが、省庁間における努力が行われることは確かである。ビジネス環境上の問題については5つのボトルネックがあるわけだが、これらは日本企業だけの問題ではなく、ブラジル企業にとっての問題でもあり、マスカレーニャス氏が昨日、経団連の会合で指摘している。

ブラジル政府は、これらの問題の改善に向けこれまで努力をしてきているが、この5つのバリアを突き崩し、ブラジルに拠点を置く企業の競争力を高めるためにこの努力を続けていきたいと考えている。とりわけインフラ分野においては、如何に投資を円滑に行ってもらうか、また、労働問題については、これまで労働雇用省の閉鎖的な分野として同省が単体で対応していたが、これを省庁間の問題として捉えることとし、また、CNIと労働雇用省が協定を結び、経済界と共にこの問題の解決にあたれる環境がつくられた。

日本企業が直面している問題はブラジル企業にとっての問題でもあるわけだが、本日ここに出席していない他省庁に係るテーマもあり、また経団連とCNIが今回結んだEPA研究に係る協定ともリンクしていかなければいけないと考えている。

移転価格税制については、ブラジルの財政当局との話し合いを行っているが、まだ発表できる具体的な進展はない。

アビジャオディCNI産業開発担当理事

本件について一つコメントしたい。CNIでは、現在大統領候補となっている方々に対し、今後10年間でブラジルの工業の競争力を如何に上げていくかという内容の文書を提出している。この中には、税制問題、労働問題、マクロ経済問題、治安、教育問題、インフラ整備、官僚主義、技術革新、投融資など、経団連、ブラジル日本商工会議所が挙げている問題も含まれている。

本件について、経団連、ブラジル日本商工会議所と話し合いができればと思うし、この問題の解決に向け一緒に取り組んでいければと思っている。

石黒審議官

ブラジル日本商工会議所の中に本件に取り組むワーキンググループが立ち上がっていることから、今後、各テーマについて関係省庁と議論ができるような対話スキームを作っていただくようメネゼス次官にお願いする。

(藤田分科会長の発言概要)

 

議題:医療機器等の販売に係る審査の迅速化

昨年10月のこの委員会で、ANVISAによる医療機器の輸入販売承認審査において、ブラジル国外の工場のGMP査察に2年以上、薬事登録審査に1年以上かかっており、日本で流通している最新の医療機器でも、ANVISAによるGMPの承認が未取得の工場で生産されている医療機器は、ブラジル国民のために使用していただくまでに最低3年以上はかかっている、という課題をとりあげ、以下2点を要望させていただいた。

①ANVISAと我々メディカル分科会との定期会合、もしくは協議機関の設置

②日本という国、日本の医療機器産業の品質、日本の薬事制度を知っていただきい、そのためにANVISA長官を日本に招聘したい

  あれから1年足らずですが、このように、色々な進展がありました。2014年2月には、ANVISAと厚労省及びPMDAとの面談が実現。ANVISA長官とPMDA理事長が面談されました。2014年5月には、シーファー開発商工省次官と松島経済産業省副大臣の会談の中でも、この件がとりあげられました。そして、2014年8月1日、ブラジリアにて、ブラジル保健省と日本厚生労働省との間で「医療・保健分野における協力に関する覚書」に署名がなされ、翌日の8月2日には、サンパウロにて、日伯医療分野規制に関するセミナーが開催され、日本からは安倍首相も出席されました。8月3日と4日には、ANVISAと厚労省及びPMDAとの間で、医療機器等の審査についての協議がなされました。また、8月20日にはブラジリアの日本大使公邸にて、ANVISA長官と私どもメディカル分科会の会合が実現し、メディカル分科会からANVISAに相談ができる体制を作っていただきました。そして先週は、ANVISA長官が日本を訪れ、厚労省や医療機器産業連合会などとの会合及びいくつかの日本企業を訪問されました。

このように、昨年のこの委員会での要望のほとんどが実現したことについて、ブラジル側への前向きな姿勢及び対応に深く感謝を申し上げます。今後の改善の実現に向けての大きな進展であったと思います。

今後についての要望ですが、2つございまして、ひとつは、

1.GMP監査と薬事登録の審査制度の改善に向けた協議の継続をお願い致します。

   ANVISAのウェブサイトにも掲載されておりますGMP査察の申請のペンディングの件数、ブラジル日本商工会議所所属企業の新規登録に要した日数、残念ながら、どちらも、まだ状況はよくなっておりません。これらGMP監査や薬事登録は、人命に関わる重要な手続きであり、ANVISAとしても国民の健康を守る責任があり十分な審査が必要であることは理解しております。是非協議を継続していただき、安全と効率化を両立できるようになることを望んでいます。

