5月の懇親昼食会は105人が参加して開催

5月の懇親昼食会は2011年5月13日正午から2時までインターコンチネンタル・ホテルに105人が参加、マット・グロッソ州のフランシスコ・タルキニオ・ダルトロ副知事が「マット・グロッソ州への投資」について講演した。

司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストのマット・グロッソ州のフランシスコ・タルキニオ・ダルトロ副知事、同州サン・ジョゼ・リオ・クラ-ロ市のマサオ・パウロ・ワタナベ市長、会議所名誉顧問でサンパウロ総領事館の大部一秋総領事が紹介された。

インターコンチネンタル・ホテルのフランシスコ・ガルシア総支配人,ホリディ・イン・マナウス・ホテルのマーケティング&セールス部のダヴィデ・プレセール部長がそれぞれのホテルのサービスを案内、対会議所代表者交代では丸紅ブラジルの前田一郎社長が南米総支配人に栄転、引き続きサンパウロ勤務、会議所で専任理事を3年、初めに環境委員長、相互啓発委員長、最後に日系社会委員長を務め、日伯経済交流の活性化のために3年間のマルチヴィザの実現化のために支援を継続すると説明、後任の伊吹洋二社長はマレーシア、チリ、ペルーに駐在経験が豊富であり、ブラジルはマレーシアに似ており、大好きなラテンアメリカのブラジルで力一杯,仕事をしたいと説明、YKKの河本愼一社長はサンパウロには2009年3月に赴任、シンガポール、英国、カナダ、ブラジルと29年間の海外勤務を務めてリタイヤすると説明、後任の中川雅博社長はブラジル勤務はスペイン、オランダやインドなどに次いで6カ国目で21年間の海外勤務であると説明した。

新着対会議所代表者挨拶ではブラジル三井物産の藤井晋介社長は日伯経済交流促進委員長を担当、南米は10年間ペルーに駐在、横河アメリカ・ド・スールの吉田聡社長はBRICs諸国のロシア、中国に次いでブラジルに勤務、新入会員紹介ではトーヨーインキ社の石井亨代表、南米クラレ社の帆足昭洋代表に伊藤友久会頭代行より会員証が手渡された。

役員の所信表明では伊藤友久副会頭(ブラジル住友商事)が非常に忙しい総務委員長を担当、会議所発展のために遮二無二頑張ると述べ、筒井隆司副会頭(ソニー)は日伯法律委員長を担当、日伯関係強化に結び付けたいと述べた。

澤田吉啓専任理事(ジェトロ)は企画戦略委員長を担当、会議所発展に貢献したいと述べ、村田俊典専任理事(ブラジル三菱東京UFJ銀行)は財務委員長を担当、金庫番らしく、がっちり締めていきたいと述べ、上野秀雄専任理事(クラシキ・ド・ブラジル・テキスタイル)は企業経営委員長を担当、労働問題研究会の月例会を第3木曜日に開催、会員に参加を促した。藤井晋介専任理事(ブラジル三井物産)は日伯経済交流促進委員長を担当、世界から注目されているブラジルと日本との関係強化を官民一体で推進すると述べ、江上知剛専任理事(双日ブラジル)は相互啓発委員長を担当、過去数年に亘って視察旅行が行われていないので企画したいと述べ、天野一郎専任理事(ヤクルト)は日系社会委員長を担当、ブラジルの日系社会を大きく、親密な関係を築いていきたいと述べ、伊吹洋二専任理事(丸紅ブラジル)は特命担当でまだ決まっていないが、大いに力を発揮したいと述べた。

伊藤友久会頭代行はマット・グロッソ州のフランシスコ・タルキニオ・ダルトロ副知事の「マット・グロッソ州への投資」の講演を前に、ポルトガル語で歓迎挨拶を行い、ダルトロ副知事は初めにマット・グロッソ州の人口、面積、過去10年間の経済成長、州内企業の50.9%が商業セクター、サービス業44.2%、鉱工業4.9%、州のGDPの30%を占めて伸び続ける農畜産セクター、インフラや輸送ロジスティック、食品、エネルギーや教育への投資、ワールドカップ開催のクイアバ市への投資などについて説明した。

