今年3回目の機械金属部会に11人が参加して開催

今年3回目の機械金属部会(西岡勝樹部会長)が12月4日午後4時から11人が参加して開催、初めに平田藤義事務局長が11月27日に46人が参加して行なわれた官民合同会議について説明、島内憲大使のリーダーシップ、西林万寿夫総領事の行動力で官民が一体となって連携、懸案事項の進展、定期的のフォローアップ会議開催などALL JAPANで協力してきており、素晴しい会合となったことを報告した。

西岡部会長は11月の定例常任理事の議事録を説明、また来年の活動方針として見学会の検討、部会員相互の親睦を深めるための懇親夕食会懇親並びにゴルフ界の監事として西岡部会長を選出した。

最後に世界金融危機の影響のフリートークでは鋼材国内マーケットは金融危機前は絶好調であったが、金融危機後は一転して鋼材のだぶつき、鉄鋼生産計画の見直しなど10月から自動車産業を中心に需要が減少して国内外の製品価格も大幅減、食品業界向け設備機械は10月以降出荷が止まり様子見、食品大手で為替デリバティブでの損害の大きい企業の納入業者への支払い遅延、石油業界では経費削減のために出張禁止、ペルーはインフラ整備での工事が継続して行なわれておりそれほど金融危機の影響は今のところ表面化していない。

自動車向け工作機械や部品製造メーカーは為替の影響をうけて資金繰りの苦しい顧客も多く3月の一つの山場を迎えるか、部会の会員企業は裾野産業の広い自動車産業とのかかわりが深いために、今後の自動車産業の動向に注目している事などが話題に上がったが、実体経済への影響がすでにでてきており、今後の経済の先行き不透明感を憂慮している。

参加者は西岡部会長(日立)、林副部会長(メタルワン)、木瀬副部会長(前川製作所)、渕上氏(ユシロ)、右成氏(京セラ)、原田氏(ミツトヨ)、宮崎氏(MMC)、原口氏(CBC),栗原氏(個人会員)、加藤領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長

 

金融危機のフリートークでは大いに情報交換が行なわれた

左から西岡部会長/林副部会長

活発な意見交換が行なわれた官民合同会議は今までにない素晴しい会合となった

   46人が参加した官民合同会議は11月27日午前9時から午後4時30分までトランスアメリカ・フラット・インターナショナルホテルで開催、在ブラジル日本大使館の宮下匡之参事官が司会を担当、初めに島内大使は大成功であった日本移民100周年祭への協力に感謝の意を述べ、親日感の高まり、日系社会のパワーの再確認が出来、2004年の小泉純一郎首相の訪伯で始まった日伯関係のトレンドは上向きになり、今は日伯の経済関係など好条件にあり、今後益々日伯関係はよくなっていくと挨拶した。

   田中信会頭はブラジル日本商工会議所の移民100周年関連団体への人的協力、記念式典など公的行事参加、会議所主催記念行事の実行、記念セミナーやイベント参加、会員企業の寄付実態調査、修好100周年記念の移民100周年プロジェクトへの助成について述べた。

   佐藤悟中南米局長は移民100周年記念では非常に盛り上がり、力を付けてきたブラジルとの関係が更に好転しており、今後の課題として移民100周年の関係をいかにビジネスに結びつけるか、世界金融危機を日伯両国にとって好機とするための方途、グローバル・プレーヤーのブラジルとの関係の構築などオール・ジャパンでサポートするための協力を述べた。

   島内大使はブラジル内政・外交ではルーラ大統領政権6年になり、支持率は70%と非常に高いが、今後は金融危機が実体経済に及んでくるので難しい舵取りを余儀なくされ、外交では国際社会の主プレーヤーを目指すブラジルは存在感をアピールしているが、今後の課題としてブラジルを政治経済面で世界の主要プレーヤーと位置づけた上での関係構築、両国は補完関係のみならず水平的な協力関係を構築する重要性を強調するとともに、BRICs諸国で民族・宗教対立などのリスクがなく、また政治テロがないのは唯一ブラジルだけであり、ブラジルに対する政治経済両面におけるプライオリティを引き上げる必要があると述べた。

   続いて地域経済の動向ではリオ日本商工会議所の高橋英裕会頭は日本企業の対ブラジル投資・事業展開、今後のビジネス展望・課題では環境変化、日本企業の今後の取組について説明した。

