今年のブラジル国内の消費は5 兆レアルも地域格差拡大予想(2023年8月8日付けヴァロール紙)

2023年のブラジル国内の消費能力は、Covid-19パンデミック発生の2020年は前年割れが発生していたが、2021年は4兆7000億レアルまで回復したが、 2022年はインフレや金利高の高止まりなどの要因で消費が前年の水準に留まっている。

多くのエコノミストやコンサルタントは、8月以降の政策誘導金利Selicの継続した引下げやコントロールされているインフレで、下半期は実質賃金の上昇による緩やかな消費拡大を予想しているが、地域格差が拡大すると予想している。

今後のブラジル国内の経済成長は均等な所得分配に結び付かないが、ブラジル国内の消費を拡大するが、熟練労働者の早急な育成が不可欠と全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)エコノミストのFabio Bentes氏は指摘している。

今年6月のブラジル地理統計院(IBGE)人口動態調査で実施された一連の調査データによると、今年の潜在消費について最も楽観的ではない推定値を示した10州のうち半数以上が最も社会格差が大きな州でアマパ州、アマゾナス州・北大河州、パラー州などとなっている。

2023 年のブラジル国内の消費ポテンシャル動向予測が最も優れている州は中西部と南部であり、指針を動かさない場所と言われている。この地域は農業と畜産業に強いため、依然として労働者の雇用が低く、少数の人々の手に富が集中して消費のためのリソースが循環しているとGeofusion 社データ プロダクト マネージャーのIsabela Albuquerque氏は指摘している。

またこれは、商業、サービス、工業など、より多くの人を雇用する活動に労働力が集中している地域に比べて、所得の広がりが少なく、そのペースも遅いためであると説明している。

ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad )の調査結果を発表によると、2019年から2023年にかけてブラジルの中部地域で雇用創出のペースが高まっているにもかかわらず、農業は直接雇用を生み出す主要な産業ではなく、今年3月にこの地域で新規雇用総数のうち、僅か8%が農業、畜産、森林生産、漁業、水産養殖の分野に従事している。

これはサンパウロやリオデジャネイロでの雇用形態とは反対で、数多くのマンパワーが必要なサービス部門や商業部門の雇用が少ないためとなっている。

サンパウロやリオデジャネイロでは、強力なサービス部門と商業部門が大きな雇用を生み出し、収入をさらに分散させているにもかかわらず、はるかに低い消費伸び率を予測 。Geofusion 社は、2023 年のサンパウロ州の名目上昇率が 2.57% と リオ州は0.25% を予想している一方で、マット・グロッソ州では 11.94%と二桁台の伸び率を予想、パラナ州は 8.79%、ゴイアス州は 6.19% を予測している。

一方でサンタ・カタリーナ州及びエスピリット・サント州は、州政府の財政状況の観点から見ると、これらの地域は州政府の会計の質が高く、新しい経済活動が発展している地域と全国商業財・サービス・観光・商業連合(CNC)エコノミストのFabio Bentes氏は指摘している。

2023年のブラジル国内の地域別消費の伸び率予想及び2019年~2022年のブラジル国内の消費総額及び伸び率の推移

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