異業種交流委員会 主催の 板垣 勝秀氏 講演会に50人が参加して開催

異業種交流委員会長野 昌幸委員長)主催の盛和塾」ブラジル前代表世話人の板垣 勝秀氏講演会は、2019年6月26日午後6時から7時まで商工会議所大会議室に約50人が参加して開催、京セラ創業者稲盛和夫氏を塾長とする経営塾「盛和塾」に関する講演でテーマ:「稲盛経営哲学のひも解き」と題して講演、司会は長野 昌幸委員長の代理として、村田エリカ副委員長が務めた。

板垣 勝秀氏は自己紹介で北方領土が視界に入る根室市で誕生、1971年に明治製菓に入社、製菓部門ではなく抗生物質を取扱う医薬品部門に配属され、中南米での医薬品のライセンス販売を担当して駐在員期間は10年に及んだが、帰国命令が出たにも関わらず、水のあったブラジルに居残って1991年にパナメジカル社を設立した。

盛和塾は、京都の若手経営者が稲盛氏の経営哲学を学びたいと望んで、1983年に設立された自主勉強会。日本の56塾、海外の44塾と合わせて塾生は約1万4000人、そのうち中国には37塾で7000人を擁している。私は26年間に亘って稲盛氏の経営哲学を学んできたが、この講演では稲盛氏の生き方、考え方などを説明したい。稲盛氏の経営哲学のモットーである「心を高めて経営を伸ばす」を理解してもらえればこの講演は成功に値すると説明、人をだまさない、人を裏切らない、昔年寄りから孫によく言われていた言葉です。

経営はトップの人生観や倫理観、価値観などの考え方で決まる。企業にも寿命があり、日本の企業の平均寿命は38年。しかし企業設立から2年間企業を維持できるのは僅か20%しかない。日本の長寿企業としては金剛組設立は1400年前、タケダは300年前に設立されて創業者精神が代々に亘って受け継がれてきている。

経営の原点は12か条から構成されており、「事業の目的、意義を明確にする」では、事業の目的を明確にしていたかったコンペチター16社が倒産。「具体的な目標を立てる」では、経営者が明確なビジョンを持たないと社員はついていかない。「強烈な願望を心に抱く」では、戦後の北方領土からのサーチライトの灯りにおびえた一方でロシア人はどんな生活をしているのか、未知の世界を知りたい願望があった。「誰にも負けない努力をする」では、経営はマラソンに例えられるが、死に物狂いの努力をする。「売上は最大、経費は最小」では、企業の筋肉質体質の経営をする。

「値決めは、経営」では、コンペチターなどの状況次第で値段を決めない。「経営は強い意志で決まる」では一度決めたことは押し通す。「燃える闘魂」、「勇気をもって事に当たる」、「常に創造的な仕事をする」、「思いやりの心で誠実に」、「時に明るく前向きで」も12か条に含まれている。

アメーバ―経営は会社には利益の出る部門と利益の出ない部門がある。アメーバ経営では、組織をアメーバと呼ぶ小集団に分けます。各アメーバのリーダーは、それぞれが中心となって自らのアメーバの計画を立て、メンバー全員が知恵を絞り、努力することで、アメーバの目標を達成する。そうすることで、現場の社員ひとりひとりが主役となり、自主的に経営に参加する「全員参加経営」を実現している。アメーバ経営は、京セラをはじめ、稲盛が創業したKDDIや再建に携わった日本航空など約700社に導入。

人生の方程式として、人生・仕事の結果=能力X熱意X考え方。稲盛経営哲学の精神性として、自分よりも他人を利する心である利他の心。JAL再生の社員の意識改革などを説明して、大きな拍手が送られた。

講演中の板垣 勝秀氏

進行役の村田エリカ副委員長

2019年上期税制変更セミナーに110人が参加して開催

日伯法律委員会( 藏掛忠明委員長)並びにコンサルタント部会長(吉田幸司部会長)共催による2019年上期税制変更セミナーは、2019年6月25日午後1時30分から6時過ぎまでマクソウドホテルに110人が参加して開催、前半の進行役はPwC Brasilジャパンデスク担当パートナーのMarco Antonio Fernandes Quadros副委員長並びにコンサルタント副部会長のEYの西口阿弥パートナー、副委員長のブラジル丸紅のルイス・フジオ・サトウ総務担当マネージャーが務めた。