   アマゾナス日系商工会議所の山岸照明相談役はマナウス・フリーゾーンの日系企業の位置付け、今年のマナウスのトピックスとしてアマゾン国際見本市開催、サーレス入植50周年記念式典、マナウス重点産業の状況・課題、パラー日系商工会議所の山本陽三副会頭は来年、アマゾン入植80周年記念であるが、日系人社会は3世が主体で日本語離れが目立ってきて、日系団体が総じて力を失ってきており、80周年記念をきっかけに再生させたいと述べた。

   パラナ日伯商工会議所のアントニオ・ウエノ会頭は100周年祭記念プロジェクトの“夢プロジェクト”、パラナ連邦大学の食品テクノロジーや環境テクノロジー学科、ロンドリーナ地域水質改善モデル支援プロジェクト、同会議所30週周年記念セミナーについて説明した。

   南伯日本商工会議所のマミ・ウエノ副会頭は南大河州の政治経済の主な特徴と世界金融危機の影響について、金融危機前は5年間で輸出が2倍に増加、昨年のGDPの伸び率は7.0%増加、主な産業は機械・金属、化学、家具、紙・パルプや農産業で今年も順調に増加していたが、今後は同州の経済の落ち込みも避けられないが、最近は中国、ロシアへの輸出が増加、またアラブ連盟との貿易も拡大してきていると述べた。

   窪田敏朗専任理事(三井住友銀行)は「金融危機がブラジル経済に与える影響」と題して、2003年以降、世界の株式市場は右肩上がりの上昇が継続、資源価格全面高と共に資源国ブラジルへの資金流入が加速していたが、リーマンショックをきっかけに世界的な信用収縮が発生、手元流動性確保のために株式、コモデティからの資金引き上げが始まり、投資適格国入りして注目を集めていたブラジルはサブプライムローンとは関係がないと言われていたが、米国からヨーロッパに広がってブラジルでも影響がでてきて、銀行は貸し出しに慎重になってきている。

   しかし2,000億ドルを超える外貨準備金、通貨スワップ、公的債務の低減、低い輸出比率、高い自己資本率などファンダメンタルズが堅調であり、今後のリスク要因として更なる信用収縮、コモデティ価格の更なる低下、レアル安による輸入価格上昇、大統領選を控えた政策転換などが考えられ、今後の見通しとして中長期的には金融危機の影響は比較的軽くて金融セクターへの影響は限定的と見られているが、この難局を上手に舵取りするかが一流国入りのポイントであると述べた。

   金融危機が与える影響の討議会では渡辺仁司金融部会長はイタウー銀行とウニバンコ銀行の合併のように、今後2~3年の金融部会の動きとして大銀行の合併が起こって更なる寡占化が進み、保険業界でも銀行子会社が多いが合併が進むと思われ、BIS11% 、ソルベンジーマージンが満たせていない会社は合併を余儀なくされると説明した。

   機械・金属部会所属でNSKの杉村秀一郎社長は国内マーケットの縮小、インフレ率より賃上げ率が高いために人件費などのコストアップ、国内外マーケットの縮小で非常に厳しくなり、連邦政府による税制改革の必要性を指摘した。

   化学部会の松尾新一郎部会長は8月の部会長シンポジウムでは今後も快進撃が続くと述べたが、自動車向けプラスチックは悲劇的な状況、農薬も肥料から始まり農薬分野ではキャンセルが相次いでおり、今後の業界の見通しはカンカン照りから曇りになってきていると述べた。

   建設・不動産部会の阿部勇部会長は建設業界では工事中止が出来ないためにまだ業界は落込んでいないが、今後は工事の発注を控えて受注が少なくなると見込まれており、来年3月以降の設備投資が憂慮されていると述べた。

   自動車部会の峯川尚副会頭は長期格安ローン販売で業界は好調に推移していたが、金融危機で状況は一転して悪化、10月の二輪・四輪販売は前月比20%から25%落込んだが、モーターショーでは参加者の関心が強く需要はあるが、ブラジルでは原材料コストが下がらず、四輪の現地調達率が50%と低く、パーツ輸入では円高で非常に苦しいが、二輪の現地調達率は90%に達しているために為替の影響が少ないが、今後は投資計画に急ブレーキがかかると述べた。