持続的成長として世界的食料供給の増加に対応する農業ビジネスへの投資、オーガニック製品需要の増加、世界的な真水の需要、水力発電所建設、カーボンクレジット取引の増加、バイオテクノロジーやジェネリック、太平洋側へ抜ける南米統合インフラ整備、脚光を浴びる手付かずの観光資源など注目される分野やPPP投資について説明、また同州の大豆、綿花、トウモロコシ、食肉、淡水漁業および生産の推移などについて説明して講演を終えて、伊藤会頭代行から記念プレートが贈呈された。

Pdfマット・グロッソ州のフランシスコ・タルキニオ・ダルトロ副知事が「マット・グロッソ州への投資」

左からマット・グロッソ州のフランシスコ・タルキニオ・ダルトロ副知事/伊藤友久副会頭/サンパウロ総領事館の大部一秋総領事

左から3人目は特別ゲストのマット・グロッソ州サン・ジョゼ・リオ・クラ-ロ市のマサオ・パウロ・ワタナベ市長

懇親昼食会の様子

新副会頭/新専任理事を紹介する伊藤友久会頭代行

新副会頭/新専任理事

講演者のフランシスコ・タルキニオ・ダルトロ副知事(プレート)と一緒に記念撮影

 

日伯法律委員会の5月月例会に54人が参加

日伯法律委員会(筒井隆司委員長)の5月月例会が2011年5月12日午後4時から6時まで54人が参加して開催、司会はジョアン・マルコス・オリベイラ副委員長(YKK)が担当した。

初めにPINHEIRO NETO ADVOGADOSのウイリアム・クレスターニ弁護士が「労働監察局(SIT)訓令84/2010号制定後の駐在員の状況」について、変更点、注意点などを説明、続いてVEIRANO ADVOGADOSのアベル・シモエス弁護士が「受注製造化:租税管轄間での対立{ISS(サービス税)x ICMS(商品流通サービス税)x IPI(工業製品税)}」について、受注製造に関する各種の税徴収について説明した。

PwCのカシウス・ヴィニシウス・デ・カルバーリョ租税コンサルタント部門パートナーが「移転価格税制に於ける直近のニュース」について、昨年の廃案・失効となった一部改正の実施を目指した暫定法移転価格税制等の税制上の課題、OECDモデル準拠などについて説明、CRUZEIRO/NEWMARC PATENTES E MARCAS LTDAのエドアルド・ツリゲイロス訴訟部門マネージャーが「ブランド名対企業名:特別上訴1.204.488号判決を下した連邦高等裁判所の合議へのコメント」についてそれぞれ講演並びに質疑応答を行った。

左から講演者のCRUZEIRO/NEWMARC PATENTES E MARCAS LTDAのエドアルド・ツリゲイロス訴訟部門マネージャー/司会のジョアン・マルコス・オリベイラ副委員長(YKK)/VEIRANO ADVOGADOSのアベル・シモエス弁護士/PINHEIRO NETO ADVOGADOSのウイリアム・クレスターニ弁護士

講演者のPwCのカシウス・ヴィニシウス・デ・カルバーリョ租税コンサルタント部門パートナー

熱心に講演者の説明に聞き入る参加者

54人が参加した法律委員会

 

平田事務局長がアメリカ会議所の移転価格税制会議に参加

タスクフォースメンバーの平田藤義事務局長は2011年5月11日午前8時30分から11時30分までアメリカ商工会議所(Amcham)で開催された移転価格税制(TP)会議に参加、デロイトのフェルナンド・マットス氏が「移転価格税制と最近のCARF判決について」、ヴェイラノ弁護士事務所のヘンリー・ルマメルツ氏が「連邦政府の税制改革提案」について講演した。

5月の異業種交流委員会に26人が参加して開催

5月の異業種交流委員会が2011年5月11日ん午後7時から8時過ぎまで商工会議所大会議室に26人が参加して開催、講師には人文研の辻哲三監査役を迎えて、テーマ「ブラジル文化と経済の(歴史的な)関係について」講演した。

講師はブラジル理解の必要性、企業に必要な文化情報、カトリックと経済関係、ブラジルの文化指数、ブラジル社会をバグンサ・オルガニザーダ「混乱の中に秩序が存在する」、ブラジルコスト、経済の発展要因と阻害要因について説明、最後に多種多様な質疑応答が行われた。