講演トップバッターは、MATTOS FILHO (MATTOS FILHO, VEIGA FILHO, MARREY JR. E QUIROGA ADVOGADOS)弁護士事務所のGabriela Silva de Lemos,パートナーは、クレジット活用するための支払不要な税金や障害について、法令13.670号/2018による支払い向けクレジットの停止、CSLLの純益計算法、金利回復の判例などについて説明。SOUTO CORREA ADVOGADOS税務担当のPedro Demartini弁護士は、負債や支払い義務課税に対する最新強制支払い手段について、ボルソナロ新政権は公共負債削減のために国庫庁による負債徴収強化するための引き締め強化、規範通達COSIT4号/2018、省令1750号/2018について説明。KPMG間接税担当のMaria Isabel Reis Ferreira Barbosaパートナーは、 ICMS税補償並びに補足についてICMS税補償のコンセプト、リスク納税者のクラシフィケーション、ICMS-STの償還などについて説明。PWCの労働法並びに社会保障担当のMarcel Cordeiroパートナーは、雇用主に対する色々な税制面に於けるベネフィットについて、ストックオプション、希望退職制度、高等教育向け教育補助、食事補助などのe-Socialでのクラシフィケーション、改正労働以降の見解の相違などについてそれぞれ講演、質疑応答ではクレジット金利、ICMS税の償還、従業員に対するベネフィットなどが挙げられた。

コーヒーブレークを挟んで午後4時10分から進行役は、副委員長のKPMG労働法並びに社会保障担当のワルテル・マサオ・シミヅパートナーが務め、EYのFernando Pompeo取締役は、電子的情報管理による工業保税倉庫向け特別関税制度(RECOF-SPED)並びに税制恩典やオペレーションについて、SISCOMEXの推移、ブラジルの輸出のGDP比並びに他国との比較、オフショアマーケット回復、サービス及び無形資産の貿易に伴う収支総合統計処理システム(SISCOSERV)、電子的情報管理による工業保税倉庫向け特別関税制度(RECOF-SPED)のコンセプトなどについて説明。MACHADO MEYER (MACHADO MEYER SENDACZ E OPICE ADVOGADOS)弁護士事務所税務担当のCamila Galvãoパートナーは、天然ガス市場開放と税制について、代替エネルギーの過渡期に於ける天然ガス市場開放による効果、ガスパイプライン輸送による州税のICMS税の分割、ガス輸出州及びガス消費州のICMS徴収の調整などについて説明。PINHEIRO NETO ADVOGADOS税務担当のTiago Moreira Vieira Rochaシニア弁護士は、海外からの投資に対する最終ベネフィット先について、マネーロンダリングやテロ資金供与対策に関する国際的な基準策定機関のファイナンシャル・アクション・タスクフォース(FATF)の設立、2000年にブラジルはFATF加盟、最終的なベネフィットなどについて説明。最後はDELOITTE (DELOITTE TOUCHE TOHMATSU)  税務担当 のGuilherme Giglioパートナーは、予期せぬPIS並びにCOFINSに関するクレジットの最新判例についてそれぞれ講演、質疑応答ではコンドミニアム関連課税やベネフィット恩恵などが挙げられた。

PDF発表資料は全てポルトガル語

1. MATTOS FILHO (MATTOS FILHO, VEIGA FILHO, MARREY JR. E QUIROGA ADVOGADOS)
Tema: “Tributação do Indébito Tributário e obstáculos para o aproveitamento de créditos”
Expositora: Gabriela Silva de Lemos, Sócia
PDF anexo: Apresentação da Palestra
 
2. SOUTO CORREA ADVOGADOS   
Tema: “Recentes ferramentas de coação ao pagamento de débitos e de responsabilização tributária”
Expositor: Pedro Demartini, Advogado da Área Tributária  
PDF anexo: Apresentação da Palestra 
    
3. KPMG  
Tema: “ICMS Ressarcimento ou Complemento” 
Expositora: Maria Isabel Reis Ferreira Barbosa, Sócia de Tributos Indiretos
PDF anexo: Apresentação da Palestra 
    
4. PWC Brasil
Tema: “Benefícios a empregados – As várias faces da tributação”  
Expositor: Marcel Cordeiro, Sócio responsável pelas Áreas Trabalhista e Previdenciária
PDF anexo: Apresentação da Palestra
     
5. EY 
Tema: “RECOF-SPED e seus benefícios fiscais e operacionais”  
Expositor: Fernando Pompeo dos Santos, Diretor-Executivo
PDF anexo: Apresentação da Palestra  
 
6. MACHADO MEYER (MACHADO MEYER SENDACZ E OPICE ADVOGADOS)
Tema: “A abertura do mercado de gás natural e os tributos”
Expositora: Camila Galvão, Sócia do Setor Tributário 
PDF anexo: Apresentação da Palestra
    