   質疑応答ではブラジルの銀行は健全だと言われたが、今後のブラジルの行方は企業との長い付き合いか投資に重点を置くのかとの質問に対して、ブラジルの金融システムは透明性が欧米よりの高いが、グローバル化でブラジルの銀行も欧米の銀行の方向性に追従していくのではないか、またブラジルの銀行は金利収入が高く、自己資本率が国際統一基準の8.0%を軽く超える20%以上であるが、日本の銀行は8.0%を満たすのに苦しんでいる。

   また来年のSelic金利は下がるのかとの質問に対して予想は難しいが、金利はインフレとの絡みで下がる傾向と見込んでいるが、自動車ローンはバブルであった。また来年の為替を教えてほしいとの質問にコモデティ価格下落や金融危機を考えるとR$2.2 ~R$2.3は 順当なレベルと思うが悪くなる可能性もあると述べた。

   自動車ローンはバブルであったが、ローンの回収が出来るのかの質問に60回以上払いで自動車を購入する層はCクラスで返済できない人がでてくるが、日系メーカーの顧客はハイクラスが多いのでローン返済は悪くない。

   ドル高の為替はコストアップになっているが、自動車販売価格に反映していないので、今の自動車価格は安いのではとの質問に、中古車が売れないと新車が代えないので販売はもう一段落込むのではと回答したが、多岐に亘る活発な質疑応答が繰り返されて熱気で盛り上がった。

   JICAブラジル事務所の芳賀克彦所長は「新JICAの概要」と題して2008年10月1日から国際協力機構「新JICA」の組織再編の概要、ODA実施体制の変化、組織再編による国際開発事業分野でのシナジー効果、(株)日本政策金融金庫、国際協力銀行のブラジル向け取組状況などについて説明した。

   JBICリオ事務所の細島孝宏首席駐在員は今後の日伯関係の更なる活性化(インフラ整備)ではJBICのインフラ案件への取組として日本の産業の国際競争力維持及び向上として日本企業参加型、進出企業の事業環境整備型、重要な資源の海外における開発及び取得促進、対象プロジェクト概念、JBICの主要インフラ整備案件、JBIC融資・保証スキーム、インフラ整備を通した日伯関係活性化の諸課題などについて説明した。

   ジェトロ・サンパウロセンターの佐々木光所長は日本の輸出促進では環境・省エネ関連事業の展示会、ワークショップ開催、産品輸出促進事業では対伯輸出コーディネーターの配置、農産品ニッポン・ブランド普及事業、海外市場情報提供プログラム、ブラジル企業支援の対日投資有望企業の日本招聘、地域活性化に向けた輸出促進事業の総合的展開などについて説明した。

   今後の日伯関係の更なる活性化セクションでは初めに伊藤忠の田中一男中南米総支配人が「エタノール」と題してミナス州でのエタノールプラントへの投資、日本の輸送用燃料におけるバイオ燃料の利用目的、ブラジルのエタノール生産事情、ブラジルの砂糖、エタノールの生産推移及び国内消費・輸出、エタノールの価格動向、官民一体の協力体制の必要性などを説明した。

   新日鉄の杉山俊美社長は「世界とブラジル鉄鋼業界の現状について」世界経済の今後の経済成長率の見通し、世界の鉄鋼需要の推移・需給、資源メジャーの原料の寡占化、世界の主要鉄鋼メーカー、新日鉄のアライアンスネットワーク、ブラジルに於ける事業の取組及び連邦政府への要請などを説明した。

   三井物産の中山立夫社長は「インフラ/PACとブラジル高速鉄道プロジェクト」で総額5,000億レアルに達する経済成長加速計画(PAC)概要、特に運輸、エネルギー、社会・環境整備部門への投資、ブラジル高速鉄道プロジェクトの案件概要、連邦政府の諸施策、案件スケジュール、想定スキームなどについて説明した。