講演中の人文研の辻哲三監査役

左から立って開催挨拶を行った和田委員長/右はアンケート調査依頼する大野副委員長

勉強会の様子

今年第4回目の環境委員会

今年第4回目の環境委員会(杉山俊美委員長)が2011年5月6日午後5時から6時まで6人が参加して開催、今年の見学会や研修旅行の選定やスケジュール、セミナーや環境ビデオ観賞会の実施にあたってより具体的なアクション、日程等について話し合った。

参加者は杉山俊美委員長(南米新日鐵)、岡村昌一副委員長(メタルワン)、内田肇副委員長(三井住友銀行)、出見裕之副委員長(南米新日鐵)、オブザーバーとして加藤秀雄領事(在サンパウロ日本国総領事館)、平田藤義事務局長。

今年の見学会や研修旅行の選定やスケジュール、セミナーや環境ビデオ観賞会の実施で大いに意見交換を行った

国際協力銀行(JBIC)業務説明会に20人が参加して開催

国際協力銀行(JBIC)業務説明会が2011年4月29日午前の部と午後の部にそれぞれ20人が参加して開催、JBICリオデジャネイロ事務所の細島孝宏首席駐在員 、根本政毅駐在員が詳細に説明を行った。

初めに細島主席駐在員は日本からブラジルへの輸出の促進、ブラジル連邦政府・州政府関連プロジェクトへの日本企業の投資・輸出支援、世界最先端技術を擁する日本の優れた技術による環境改善事業支援について説明した。

またJBICのミッションである資源確保、日本企業の国際競争力の強化や輸出・投資促進、地球環境保全、有事の金融危機対応支援について説明、ペトロブラス関連の大型投資、ヴァーレ社と日本企業とのアフリカでの事業支援、パッケージ型インフラ海外支援制度である「JBICインフラ・投資促進ファシリティ」や社会経済開発銀行(BNDES)との提携などについても詳細に説明した。

続いて根本駐在員は輸出バンクローンの概要と活用方法について、ブラジル銀行・ブラデスコ銀行に対する日本製品輸出に係るクレジットライン、円ファシリティ-やドルファシリティ-の資金の流れ、融資条件のクレジット枠、金利、償還期間、与信機関、融資形態、融資対象輸出入契約条件、輸出対象金額の算出方法について説明、今後のJBICのブラジルでの業務展開の参考に各種事業計画やファイナンスニーズについてのアンケート調査を依頼した。

左からJBICリオデジャネイロ事務所の根本政毅駐在員/細島孝宏首席駐在員

20人の参加者は配布資料を見ながら、PPTプレゼンテーションでの説明を熱心に聞いていた

 

 

4月の労働問題研究会に27人が参加して開催

企業経営委員会(上野秀雄委員長)の労働問題研究会は2011年4月28日午後4時から6時まで27人が参加して開催、司会は破入マルコス副委員長が務め、初めに上野委員長は開会挨拶で東日本大震災の発生後に社用で日本に出張したが、毎日、余震が続いており、東京でも駅、レストランや繁華街での照明を落として節電や自粛ムードで全体的に暗いが、日本人の震災に対する毅然とした態度や規律正しい行動、我慢強さや思いやりには改めて日本人の良さを再認識させられ、またブラジルなど海外からの支援にも感謝を述べ、また早急の復興を成し遂げると確認したことを強調した。

初めにSOUZA, CESCON, BARRIEU & FLESCH ADVOGADOSのDARIO RABAYパートナー及びALDO MARTINEZ NETO弁護士が「労使関係に於けるプライバシーの権利」について、 FERREIRA, RODRIGUES SOCIEDADE DE ADVOGADOSのWILIAM APARECIDO RODRIGUESパートナーが「労働・雇用省(MTE) 及び労働検察庁(MPT) の監査と履行の対象として焦点が当てられている労働時間の課題」と題して講演した。