7. PINHEIRO NETO ADVOGADOS 
Tema: “Identificação de Beneficiário Final em investimentos estrangeiros”
Expositor: Tiago Moreira Vieira Rocha, Advogado-Sênior da Área Tributária
PDF anexo: Apresentação da Palestra
   
8. DELOITTE (DELOITTE TOUCHE TOHMATSU)   
Tema: “Créditos extemporâneos de PIS e COFINS à luz da jurisprudência recente”. 
Expositor: Guilherme Giglio, Sócio de Consultoria Tributária
PDF anexo: Apresentação da Palestra


Marco Antonio Fernandes Quadros e Marcel Cordeiro (PwC Brasil), Gabriela Silva de Lemos (Mattos Filho, Veiga Filho, Marrey Jr. e Quiroga Advogados), Aya Nishiguchi (EY), Maria Isabel Reis Ferreira Barbosa (KPMG) e  Pedro Demartini (Souto Correa Advogados) (Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

Valter Massao Shimidu (KPMG), Luiz Fujio Sato (Marubeni Brasil), Fernando Pompeo dos Santos (EY), Guilherme Giglio (Deloitte Touche Tohmatsu), Camila Galvão (Machado Meyer Sendacz e Opice Advogados) e Tiago Moreira Vieira Rocha (Pinheiro Neto Advogados)

Rubens Ito / CCIJB – 25/06/2019

 

 

 

 

 

 

 

文協主催の国際日系デーパネルディスカッション「Os Legados de Uma Cultura」

2019年6月25日夜、ブラジル日本文化福祉協会(文協)の大講堂で国際日系デー(6月20日)を祝い、パネルディスカッション「Os Legados de Uma Cultura」が開催された。1,300人収容の大講堂が満席となった。

石川レナト文協会長、野口泰在サンパウロ日本国総領事のスピーチに始まり、ブラジルナレッジマネジメント協会のアンドレ・サイトウ(Andre Saito)会長からの次世代日系人育成を目的としたProjeto Geracao の紹介が行われた。

続いて、石川文協会長、野口総領事、山田県連会長、西尾宮坂国人財団理事長、岩水日伯文化連盟(アリアンサ)副会長、佐藤JICAブラジル所長、野村サンパウロ市議会議員、平田事務局長ほか数名で鏡割りの儀式が行われた。

白石テルマ(日本食普及親善大使、レストラン「藍染」オーナー兼シェフ」)による講演では同氏の日系人としての経歴や「もったいない」、「頑張る」、「生きがい」、「感謝」、「一期一会」などの日本人の価値観、フィロソフィーについて語った。

マルシオ・ゴーメス(Marcio Gomes)TVグローボレポーターは5年間の東京特派員体験談や感想を述べ、掃除や部活などの日本の教育システムなどについてのルポ動画も披露。

一方、クローヴィス・デ・バーホス(Clóvis de Barros)サンパウロ大学コミュニケーション学科倫理学教授は日本人の他人に対する思いやりや親切さなどについてユーモアあふれるトークで観客を魅了した。

その後、JCI日本ブラジル青年会議所会長のロドルフォ・ワダ氏、アレシャンドレ・カワセ元会長がモデレーターとなり、白石、ゴーメス両氏と対談を行った。

マガジン・ルイザ社社長のルイザ・トラジャーノ(Luiza Trajano)氏が閉会の言葉を述べ終了した。

 

メディカル分科会開催

メディカル分科会(市川分科会会長)は、2019年6月24日16時から、商工会議所大会議室にて会合を開催、17名が参加し活発な議論が交わされた。同分科会は、ANVISAやINMETROへの政策提言を継続して行なってきており、少しずつではあるが進展が見られる。

今回は、5月27日に発表されたINMETRO、Portaria 54/2016のパブリックコンサルテーション(Consulta Publica)対応の為、メディカル分科会としての意見をまとめる為に会合を開催、はじめにマルシオ氏と塩田氏より、これまでに欧米企業やABIMED等と提言してきている9項目について、INMETROの改正案との比較解説が行なわれた。INMETROの改正案について、産業界の9項目全てに改善がなされていないこともあり、各項目の改善内容について、丁寧に議論が行なわれた。

メディカル分科会が作成する意見書については、ABIMEDとも意見調整を行なうため、7月4日に意見摺り合わせ会合を予定している。そして、7月26日までに、分科会として、意見書をINMETROに提出することとなった。

次に、JETRO岩瀬氏より、日伯貿投委において、貿易投資における課題として、医療機器認証制度について意見する場の説明があり、この会合に向けた準備を進めていくことが議論された。分科会としては、あらゆる場において、医療機器制度改善につき、積極的に政策提言を行なっていくことで合意が得られた会合となった。