   丸紅の前田一郎社長は「ブラジル・食料(大豆・鶏肉)の現状と課題」では増加する世界人口と限られた耕作面積、ブラジルの大豆耕作面積と生産高推移・輸出、ブラジル中央部では未開耕作地が6,600万ヘクタール存在するために生産増加余地、世界の食糧需給の現状と展望、大豆の日本政府・政府期間への支援依頼事項では安定供給力強化対策として物流・インフラ整備への協力、農業融資支援、品質管理・改良、生産コスト削減の協力・援助、ブラジルの鶏肉生産、輸出、国内消費、ブラジルの鶏肉輸出と日本の鶏肉輸入、鶏肉安定供給強化のための対策としてインフルエンザ発生予防・発生後の初期動作、安心・安全の品質管理、輸入関税の低減への支援を説明した。

   住友商事の伊藤友久南米支配人は「ブラジルにおける資源エネルギー関連事業」では同社の取組姿勢として資源のバリューチェーン化並びに差別化が容易でない資源コモデティをバリューチェーン化することにより、ブラジル資源の国際競争力の増加、資源エネルギー関連事業ではペトロブラスの南西石油との共同石油精製事業でアジアへの輸出、Vallourec社と住友金属工業によるシームレスパイプ工場などについて説明した。

   分野別課題では宮下参事官が移転価格税制、知的財産権、社会保障のそれぞれの課題について、現状と問題点、取組、アンケート調査の概要につき述べるととともに、今後の対応として貿易投資委員会等政府間協議メカニズムにおける議題化、政界関係者への働きかけ、ブラジル経済団体への働きかけ、セミナー開催による意識啓蒙、情報意見交換会などを行っていきたい旨表明した。

   今後のフォローアップのあり方では甘利明経済産業大臣訪伯時に官民双方が参加する貿易投資促進委員会が設立されたが、両国の関係者が話合いの場を持つことは今後の経済交流に更に弾みが付く、複雑な税制などを話してほしい。金融危機の話の中で新JBICの新しい取組が出来て投資環境整備に取組んでいるのは非常に心強い、またフォローアップ会議の継続の要請があった。

   島内大使は閉会の挨拶として大型プロジェクトが多く、両国関係が益々良好になってきており、また社会保障協定も軌道に乗ってきており、知財権や移転価格税制ではメンバー企業と共に政府への働きかけを強化、またディスカッションの印象では働きかけのスクープを広げる必要を感じた旨述べた。

   今回の金融危機ではブラジル全体のキズは浅いが、個別セクションではキズが深いところもあり、ビジネス環境整備は今以上に必要であり、今後のアクションは政府に働きかける項目のレビューをするために、大使館からサンパウロに担当者を派遣して会合を開催すると積極的な行動に大きな拍手が送られた。最後に佐藤外務省中南米局長より、今次会合における関係者の協力への謝意を表明しつつ、ブラジルの潜在力と民間企業の精力的な事業展開に深く印象づけられたと述べ、大成功裏に閉会となった。

 

官民合同会議の発表資料 (2008年11月27日)

ブラジルにおける資源エネルギー(伊藤友久住友商事南米支配人)

エタノール(田中一男伊藤忠中南米支配人)

食料-大豆/鶏肉(前田一郎丸紅社長)

金融危機がブラジル経済に与える影響(窪田敏朗三井住友銀行社長)

地方経済の動向ーリオ(高橋英裕リオ日本商工会議所)

建設不動産部会の家具工場見学会に16人が参加

建設不動産部会(阿部勇部会長)は11月26日午前10時からバルエリ市タンボレのおしゃれな家具生産『UFFICIO MACKEY IND DE MOVEIS LTDA.』似16人が参加して工場を訪問、井上社長自らが工場の生産工程を案内して説明、昼食は近くのシュラスカリアでMackey社の提供で美味しい食事を頂いた。MACKEY社は一年前に新装なった商工会議所の事務所へも納入実績のある会員企業。

 
参加者全員で記念撮影

熱心の家具生産工程を見学する参加者

三菱東京UFJ銀行の75周年記念パーティ開催

三菱東京UFJ銀行の5周年記念パーティが11月24日午後7時からエスパッソ・ローザ・ロザルムに大勢の関係者が参加して盛大に開催され、田中信会頭、平田藤義事務局長がお祝いに駆けつけた。

またWTCで開催された翌日25日の記念セミナーにも田中会頭、平田事務局長共に出席した。

 