もう一つは、新たな問題提起となる、

2. INMETROについてです。

医療機器は、商品によってINMETROの認証を取得しなければ薬事登録申請ができないものがあります。これについて、いくつか事例をあげます。

(例1)ILAC(国際試験所認定協力機構、International Laboratory Accreditation Cooperation)認定の試験機関のテストレポートが必須ですが、日本ではILAC認定の試験機関が少なく、通常は商品開発段階でILACのテスト でなく、CBスキームを使っております。そのためブラジルでの登録のためだけにILACのテストを追加行い、そのために時間と高いコストがかかっておりま す。
(備考)CBスキーム : Certification Body スキーム。CBスキームは、IECEE(IEC電気機器安全規格適合性試験制度)に基づき運営。この制度への加盟国にある認証機関 (NCB(National Certification Body)国内認証機関)またはCB試験所(CBTL(CB Testing Laboratory)CB試験所)に製品の試験を依頼し、CB試験レポートとCB証明書を発行してもらう。  

(例2)INMETROの認証に適用される規格がグローバルに適用されている規格でない場合があり、そのためにブラジル国外で問題なく流通している製品であるにも拘わらず、ブラジルには導入できない場合があります。結果として、この製品を必要としているブラジルの患者さんに使っていただけないという状況になっております。

(例3)これは注射針の個包装です。上がINMETROのロゴマークを表示する前、下がINMETROのロゴを加えた後です。わずか3cmx7cmのスペースに、上のように、元々ANVISA要求の輸入者の名前、住所や薬事責任者の名前を表示しております。これだけでもグローバルスタンダードからはずれておりますが、これに加え、下のように、このINMETROのロゴマークを追加することで、苦心してレイアウトを修正し、何が記載されているか更に見えないような状況となっています。これでは表示の意味がないばかりか、ブラジル固有の表示のためコストが高くなっています。コストが上がることはブラジルにとってよいことではないと考えます。

これらの問題について、一方的に改善して欲しいと主張だけをするつもりはありません。まずは、相談をできる体制を作っていただくことから始めていただければと思います。この要望の根底にあるのは、「ブラジルに貢献したい、ブラジル国民の健康に貢献したい」という日本の医療関連企業の気持ちであることをご理解ください。つまり、日本企業の高度で高品質な医療機器を少しでも早くブラジル国民のために使えるようにしたいということです。是非、ブラジル国民の健康に貢献するため、ポジティブにこの提案をとらえていただきたいと思います。

(ブラジル側のコメント)

エロイーザ・メネゼス次官

ANVISA,INMETROは、ブラジルのみならず海外でも非常に知名度のある組織で、担当官は国際的基準に向けて大変大きなチャレンジに取り組んでおり、その中でブラジル国民の安全性を守る業務にあたっている。そうした中では自然の流れとして登録にどうしても時間が掛かってしまう。一方で、製品を早く市場に出さなくてはいけないということも理解できる。登録審査を迅速に行わなければならない医薬品リストも作られており、日本製品に対するプライオリティを含め、ANVISA,INMETROとの持続的な対話が必要であり、日本企業にどのような要望があるのかといった情報も必要になるであろう。本件に対する日本企業の関心を当局に伝えたいと思う。

 この他、「貿易と市場アクセス」のセッションでは、各機関からの下記プレゼンテーションをもとに、両国の貿易、投資拡大に向けた活発な議論が交われた後、閉会となった。

1.輸出加工区における投資機会

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

2.ビジネス環境整備のための体制整備

    藤井晋介 ブラジル日本商工会議所会頭

3.ビジネス環境整備についての要望

    横尾賢一郎 経団連国際協力本部本部長

4.医療機器等の販売に係る審査の迅速化

    藤田誠 ブラジル日本商工会議所メディカル分科会会長

5.知財分野における協力状況の報告

    五十棲毅 特許庁国際協力課地域協力室長

6.アルミ産業政策

    中富道隆 日本アマゾンアルミニウム㈱社長

7.工業製品税

    小野寺修 経済産業省通商政策局通商機構部国際経済紛争対策室参事官

8.サンタカタリーナ産豚肉の輸出

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

9.牛肉の輸出再開

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

10.太陽光発電に係る投資機会

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

11.船舶産業のサプライチェーン

    エロイーザ・メネゼス 生産開発担当次官

12.スマートコミュニティ小委員会の結果報告

    貴田仁郎 経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部政策課国際室長

(閉会)

・アンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ在京伯大使

・大前孝雄 経団連日本ブラジル経済委員会企画部会長

・カルロス・エドゥアルド・アビジャオディ ブラジル工業連盟産業開発担当理事

・高瀬寧 外務省中南米局長

・エロイーザ・メネゼス 開発商工省生産開発担当次官

・石黒憲彦 経済産業審議官