左から上野秀雄委員長/破入マルコス副委員長

FERREIRA, RODRIGUES SOCIEDADE DE ADVOGADOSのWILIAM APARECIDO RODRIGUESパートナー

左からSOUZA, CESCON, BARRIEU & FLESCH ADVOGADOSのDARIO RABAYパートナー及びALDO MARTINEZ NETO弁護士

リオデジャネイロ州水害-会議所会員からの義捐金寄付は総額 R$ 1,410,939

年初からリオデジャネイロ州の集中豪雨による土砂崩れや洪水などが起こり、ノバフリブルゴ市、テレゾポリス市、ペトロポリス市、スミドウロ市、並びにサンジョゼドバーレドリオプレト市での死亡者数900人を超える大惨事に対し、会議所は1月19日、リオデジャネイロ州水害への義捐金募集案内を回章にて会員企業宛て送付した結果、金額合計 R$ 1,221,380+救援物資 R$ 189,559(相当) = 総額 R$ 1,410,939の寄付をブラジル赤十字に直接を行ったとの報告を4月27日まで会員企業34社から受理した。

 

寄付企業リストは「社会的責任(CSR)」のペ-ジ内にある「2011年リオ水害に対する寄付実績(計画中を除く)」(CIR-014/11 2011年4月27日)をご参照下さい リンク → 「社会的責任(CSR)」

 

 

 

 

平田藤義事務局長はFIESPのGPAII委員会に参加

平田藤義事務局長は2011年4月25日午前10時からサンパウロ州工業連盟(FIESP)会館で開催されたFIESP海外投資家支援グループ(GPAII)委員会に参加、移転価格税制(TP)の修正案、法案プロセス管理GTの設置などについて意見交換を行った。

国際セミナー「モザンビークアグリビジネス~日伯連携協力と投資の機会~」に200人が参加して開催

ブラジル外務省の国際協力庁(ABC)、同省貿易促進部(DPR/MRE)並びに国際協力機構(JICA)主催、ブラジル国家農業連合(CNA)並びにブラジル農牧研究公社(EMBRAPA)後援による国際セミナー「モザンビークアグリビジネス~日伯連携協力と投資の機会~」が2011年4月25日午前9時から午後5時まで、サンパウロ市内ブルボンホテルに200人が参加して盛大に開催された。

このセミナーの目的は日本とブラジル両国はブラジルに広がるセラードと呼ばれる広大な熱帯サバンナ地域(セラード)において30年以上に亘る大規模な農業開発を進め、世界の食糧安全保障へ大きく貢献、その後、2000年に日伯パートナーシップ(JBPP)が締結され、アフリカなど第三国の開発に対し日伯が連携して取り組む枠組みが立ち上げられた。

この枠組みを通じて日伯両国はブラジルのセラード農業開発で培われた知見を最大限活用して、食糧安全保障の強化と地域開発に貢献するため、モザンビークの熱帯サバンナにおける農業開発構想に着手し、2011年より日本・ブラジル・モザンビークの三カ国が連携するモザンビーク農業開発プログラム(PROSAVANA-JBM)が開始された。

本プログラムを通じ、現地の中小及び零細農家への支援を通じて同国の貧困削減と食料安全保障へ取り組みを促進すると同時に、商業農家への支援も計画し、市場の発展と経済成長の促進に貢献する輸出指向型農業開発のモデルを提示することを計画、また、本プログラムの実施に際しては、既に現地にて活動している民間企業及び今後モザンビークの農産品輸出を視野に入れている民間企業等との効果的な連携も図っていく。

このような状況を背景として、本セミナーは、日本、ブラジル、モザンビークの政府、民間の代表者が集まり、モザンビークの農業開発に対する民間セクターによる投資促進の可能性を議論することを目的として開催された。

EMBRAPAのカルロス・マグノ教授はセミナーの開催を前に参加者に東日本大震災の被災者に対して1分間の黙祷を促し、参加者全員が起立して黙祷を捧げた。

司会はブラジル・コーペレーション・エージェンシー(ABC)代表のマルコ・ファラニ教授が担当、初めに「投資機会プロモーションへの協力」のセッションで大島 賢三JICA副理事長が自然災害の多い日本で発生した未曽有の東日本大震災で13万人以上が避難生活を余儀なくされているが、ブラジル国民や日系団体からの支援に対する感謝を述べ、必ずや困難を乗り越えて再建、これをバネに更なる発展を確信していると強調、初めにJICAの資金援助で日伯間でのセラード開発を経験して豊富な知識を擁しているために、モサンビークでのProSavanaプロジェクトは必ず成功を収めて、この成功モデルを他のアフリカのサバンナ地域の農業開発の支援など夢のある農業開発ビジネスのこのプロジェクトへの民間企業の参加を促した。