シゲアキ・ウエキ元ペトロブラス総裁の岩塩下海底大油田発見の講演に120人が参加

11月の懇親昼食会は14日正午からインターコンチネンタル・ホテルに120人が参加、特別講演は1979年から1984年までペトロブラス石油公社で総裁を務めたシゲアキ・ウエキ元鉱山動力大臣が「最近のブラジル沖岩塩下海底大油田と天然ガスの発見について」と題して、カステロ・ブランコ大統領から始まった軍事政権から民政移管前の最後のフィゲレード大統領の20年間はペトロブラス総裁には軍部から選出されていたが、民間並びに日系人から初めて総裁に就任した。

ウエキ元総裁はペトロブラスしか7,000メートルの深海海底油田の開発技術を持っていないのかとよく質問されるが、石油メジャーはハイテク技術を持っており、ペトロブラストと同じレベルの技術を擁しており、米国メジャーのシェブロンはメキシコ湾沖300キロの深海7,000メートルから6万バレルの原油を生産している。

また岩塩下原油生産には生産コストが高く、コスト面からバレル当たり60ドル以下では採算が合わないと議論されているが、ペトロブラスのガブリエル総裁は原油価格30ドルまでは採算に見合うと見込んでいるが、私は採算コストを35ドルと予想している。

30年前のガイゼル軍事政権時のセルジッペ州内の石油生産コストは3.50ドルだったが、中近東からの輸入原油は2.0ドルであったが、ブラジル国内での石油開発を前進させるために継続、その後の国際石油価格は12ドルまで上昇、現在の石油価格は一時の150ドルから60ドルを割っているが、ペトロブラスは50ドルを割っても岩塩下原油開発を進めなければならない。

ブラジルの原油埋蔵量は岩塩下原油発見後に飛躍的に伸びているが、ロボン鉱業エネルギー相は1,500億バレル、ブラジル石油監督庁(ANP)では800億バレルを見込んでいるが、私は岩塩下石油埋蔵量を含まない埋蔵量はペトロブラスが発表している40億バレルから120億バレルが正しい埋蔵量と見込んでおり、1969年のペトロブラスは日産16万バレルを生産していた時期の埋蔵量は8億バレルであった。

ペトロブラス総裁時はリオ勤務であり、家族がサンパウロに住んでいるために、フィゲレード大統領に日産50万バレルまで生産を上げたら、辞任を受け入れてほしいと頼んで半年の任期を残して生産目標を達成したが、任期を全うしてくれと頼まれ、その御礼に日本、オーストリア又はブリュッセルの大使就任を進められたが、サンパウロに早く戻るためにオーストリア大使を選んだ。

2007年12月の石油埋蔵量は140億バレルが確認されており、日産180万バレルから190万バレルで自給率はほぼ100%に達しているが、外国の原油埋蔵量は減少してきているが、ブラジルでは上昇してきているが、エネルギー資源大国のブラジルの1人当たりのエネルギー消費は1,200キロワットから1,300キロワット、石油換算で年間1人当り8から9バレルに相当するが、米国では50バレル、日本はブラジルの4倍の35バレルに相当するので、自給率達ししても素直に喜べない。

世界の水力発電所、太陽光エネルギーなどの代替エネルギー、再生可能エネルギーは13%であるが、今後25年後には25%から30%に達すると見込まれているが、ブラジルの代替エネルギーは52%に達しており、特に水力発電所は5万メガワットで100万バレルの原油消費に相当するために、世界でも最もクリーンなエネルギー国となっている。

4ヶ月前にゴールドマン・サックス証券は石油価格を200ドルまで上昇すると予想していたが、石油価格が100ドルに上昇した時に、私の計算では1人当たりのエネルギー消費が年間50バレルX100ドルで5,000ドルに達して、サラリーの20%がエネルギー消費代では可笑しいと思っていたが、今では52ドルにまで下落、コモデティも30%下がっているが、今後もまだ下落すると予想している。

今後の経済については金融部門の9月の損害が7,000億ドルでサブプライムではなく、優良住宅ローンのプライムの損害が1兆ドルに達しているために大きな問題を抱えており、1969年の世界のGDPは12兆ドル、昨年のGDPは48兆ドルに達したが、金融危機の影響で銀行株などは1/4まで下げており、今後も株価は下がると見込んでいるが、実体経済に及んできている。