参加者は、市川分科会長(日本光電)、本川氏(日本光電)、塩田副分科会長(フジフイルム)、マルシオ氏(フジフイルム)、三好副分科会長(テルモ)、安楽副分科会長(島津製作所)、高橋副分科会長代理(パラマウントベッド)、朝倉氏(カネカ)、近藤氏(タカラベルモント)、板垣氏(パナメディカル)八柳氏(GSIクレオス)、岩瀬氏(ジェトロサンパウロ)、斉藤氏(JICAサンパウロ)、上田領事(サンパウロ総領事館)、平田事務局長、日下野総務補佐、吉田調査員。

左から市川分科会長(日本光電)/塩田副分科会長(フジフイルム)/マルシオ氏(フジフイルム)

6月の懇親昼食会は150人以上参加して開催

6月の懇親昼食会は、2019年6月19日正午から午後2時過ぎまでマクソウドホテルに150人以上が参加して開催、司会は平田藤義事務局長が務め、初めに特別ゲストとして商工会議所の2回目の参加となるXP Investimentosの著名なチーフエコノミストのZeina Latif氏、3期連続で下院議員を務めたサンパウロ商業登録所(Junta Comercial de São Paulo)のWalter Ihoshi所長を紹介した。

初めに村田俊典会頭は6月常任理事会・臨時理事会報告として、6月11日午前9時から11時までブラジリア市の下院本会議場で開催され、日系議員のルイス・ニシモリ下院議員、キム・カタギリ下院議員、山田彰大使、佐藤洋史JICA所長などが参加したブラジル日本移民111 周年記念式典で商工会議所活動を紹介、7月24日から26日の間にマルコス・シントラ経済省連邦歳入担当次官と税制改革で意見交換、7月29日から30日に第22回日伯経済合同委員会で日メルコスールEPA早期締結要請するための意見取り纏めを行っていると説明。

臨時理事会では讃井慎一総務委員長から案内したが、今年1月の建設不動産部会と繊維部会を統合し生活産業部会(建設不動産・繊維)としての合併編成に続き、今回は運輸サービス部会に所属する通信分野企業を電気・電子部会に編入し、電機・情報通信部会に変更することで承認され、8月の業種別部会長シンポジウムに向かって新部会で意見交換会すると説明した。

6月常任理事会・臨時理事会報告をする村田俊典会頭

総領事館からの報告として野口泰総領事は、総領事館関係行事関係として、各地で日本食につぃて講演活動を続けているレストラン藍染の白石テルマ・シェフに対して、5月10日に総領事公邸で日本食普及の親善大使任命式が行われた。5月20~21日,サンパウロで石川昭政・経済産業大臣政務官との意見交換会開催。5月30日,総領事公邸で天皇陛下御即位祝賀レセプション開催した。

日系社会支援関係では、太平洋戦争終結を信じず、フィリピン・ルバング島に30年近く潜伏し闘い続けた〝伝説の日本兵〟小野田寛郎さんが農場を経営していたバルゼア・アレグレ市で、5月25日,同市日本人会館でバルゼア・アレグレ入植60周年記念祭開催。6月1日,インターコンチネンタルホテルで日系社会が造ったサンタクルス病院開院80周年記念式典開催。6月1日,山田大使による憩いの園訪問。6月8日,県人会で唯一文化祭を開催している石川県人会は「第20回文化祭」開催。6月8日,カンピーナス日伯文化協会会館で第15回カンピーナス日本祭り開催。6月8日,オザスコ日伯文化体育協会会館で第10回オザスコ日本祭り開催。7月5日から7日には県連主催による第22回日本祭り開催。6月18日,イビラプエラ公園内慰霊碑及び文協ビルでブラジル日本移民111周年記念祭開催を説明した。

日本企業支援では、国費留学生と日本企業との接点拡大に向けた取組として、日本への国費留学生として,毎年,文学(日本語研究),工学,法学,経済学等の幅広い分野において,約30名の留学生を日本に派遣、これまで国費留学生と日本企業との接点があまりなかったとの問題意識の下,ブラジルに帰国した国費留学生による帰国報告会を開催し,日本企業関係者の参加で接点を拡大していくことを検討中で商工会議所とも相談予定。6月13日,C.T. Sã、o Paulo F.C.に700人が参加してサッカー日本代表との交流イベント開催。

6月16日,ジャパンハウス サンパウロで講演会「サッカーを通した交流と人材育成」開催、元選手のセザール・サンパイオ氏やワルテル・フィールドマン氏が参加してパネルディスカッション開催などを説明した。