続いてペドロ・アラエス伯農牧研究公社(Embrapa)総裁は現在、食用にしている動植物の起源はアフリカ大陸から発生したものも多く、またセラードとサバンナ地域は地形、地質、降水量や植物分布が非常に近いために、痩せ地で誰も開発に成功しなかったセラード地域での穀物生産のノウハウならびにこのプロジェクトのために費やした9万8000時間に及ぶ研究は必ず成功すると太鼓判をおした。

ミラデ・ムラルデ在伯モザンビーク大使はこのプロジェクトはモサンビークのナカラ回廊地域の中小及び零細農家への支援を通じて貧困削減と食料安全保障へ取り組みを促進すると同時に、商業農家への支援や市場の発展と経済成長の促進に貢献する輸出指向型農業開発のモデルとなる総合プロジェクトであると説明した。

元農相のロベルト・ロドリゲスFIESPアグロネゴシオ上級審議会会長は中国やインドなどの人口大国の二桁に達する経済成長率の継続は、今後の食糧増産に拍車をかけなければ人口増加に追い付かないために、アフリカのサバンナ地域での農業開発への支援が非常に重要な役割を担い、ブラジルの再生可能エネルギーの進んだテクノロジーの活用は持続可能な世界の農場の見本であり、生産性が飛躍的に向上しているために、小面積の耕作地での増産が可能であり、アフリカのサバンナ地域へのテクノロジーの移転の重要性を述べた。

また全国農業連合会長(CNA)のカーチア・アブレウ上院議員はEmbrapaが取り組んでいる土壌研究・品種改良などの重要性、必要性を述べ、実際にモサンビークのナカラ回廊地域を視察、リシンガー市から港湾都市までの鉄道建設、ロジスティック、エネルギー部門の開発やマンパワーの育成やファイナンスの重要性を説明した。

15分のコーヒーブレークの後、ジョゼ・パシェコ・モサンビ-ク農業大臣が「モザンビークのアグロビジネスの投資機会」について、同国の人口は2100万人、国土面積が80万平方キロメートル、3600万ヘクタールが耕作可能、僅かに450万ヘクタールが耕作されているにすぎない。

また灌漑可能な面積は300万ヘクタール、僅かに4万ヘクタールが灌漑されているにすぎない。ProSavanaプロジェクトのナカラ回廊地域の平均気温は22度から24度、雨量は900ミリから1500ミリであり、安定したモサンビークの政治経済、広大な耕作面積や安い労賃、優遇税制の適用や鉄道インフレを整っており、トロピカルフルーツや穀物栽培、アルミのメガプロジェクトや有望な鉱業、土地は国家が管理して50年間の土地利用並びに50年間の再契約で土地購入の必要がないために、初期投資の低減が図れるなどの利点を強調した。

モザンビーク北部開発誘導者としてのPROSAVANAプログラムのJICA代表の押山和範アフリカ部長はナカラ回廊地域の開発として①経済成長、②ヒューマンセキュリティ、③気候変動対策を3本柱としており、また同地域には石油、石炭、ボーキサイトなどの豊富な天然資源があり、鉄道インフラ整備で内陸部の農産物をインド洋の港湾からアジアなどに輸出、また並行して教育施設の建設や教育・衛生などの社会インフラプロジェクトも推進、ブラジルでのセラード開発20年間の経験から得たノウハウの活用で、ノウハウ移転は10年に短縮が可能であり、関係3カ国がWin Win Winの関係を勝ち取ることができると強調した。

ABC代表 フレデリコ・パイヴァProSavanaコーディネーターはABCの組織を紹介、モサンビークへの投資援助としてポルトガル語、開発地域がセラード地域と共通点が多く、ノウハウの移転やアフリカ諸国の食糧増産サポートなどを指摘した。

Embrapa代表 アルベルト・サンチアゴProSavanaコーディネーターはプロジェクトのコンセプトや第1次計画から第3次計画に亘るスケジュールと内容などを説明した。