40年前はコーヒーやトウモロコシなどの先物取引しかなかったが、90年代には先を争って先物取引に走って、投機ブームに釣られて投資、昨年の金融部門への投資は世界のGDPの11倍に相当する550兆ドルに達していたが、1万1,000のヘッジファンドのうちではすでに2,000のファンドが破産しており、今後益々破綻するヘッジファンドが増加するが、来年はもっと悪くなるために現金確保を薦めている。

4億人分の食料生産大国のブラジルは化学肥料の80%を輸入に頼っているが、国内での生産を上げる必要があり、2050年には人口が2億5,000万人に増加するが、輸出するほどの食糧生産が見込まれており、その頃にはブラジルは世界の経済大国になっているために、海外から多くの出稼ぎが集まり、またルーラ政権の貧困家庭支援プログラムは子供が学校に行くのでよい政策であり、教育を与えないと大志を抱かなくなると結んで講演を終え、田中信会頭から記念プレートが贈呈された。

懇親昼食会は正午過ぎから平田藤義事務局長の司会で開催、初めに特別ゲストのシゲアキ・ウエキ元鉱山動力大臣、サンパウロ総領事館の丸橋次郎首席領事が紹介され、山田唯資監事会議長が10月15日に開催された監事会での第3四半期の会計監査結果を報告した。

3分間スピーチではブラジル日本青年会議所のマルシオ・マサユキ・ヨシェン会頭が「青年会議所新プロジェクト」として11月17日午前8時から午後6時30分までリべルダーデ区タマンダレー街688番で、日本ブラジル企業活動イベントとしてシゲアキ・ウエキ元鉱山動力大臣、世界的なハワイアナス・ブランド確立で著名なアンジェラ・ヒラタ女史、China-In-Boxの創業者ロビンソン・シバ氏が講演会を開催、日系大学教授が参加するワークショップ開催、また青年会議所では12月7日にブッフェ・コロニアルで忘年会を開催、青年会議所では来年の企業活動関連MBAコースへの参加を案内、パウロ・小林協会との共催で100周年折り紙促進ムーブメントなども紹介した。

イザベル・デ・アウメイダ理事はマネージャー社からリカルド・シャビエール・RH社への社名変更について、マネジャー創設のリカルド・シャビエール社長はブラジルでのヘッド・ハンティングの代名詞となっていたが、惜しくも昨年に鬼籍入りしたが、リカルド・シャビエール元社長に敬意を表する意味で社名変更を行なった。

会社代表交代ではキクチ・ド・ブラジルの黒田猪津雄社長が帰国挨拶、秋田龍一新社長が就任挨拶、ワールドカップ終了1週間後の2002年7月に赴任して、6年半のブラジル戸田建設の阿部勇社長は商工会議所では建設不動産部会、異業種交流委員会で大いに活躍されたが、ブラキチの阿部社長は後ろ髪を引かれる想いで来月12月に帰国の途に着く。

新入会員紹会ではテイジン・アラミド・ド・ブラジル社のアントニオ・カルロス・ゴジーニョ社長、シマノ・ラテンアメリカ社のファービオ・タカヤナギ社長、エプソン・ド・ブラジル社の小池拓之社長がそれぞれ入会の抱負を述べ、最後に平田藤義事務局長はGIEの佐々木修元委員長の代わりに、11月10日午後7時から10時過ぎまでアメリカ商工会議所に300人が参加して開催された「ハッピー・マンデイ・ジャパン」は大成功裏に終了して、スポンサー企業や物品提供企業に対して厚くお礼を述べた。

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講演する元ペトロブラス総裁のシゲアキ・ウエキ元鉱山動力相

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120人が詰掛けた懇親昼食会の様子

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左から元ペトロブラス総裁のシゲアキ・ウエキ元鉱山動力相/田中信会頭/丸橋次郎首席領事

今年最後の法律委員会の月例会に30人が参加して開催

今年最後の法律委員会(石川清治委員長)の月例会が11月13日午後4時から6時まで商工会議所会議室に30人が参加して開催、進行役は矢野クラウジオ副委員長が務め、初めにダニエル・アントニオ・ペリン弁護士が省令222号/08−移転価格税率に対する割合とマージンの変更について、フェルナンダ・バルボーザ弁護士は商品流通サービス税徴収代替適用新商品−税制、財政面での影響について講演した。