連絡事項として、蔵掛 忠明日伯法律委員長は、2019年上期税制変更に関するセミナーは6月25日にコンサルタント部会との共催、マクソウドホテルで午後1時20分から6時まで開催、まだ席に余裕があるので参加を要請した。長野 昌幸異業種交流委員長は、異業種交流委員会主催の講演会として6月26日午後6時から盛和塾最終年の企画として、前代表世話人である板垣氏に稲盛経営哲学、JAL再生について講演。大久保 敦 企画戦略委員長/ジェトロサンパウロ所長は、ジェトロは日本経団連、ブラジル日本商工会議所と共同で、8月1日(木曜)~2日(金曜)にかけて南米大陸の中心に位置するパラグアイへ、ビジネス環境視察ミッションを派遣、主なプログラムは各国のビジネス環境、投資インセンティブなどの概要セミナー、日系企業等訪問、投資誘致機関・業界団体等とのネットワーキング構築、まだ募集人員に余裕があるので参加要請した。

代表者交代挨拶では、HISAMITSU FARMACÊUTICA DO BRASIL LITDA.の平松太郎社長は、前任者の中村社長は4年間勤務サロンパス以外でもスプレーなどを販売、2002年にマナウスに生産工場を建設、ブラジル国民の健康向上に寄与したいと述べた。新入会員紹介では、BRAZIL SUPPORT SERVICE EVENTOS E SERVIÇOS LTDA.の塚本 恭子代表は、ブラジル未来塾、7月から本格オープンするジャパンハウスのカフェ・サボール・未来、商工会議所の新年会のおせち料理を提供したグルメクラブ未来、教育・食、作法など日本の素晴らしさを紹介している。

HISAMITSU FARMACÊUTICA DO BRASIL LITDA.の平松太郎社長

3分間スピーチでは、JICAの佐藤洋史所長は新体制として本店をブラジリア市から南米のハブと なるサンパウロに中心拠点を置き、多様な協力パートナーと共に JICAビジョン「信頼で世界をつなぐ」を追求。日本の64大学と連携して実施するJICA開発大学院連携のブラジル版「フジタ・ニノミヤチェア」を始動、藤田大使や二宮教授のような人材育成を本年3月から開始、9月から大学院レベルの講義も開講。資金提供の日本進出企業とのイベント開催通知と更なる支援を要請。また、本年がブラジルへのODA60周年で、イベント企画中と報告。

元青年会議所会頭の中野マルシア コーディネーターは、文協主催の国際日系人デー 記念パネル「Os Legados de uma Cultura」は6月25日午後3時から文協で開催、2018年6月8日に国際日系の日と定められた。ブラジルには200万人に達する世界最大の日系コロニアが存在、日系人の価値観を継続するために参加を要請。平田事務局長は、マルシア コーディネーターは小柄であるが、バイタリティに富んでいると紹介した。

講師歓迎の辞で、ブラジル金融界に顔の広い村田会頭の招待を快諾したXP InvestimentosチーフエコノミストのZeina Latif氏は、エスタード・デ・サンパウロ紙の経済欄コラムニストで2016年2月にも講演している。また連邦下院議員を3期連続で務め、日伯議員連盟会長を務めたサンパウロ商業登録所(Junta Comercial de São Paulo – JUCESP)所長の飯星ヴァルテル(Walter Ihoshi)氏の略歴を村田会頭は紹介した。

初めにZeina Latif氏は「今後の経済展望」と題して、現在の経済状態は経済・政治・社会学面からも考察する必要があり、経済状態を説明するのはフラットな発言は難しい。テーメル政権時よりもボルソナロ新政権に対する企業家の信頼感が低下して憂慮している。今年のGDP伸び率はカルドーゾ政権やルーラ政権の年間平均3.5%を大幅に下回る1.0%にしか達しない。GDP伸び率を引き上げるには、構造改革以外にもマンパワーの質向上で生産性を図るための人材育成のために教育向上が不可欠となっている。

税制も簡素化が第一歩であり、国会に責任を負わせてはいけない。ブラジルでは政党が多すぎる。米国は2大政党だけであるが、ブラジルは30政党もあり、政治工作に無駄な時間を費やす。また失業者や就職活動を停止した人などを含めると失業率が25%に達している。勉強も仕事もしないニート状態の若者が増加の一途となっており、早急な若者向けの教育向上政策の採用が必要であるが、ボルソナロ新政権の政治の方向性が明確でない。今年のブラジルは緊急救命室の患者の状態で、緊急室から出るには早急な年金改革をしなければならず忍耐が必要となっている。

ジウマ大統領は弾劾で追放され、後を継いだテーメル政権は一桁台の支持率で不人気であったが、プロテストされていない。後を継いだボルソナロ新政権はテーメル政権の経済政策を継続しており、ゼロからの出発ではなく、ブラジルは年金改革をはじめとした構造改革遂行で再び経済成長サイクル入りできる。