続いて司会はモサンビークのペドロ・ズクラ地方農業理事が担当、初めにモザンビーク投資促進センター(CPI)代表のロウレンソ・サンボ取締役が同国のポテンシャルとして人口、農業、森林、観光、漁業やエネルギーや投資保証や優遇税制について説明、続いてブラジル社会経済開発銀行(BNDES)代表のデニ-ゼ・ロドリゲス総裁アシスタントは同プロジェクトへのBNDES銀行のクレジットや金利について、またすでに実施しているモサンビークへのゼネコン大手企業へのクレジットなどについて説明した。

国際ファイナンシャル・コーペレーション(IFC)のババツンデ・オニトリ副総裁(中南米・カリブ、アフリカ担当)はIFCの組織、コンセプト、ストラテジーやクレジット案件について説明した。

JICA代表の梁瀬直樹ProSavana担当取締役はJBICとJBIC統合後の政府開発援助(ODA)に関する円借款のスキームや金利について、オーナーシップへのバックアップ、またモサンビーク向けクレジットの償還期間や金利について、ナカラ回廊プロジェクトに関する道路や港湾プロジェクト,社会向上プロジェクト、ツーステップ・ローン、バングラディッシュやフィリピンへの借款BOPビジネスプロモーションやPPPインフラサポートのプログラムなどについて説明した。

ミランダ社(在モザンビーク企業)のアントニオ・ミランダ代表はモサンビークでは商業、工業並びに農業分野でそれぞれ企業活動を行い、ミランダ農業社はナンプラ州やザンヴェジア州で年産6000トンのカジュ-ナッツ栽培,マモナ油加工能力は年産1万2000トン、その他にはトウモロコシ、マカダミア、ジャガイモの試験栽培や製茶やミネラルウオーターの生産、今後は牛やヒツジの牧畜、地元大学との提携による人材育成などを説明した。

ブラジル日本商工会議所会員企業代表で伯国三菱商事会社の近藤正樹社長(同商工会議所会頭)は「日本企業のモサンビークでのビジネス経験」として、ブラジルに赴任して3年、この国の将来性にわくわくしており、近い将来ブラジルが世界のひのき舞台になることを確信、また地理的に日本はブラジルから遠いが、ブラジルからアフリカはすぐ近くでブラジルの経済圏の範疇にあり、ブラジルを通しての農産物や天然資源などの投資拡大の可能性を述べた。

三菱商事はアフリカ諸国の13カ国に拠点を擁して事業展開、主に石油や天然ガスのエネルギー関連事業に投資、モサンビークでは首都マプート近くで世界最大規模のアルミ精錬会社モザール社に資本参加、ヴァーレ社の石炭開発向けの機械納入やサービスセンターでの保守などで事業展開、また社会貢献プロジェクト(CSR)ではマラリア予防などを実施、日伯共同のアフリカへの貢献ではアグロカルチャーやバイオ燃料やインフラ整備など官民一体で行うことが重要であり、Win Win Winの構築が最優先されると説明した。

続いてニアサ州のダビデ・マリザネ州知事は「同州のポテンシャル」として温暖な気候、灌漑向けの豊富な水源、農産物としてトウモロコシ、キャサバ、フェジョン、コメ、小麦、漁業や観光地としてニアサ湖(マラウイ湖)、5万平方キロメートルの動物保護区、鉱業では金、石炭やアクアマリンなどについて説明、ナンプラ州のフェリスミノ・トコリ州知事は同州の人口は400万人、80%は農業に従事、面積は8万平方キロメートル、耕作可能面積は450万ヘクタール、綿花、大豆、バナナ、マンゴーやゴマ栽培が盛ん、インド洋の海岸線が470キロメートル、森林面積は780万ヘクタール、鉄鉱石、リン鉱石、宝石を産出、州内には7大学の高等教育機関を擁していると説明した。

200人が参加して開催された国際セミナー「モザンビークアグリビジネス~日伯連携協力と投資の機会~」(写真提供 松本浩治記者 サンパウロ新聞社)

左から2人目は大島 賢三JICA副理事長(写真提供 松本浩治記者 サンパウロ新聞社)