続いてフェリッペ・ロッシャ弁護士は法令11.638号/07−株式会社法の税務面、特に投資醸成金の変更について今年1月1日から実施、国際会計法への適用、個人所得税(IRPJ)、純益に対する社会納付金(CSLL)社会統合基金(,PIS),社会保険融資納付金(COFINS)の計算方法などを説明した。

ルイス・アロウシェ弁護士は労働契約の守秘と比競合についての条項の法律面について、グローバル化による労働契約の見直し、企業の革新技術やデーターの機密、判例や賠償金について、最後にロベルト・コウチヤマ弁護士は法令6.613号/08−金融取引税(IOF)の変更について一般に小切手税と呼ばれる金融取引暫定納付金(CPMF)の廃止に伴う補填の目的で税率の変更の実施などについて説明した。

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熱心に講演を聞く参加者

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左から4人目が矢野クラウジオ副委員長と講演者達

第10回国際環境関連工業見本市がセンターノルテで開催

第10回国際環境関連工業見本市(FIMAI)は11月12日から14日にかけてエクスポ・センターノルテ展示場に世界から350社が参加して開催されたが、商工会議所の会員企業も多数参加、見本市に訪れた平田藤義事務局長は川崎重工のブースで環境 関連装置の説明を受けて、日本の最先端の環境テクノロジーに関心していた。

 

左は渋谷吉雄社長/中央は最先端テクノロジーの説明を受ける平田藤義事務局長

アメリカ商工会議所で開催された“ハッピー・マンデイ・ジャパン”に300人近くが参加

ブラジル日本移民100周年を記念して、アメリカ商工会議所とブラジル日本商工会議所との交流を深める“ハッピー・マンデイ・ジャパン”が11月10日午後7時からアメリカ商工会議所に300人近くが参加して盛大に開催、墨絵、絵画、写真などが綺麗に展示され、矢崎愛さんのキーボードと草村芳哉さんのサックス演奏、23スポンサーのロゴマークやスタンド、会場全体の活花のデコレーションなど素晴しいセッティングに会場を訪れた参加者は感嘆していた。

初めにアメリカ商工会議所のメンバーシップ部門のフェルナンド・シュミッツ取締役が開催挨拶として今年は笠戸丸移民から数えて日本移民100周年の記念する年であり、更なる両商工会議所の交流を促進するために開催、またブラジルには150万人を数える日系人が生活しており、ブラジルに素晴しい日本文化やカルチャーを持込んで今ではブラジル文化に融合していると結んだ。

佐々木修外国人投資家グループ(GIE)前委員長は流暢なポルトガル語で両会議所の交流の大切さなどについても言及したが、そのウイットに富んだ開催挨拶は会場を笑いの渦に引き込んで盛大な拍手が送られた後、7人から構成される和太鼓や横笛のパーフォーマンスと演奏は聴衆を魅了して日本の伝統文化の素晴しさを再認識させられた。

鏡開きの後の立食パーティでは国内外の日本酒、焼酎、酒ピリーニャ、刺身、寿司、春雨、酢の物、ビュフェ形式の洋食など参加者は大いに日本食を堪能してパーティは夜10時過ぎまで続いた。

“ハッピー・マンデイ・ジャパン”のスポンサー企業はMNプロポリス、東山農産、サクラ・アリメントス、トレードブラス、三菱商事、NYKロジスティックス、パナソニック、ウニアンログ、丸紅、伊藤忠、ローザ・サクラダ歯科医院、デロイト、トヨタ、KPMG,キッコーマン、エプソン、日本通運、アウテンチ、安田保険、味の素、三井物産、新日鐵、パトリモ二オ保険

 

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200人以上がハッピー・マンデイ・ジャパンに参加

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酒ピリーニャに行列

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両商工会議所代表による鏡開き

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ウイットに富んだ挨拶で拍手喝采の佐々木修GIE委員長

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和太鼓の演奏を楽しむ参加者

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左からアメリカ商工会議所のフェルナンド・シュミッツ取締役/平田藤義事務局長

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矢崎愛さんのキーボードと草村芳哉さんのサックス演奏

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日本語版招待状とスポンサー企業