ジウマ政権の無責任な政策で致命的な公共財政赤字を記録。総人口に占める働く人の割合が上昇し経済成長が促進される人口ボーナスは、昨年で終了して今後は高齢化が進み、60歳以上の人口の割合が増加する。1960年代は女性の平均的な子供の数は6.0人であったが、昨年は1.7人に減少、特に富裕層の子供の数は劇的に減少している一方で、貧困層の出生率が高い。昨年の年金・恩給の支出はGDP比14.0%と若年層が多いにも拘らず、年金支出率が非常に高く、早急な年金改革をしなければ財政破綻が避けられない。

今後数年間で連邦政府の財政赤字はGDP比80%に達する。大半の州政府は公務員の年金支払いで破たん状態となっている。年金改革をしなければジウマ政権の二の舞になる。テーメル政権の支持率は10%以下であったが、財政政策を正しい方向に戻し、労働改革やメンサロン以来初めて経済成長政策を導入した。

ボルソナロ新政権による年金改革は上期かどうかわからないが必ず達成する。XPでは下半期の年金改革を予想、年金改革による財政赤字は減少するが、赤字はなくならない。実業界の信頼回復や設備投資の再開が予想されるが、堅調なGDP伸び率達成には税制改革などの構造改革が不可欠。また高校生の60%が算数の初歩的な水準に留まっており、機能的な識字率が低い。15歳から19歳の国民の23%がニート状態で最小限の教育水準の若者の確保が急務となっている。

ボルソナロ大統領は年金改革をしなければブラジルが財政破綻することを承知しており、支持率は低いながらも昨年5月のトラック運転手による抗議ストライキなどは発生しない。年金改革に続いて税制改革など一連の構造改革を進めればブラジルコスト低減と共に国内外投資家の信用回復に伴ってインフラ整備が進み、持続可能な成長に繋がるが、困難な政治改革に着手する必要があると説明した。質疑応答では人間ドックを受けたみたいで病状が分かりやすかった。今後の投資時期はいつになるかとの問いに、作りかけの国であるが将来は膨大なポテンシャルがある。テーメル前政権から構造改革に向かって進みだして、構造改革を議論する国になった。外的要因がよくなれば投資環境は改善する。しかしいきなりスイスのような国、GDPが4.0%伸びる国にはならない。ブラジルは初めて構造改革を進めており、実業界の改革を理解している。財政赤字の累積でお金が無くなったのもかえって良かったかもしれないとコメントしている。

Investimentosの著名なチーフエコノミストのZeina Latif氏

続いてサンパウロ商業登録所(Junta Comercial de São Paulo – JUCESP)所長の飯星ヴァルテル(Walter Ihoshi)氏は、「サンパウロ商業登録所」と題して、初めに下院議員を3期連続で務め、昨年サンパウロ州政府のジョアン・ドリア知事から指名を受けてJUCESP所長に就任したことを説明、飯星氏は所長就任後に脱官僚化並びにビジネス環境整備、デジタル化によるペーパーレス化を目標に、果敢にJUCESPの組織改革や仕事の見直しによる簡素化促進で、ひいては日本とブラジル実業界の関係強化に繋がると説明した。

JUCESPは1985年設立、2012年に独立行政法人となり、ブラジルにおいて法人は会社の設立、株式の増資、経営者、取締役会、住所などの変更、支店の開設および閉鎖等において法的効果を得るためには商業登録所にて登録する必要があり、代理人の任命 、会社形態の選択 、会社定款の作成、定款登記、法人登録番号(CNPJ)の取得、 資本金の送金、ブラジル中央銀行への登録 、輸入許可・製造許可の取得 などの煩雑な業務を行っている。

しかしJUCESPの組織は硬直的な官僚制が残っており、仕事の速度が遅い。また1890年代の書類も保存してあったので、早急なデジタル化によるペーパーレスを目指している。昨年の情報検索は380万件、登記手続きは150万件、投資書類はデジタル媒体で会社の申請が可能となる。州内には42カ所の支店が網羅されており、JUCESP本部は全国27カ所の本部で行う投資の42%を占め、2位はパラナ州並びに3位はミナス州、4位はサンタ・カタリーナ州であるがそれぞれ一桁台に留まっている。

昨年1月から4月までの企業開設は1万3,000件で平均3.6日を要していたが、今年は手順に見直しで1万9,000件をさばいてドリア知事が要求していた平均24時間に短縮した。全国の商業登録所のシステムを統合して年末までにファストトラップ化して、どこの商業登録所でも検索できるようにする。またプロセスの再構築化、書類審査の簡略化で3年以内に100%のペーパーレス化を目標にしていると説明した。質疑応答では政党数が30党に及ぶ影響に対して、飯星氏は、所長ではなく一国民の回答として、政治改革の一環として政党数の削減で生産性のある国会の必要性を強調。村田会頭から両氏に記念プレートが贈呈された。

サンパウロ商業登録所(Junta Comercial de São Paulo)のWalter Ihoshi所長

ブラジル日本移民111周年記念行事開催

毎年の定例行事のブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)主催で2019年6月18日午前にサン・ゴンサロ教会でブラジル日本移民111周年記念行事の先駆者慰霊ミサを開催、平田藤義事務局長が参加。サンパウロ総領事館はじめ、文協、援協、県連など各日系団体関係者たちが出席。先人の遺徳を偲び、その足跡を振り返った。

またイビラプエーラ公園では10時半からブラジル日本都道府県人会連合会(山田康夫会長)が主催する開拓者先亡者慰霊祭、午後から日伯文化福祉協会(石川レナト会長)で開拓先亡者追悼法要が厳粛に執り行われ、村田俊典会頭が参加した。

日メルコEPA準備TF WG会合を開催

2019年6月17日(月)16時30分より、会議所図書室にて日メルコスールEPA準備タスクフォースWG会合を実施、来る7月29日、30日にサンパウロで開催が予定される第22回日伯経済合同委員会での会議所発表内容について意見交換が行われた。

出席者は、村田俊典 会頭(双日ブラジル)、芦刈宏司WGメンバー(ブラジル三井物産)、二宮康史WGメンバー(ジェトロサンパウロ)、大塚未涼WGメンバー(ブラジル三井物産)、事務局から平田藤義事務局長、日下野成次総務補佐、近藤千里アシスタント。

(RI / CCIJB – 17/06/2019)

65人が参加して労働問題研究会開催

 企業経営・地場企業推進委員会(ワグネル 鈴木委員長)の労働問題研究会は、2019年6月12日午後4時から6時まで65人が参加して開催、初めにStüssi-Neves AdvogadosのCharles Wowkパートナーは、『個人情報保護令全般について』、続いてGaia Silva Gaede Advogados労働法担当のMaria Beatriz Ribeiro Dias Tilkianマネージャーは、『労働改正法後の労働時間変更について』それぞれ講演した。

PDF anexos:
1. "Lei Geral de Proteção de Dados Pessoais (LGPD)" 
2. "Jornada de trabalho e a reforma trabalhista"

Fernando Seiji Mihara (Stüssi-Neves Advogados), Maria Beatriz Ribeiro Dias Tilkian (Gaia Silva Gaede Advogados), Charles Wowk (Stüssi-Neves Advogados) e Wagner Suzuki (Construtora Hoss) 
(Fotos: Rubens Ito / CCIJB)

 

下院ブラジル日本移民111 周年記念式典開催

ブラジル日本移民111 周年記念式典は、2019年6月11日午前9時から11時まで下院本会議場に来賓多数が参加して開催、日系議員のルイス・ニシモリ下院議員、キム・カタギリ下院議員、Vitor Lippi下院議員、Julia Lucy下院議員がそれぞれ開催挨拶を行い、続いて主賓である在ブラジル日本国大使館の山田彰大使、佐藤洋史JICAブラジル事務所長、村田俊典商工会議所会頭、レナト・イシカワ文協(サンパウロ)会長、エドアルド・スズキAlianca Cultural do Japao(パラナ)代表が祝辞を述べた。

ブラジル日本移民111 周年記念式典プログラム

村田俊典商工会議所会頭の挨拶文(日本語)

村田俊典商工会議所会頭の挨拶文(ポルトガル語)

ブラジル日本移民111 周年記念式典の録音ビデオ
https://www2.camara.leg.br/atividade-legislativa/webcamara/videoArquivo?codSessao=77432#videoTitulo

平田事務局長、地方商工会議所を訪問(6月11日~14日)

平田事務局長は11日から14日の日程で地方の商工会議所を表敬訪問した。ボルソナーロ新政権が誕生、各種構造改革を進めている中で他国に劣後せず積極的に日本からブラジルにより一層の企業進出を促すためだ。今年の初の常任理事会(土屋会頭)で年2回の頻度を目途に会頭や副会頭等が積極的に東京、静岡、浜松、名古屋、大阪地域に出向き、積極的にもっとブラジルをPR、売り込んで中堅・中小企業を中心に誘致していこうという趣旨に沿った会員増強の施策の一環でもある。先ず、事務局長間同士の名刺交換に始まる道筋開拓の行脚訪問である。東京ではまず国際公共政策センター(CIPPS)理事長の田中直毅氏と中国経済とブラジル経済の違いや将来展望について意見交換、ジョン・デ・メンドンサ・リマ・ネト在京ブラジル総領事(同氏が産業開発庁(ABDI)勤務時代、イノベーションの導入について意見交換)、に会い、在日本ブラジル商工会議所幹部等(行徳セルソ会頭、清水裕幸専務、堀坂浩太郎顧問:上智大名誉教授)と出稼ぎ者の教育問題や将来的には日伯の懸け橋となる人材育成および両国の中小企業活性化の立役者としての活用等々について忌憚なく懇談。
 
清水、平田、サウロ(総領事代理)、メンドンサ(総領事)、セルソ、堀坂諸氏

なお、国際協力銀行(JBIC)の企画部門の調査部を訪問、日本企業のメキシコへの進出状況(現在1300社=2005年比で4倍増になった背景)およびブラジル進出との違い(60年間で僅か600社~700社)について比較分析、もっと細かい業種・分野別分類のブレークダウンをお願いした。JBICでは鉱物資源部も同席。

前列左から調査部第1ユニット長の春日剛氏、平田事務局長、鉱物資源部第2ユニット長の高橋直樹氏、後列左から調査部第1ユニットの本吉千紘氏、調査部第1ユニット兼第2ユニットの池永あずさ氏、鉱物資源部第2ユニットの田中豪氏

12日に静岡県商工会議所連合会の専務理事・事務局長、浜松市市役所では長田繁喜副市長や渡瀬充雄産業部長、寺田聖子文化振興担当部長等と今年7月の浜松市長来伯案件について懇談、

左から長田副市長、平田事務局長、寺田文化振興担当部長、渡瀬産業部長

また、浜松いわた信用金庫の高木昭三会長および高柳裕久副理事長等と久々にボルソナーロ新政権下の構造改革進捗状況について意見交換、

髙木会長(左)と平田事務局長

高柳副理事長(左)と平田事務局長

また、フーバルチ・エルネスト在浜松ブラジル総領事とは今後のブラジル経済セミナーを中小企業を対象に開催して行くに当たっては、過去2014年9月にいわしんが主催した同セミナーの開催形式に倣って行って行く方向で一致した。

エルネスト在浜松ブラジル総領事と平田事務局長

13日、名古屋商工会議所の理事・企画調整部長、インフラ・国際ユニット長およびインフラ国際担当主任等と意見交換、日本における愛知県・名古屋の存在感を示す各種データやブラジルに既に進出を果たした55社のリストを受理。JETRO名古屋では梶田所長とアジアン諸国での日本企業の投資動向について意見交換。昨年9月トヨタのハイブリッド車の組み立て工場見学に同行したネイ・ビテンクール在名古屋ブラジル総領事と再会面談、同氏は来年8月ころを見計らい、所管地域の中堅中小企業を対象に「ブラジル経済セミナー」の開催を強く望んだ。
 
左から平田事務局長、ビテンクール在名古屋ブラジル総領事、ジョン・デ・メーロ同副総領事

14日、大阪商工会議所の国際部長、国際部課長、大阪姉妹都市協会顧問および事務局長、東大阪商工会議所常務理事・事務局長、中小企業相談所所長、また大阪市経済戦略局立地交流推進部長の和田彩氏、同部の都市間交流担当課長代理の植田壮彦氏、国際担当・都市間交流担当係長の川上勇氏、すでに訪伯経験がある木戸ミサ氏等と忌憚のない懇談会を行った。大阪関西はラグビー・ワールドカップ(2019/9~11月)、ワールドマスターズゲーム(2021/5月)、2025大阪関西万博など国際イベントが目白押しの状況を拝聴。今年は大阪市とサンパウロ市が姉妹都市提携50周年を迎える機会に和田氏は各種プロモーションをサンパウロ市で行いたいと意気込みを語った。大阪の知名度をより一層上げて観光客の誘致につなげたい大阪らしい商機たくましいアイデアだ。今年8月18日から24日の日程でサンパウロ市を訪問する。

大阪地域訪問のスケジュールの作成から新大阪に到着して以来、懇切丁寧に全ての訪問先に同行頂いた三信インターナショナルの三宅信史社長にこのHP上で感謝を申し上げる。

訪問先の在日本ブラジル総領事館(東京、浜松、名古屋)や地方の商工会議所(静岡、名古屋、大阪、東大阪)および市役所(浜松、大阪市)ではブラジル連邦共和国概要資料(http://jp.camaradojapao.org.br/upload/files/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E6%A6%82%E8%A6%81%2020190605-2.pdf)およびブラジル日本商工会議所ビデオ(3分間動画)を紹介した。